パパ製造機とは、『Fate/GrandOrder』の登場サーヴァント「フランケンシュタイン(水着)」のファンからのあだ名である。
がいせつ
ことの発端は2017年の水着イベント「デッドヒート・サマーレース!」の序章だった。
暑さに耐えかねたフランケンシュタインは廊下にあるポスターでレースイベントを催すことを知り、レース中の走行で涼を取りつつ聖杯をゲットして涼しい夏を満喫しようと決意。
さっそく親交のあるMr.バベッジに協力を仰ぎに行ったフランだったが、バベッジのいるロンドンで、なんとも胡散臭いアラフィフ紳士プロフェッサーMにも遭遇する。
そこでフランはカルデアに秘密裏に公布されていた「対犯罪紳士マニュアル」に従い、プロフェッサーMをおだてて要領よく味方に引き込む。
そのトドメの一発が――
フラン
「よろ……。しく……。 ぱぱ」
この発言だった。
———後に。
その時の衝撃をとある数学教授はこう語っている。
ガチャーン……とね。
自分の中で……何かが啓けたような気がしましてね。
言葉とは、何と雄弁なものなのだろうと。
そして、何と蠱惑的なのだろうと。
……はい。
あのとき、私は生まれて初めて涙を流しました。
あの一言で、私は人間の一生を生きた気がするのです……。
純粋で聡明な人造少女から放たれた言霊は、アラフィフの精神に『磔刑の雷樹』級の衝撃を見舞い、一撃で昏倒させたばかりか、“犯罪紳士”の異名を取る悪のカリスマに一抹の善心と親心まで芽生えさせてしまう。
結果、プロフェッサー・Mの全面協力を取り付けることに成功し、ついでに彼の技術で霊基も多少イジってセイバークラスへと変化。おかげで狂化が弱まり、割と安定した会話も可能になった。
そしてフランの可愛さにやられたプレイヤーたちもこぞってアラフィフの二の舞となった。
ようやく
ざっくりまとめるとこうである。
フランちゃんの水着かわいいやったーーーーーーーーーーーーー!!!!!
そんな感じで、彼女の水着姿にメロメロになったアラフィフを筆頭に、マスターたちもこぞってフランに世話を焼きたがる姿が頻出している。
なんの欲もなく純粋に催し物を満喫する、幼さが抜けない美少女を目の当りにしたら、まぁ、確かにおっさんの年代に近づくプレイヤーたちからすれば、キュン死級の御褒美であるともいえなくもない。
サーヴァントとしても、癖は強いが水着サーヴァントのお約束でリスクがリターンに勝る性能を持っているうえに、唯一のセイバー枠でのイベントボーナス対象なのも手伝って、彼女の召喚を試みるプレイヤーは後を絶たない。
かわいい・強い・お得と、三役揃った無敵のフランちゃんに、今日もアラフィフとマスターたちは親バカ丸出しで付き添うのだった。
ちなみに新宿のアーチャーがプロフェッサーMと自称したのはこれが初めて。
『ネロ祭2017』では「デッドヒート・サマーレース!」からの繋がりでフランケンシュタイン、チャールズ・バベッジとチームを組む際のやり取りや、別のイベントでもこの名前は使用されている。
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Fate/GrandOrder デッドヒート・サマーレース!/デスジェイル・サマーエスケイプ
フランケンシュタイン(Fate) フランケンシュタイン(水着)