1984年に国鉄幡生工場で余剰となっていた20系客車を改造して制作されたジョイフルトレイン。改造後に改番されているものの、電源やブレーキ系統は弄くられていないので未改造の20系とも連結可能。
改造内容はB寝台の下段の間をスペーサーで埋められるようにしてフラット化、簡易お座敷個室として利用できるようにというシンプルなもの。
20系の他、フリースペースのラウンジカーとして14系客車の食堂車オシ14-1から改造されたオハ14-701を組み込んでいる。サービス電源の供給元をカヤ21としたため、電源回路・ブレーキの変換装置を搭載して対処している。
登場時の塗装は20系標準色のままで、民営化後の1990年12月に白を基調としたオリジナル塗装に変更された。この塗装変更と前後してカヤ21 123・ナハネフ23 14・ナハネ20 331・335がカラーリングのみを合わせてホリデーパルへ編入された。多客期の臨時運用の際、増結したときの外観を考慮したものか。
大口団体用のほか、寝台部スペーサーを取り付けずラウンジカーを編成から外したうえで「あさかぜ51・52号」「玄海」などの多客期臨時列車に通常の20系同様充当されることも多かった。
1997年3月に老朽化を理由として廃車された。