ピカイア!

ぴかいあ

『ピカイア!』は、2015年4月よりNHK Eテレにて放送の日本のテレビアニメ作品。

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目次 [非表示]

1 概要

2 ストーリー

3 登場人物

4 用語

5 スタッフ

6 主題歌

7 関連タグ

8 外部リンク

概要

2014年3月29日 7:15 - 7:30の15分枠で、パイロット版ともいうべき同名タイトルの番組を放送。その後2015年に放送90年を記念したNHKスペシャル『生命大躍進』の連動番組としてプロダクションI.Gとオー・エル・エム、NHKとNHKエデュケーショナルの4社によるテレビアニメーションシリーズとして制作される。メインスタッフ・キャストにほぼ変更はない。アニメーションで科学の解説を目指しており、カンブリア紀と生命の不思議を探索していく。

同年4月29日に第1話、続けて5月4日から5月6日にかけて第2話から第4話を放送。第5話以降は7月20日より7月30日まで平日の10:00 - 10:15に放送。NHKアニメなので気が付くと再放送している。番組放送後は特別コーナーとして登場キャラクターのモーリスとオープニングテーマを歌うelfin'メンバーによる「教えて!モーリス」が放送。2014年版に引き続きイギリス自然史博物館のアンドリュー・パーカー博士が出演し作中に登場する生物の解説を行う。

2015年10月からシリーズの再放送を行う事がNHK公式で発表されていた。

2016年10月に2期の制作が発表され、「ピカイア‼︎」（!が2つ）のタイトルで翌年の2017年2月26日に放送が開始された。

ストーリー

1期

遠い未来、人類は生命が住めなくなった地球を出てスペースコロニーを拠点に恒星間移民を始めていた。

パーカー博士の下でカンブリア・プロジェクトの調査員として働いていたヴィンスとハナは、地球再生の鍵であるロスト・コードを求めて、カンブリア紀の地球へと向かう。

2期

古生代後期の各時代の次元調査が開始されることになり、ヴィンスとハナはプロジェクトの指揮官となったモーリス博士の下で調査の任につく。

かつて次元調査の妨害をしていたウェンディも加わり、3人の次元ダイバーによる新たな時代の次元ダイブが幕を開ける。

登場人物

ヴィンセント=ライト

声 - 田谷隼

通称はヴィンス。好奇心旺盛で活動的な14歳の男の子。目の前の状況を楽しみ、そして目的解決のために全力を尽くす熱い心を持っている。素直で明るく、手先も器用。運動センスも抜群で、科学庁が行ったBMSの適合試験ではトップレベルの成績を修めて、パーカー博士にその才能を見出された。

BMSの色は薄い青。次元ダイブ用スーツのカラーは紺色。

ハンナ=アニング

声 - 諏訪彩花

通称はハナ。なにごとも計画的で負けず嫌い。予習復習にも余念がない勉強熱心な14歳の女の子。ヴィンスの一見なにも考えていないような行動に不安を覚えつつも、その前向きな姿勢を羨ましくも思う一面もある。作業のご褒美に時折出されるスイーツが大好き。ムシや爬虫類を大の苦手としている。

BMSの色はピンク。次元ダイブ用スーツのカラーはマゼンタ。

ピカイア

声 - 水橋かおり(「ぴかいあ」と鳴く)

カンブリア紀に生息した実在の脊索動物「ピカイア」をもとに、パーカー博士によって作られたのがテスター・ピカイア。ヴィンスたちがカンブリア紀の海でロスト・コードを探す際に、その居場所を感知し、ＤＮＡ情報を抽出する役目を担う。

パーカー博士

声 - 大川透

地球再生計画『カンブリア・プロジェクト』を提唱したコロニーの科学庁の研究者。頭の回転が早すぎて、人を不安にさせる一面もあるが基本的には優秀な人材。BMSの原型となるバイオスーツや次元転送、次元プリンタなどの研究開発者のひとりでもある。そのため評議会はパーカーを恒星間移民計画のスタッフに組み込みたいと考えている。

モーリス

声 - 野島裕史

パーカー博士の助手として『カンブリア・プロジェクト』のサポートをしている、冷静沈着な青年。生物学に関する知識が豊富で、カンブリア紀を対象とした調査のためにスタッフとして選抜された。次元調査中はパーカー教授を補佐するオペレーターとしてBMSのチェックやバイオミメティクスモードのコントロールをしている。

イルマ大統領

声 - 木下紗華

全人類が生活するコロニー評議会の最高責任者。人類の未来を第一に考え、冷静な判断を下す。フレイザーが提案する恒星間移民計画が評議会の大多数の支持を得る中、パーカー博士の地球再生計画の調査にも可能性を感じ、その調査を承認した。パーカー博士とは個人的に同世代であり同じ研究を志した過去があるとも言われている。

フレイザー副大統領

声 - 稲田徹

コロニー評議会の副大統領にして、恒星間移民計画の推進者。来る大規模移民に向けて移民船の建造と対象となる移住惑星の改造のために、優秀な人材を常に欲している。そのためパーカー博士の行っている地球再生計画を中止し、恒星間移民計画のスタッフにしたいと考えている。

ウェンディ・オーウェン

声 - 田中あいみ

評議会のイルマ大統領およびフレイザー副大統領の補佐をする秘書。フレイザー副大統領の個人的な研究計画の助手もしており、BMSのコントロールの適合者でもある。(なのでカンブリア紀へ出張もする)普段は口数も少なく一歩ひいた姿勢で大統領たちに尽くしているが、胸の内でなにを考えているのかわからない一面もある。

2期ではヴィンスとハナの仲間になったと同時に髪型と服装とダイブ用スーツの色が変更された。（前述の髪型は輪っか結びツインテールからツインシニヨンに、服装は上着とスカートとブーツの組み合わせからノースリーブワンピースとネックレスとスニーカーに、ダイブ用スーツは紫から白に変更。）

用語

カンブリア・プロジェクト

パーカーが提唱した地球再生計画。生命が多様化した時期の生態とその機能を調査し、現在の地球環境改革に生かす事が目的。恒星間移民計画を推奨しているフレイザーからは無意味と一蹴されている。

ロスト・コード

特別なDNAの情報を持つ生物。カンブリア・プロジェクトはこの生物情報を持ち帰ることも含まれる。

スペースコロニー

生命が住めなくなった地球を出た人類の移住先。第1話の時点で、コロニー内では既に移住から38世代目の人類が誕生している。

バイオミメティクス・スーツ

略称はBMS。カンブリア紀へ次元ダイブするヴィンスとハナのもう一つの体というべき物で、これを操作しロスト・コードの情報を持ち帰る事となる。現地で緊急時が発生した場合は現代でバックアップをするパーカーが緊急ボタンを押すことで離脱する事ができる。パイロットスーツを着て搭乗、しかるべき状況でしかるべき対応ができる生物の特性を発現させる。