概要
英名:Falanx
学名:Amphimorphodus cynomorphus
5000万年後の北半球の大陸の内陸部の草原に棲息するネズミの子孫。
ネズミは大変適応力が高く、現状 齧歯類は、翼手類と並んで、哺乳類の中でも最も数が多く、本種の祖先とされているドブネズミやクマネズミ、そしてハツカネズミと言ったイエネズミは人類が作った環境に何一つ弊害なく適応していた数少ない動物の一つであった。
その為、人類絶滅後も生き残り、環境に適応し切れなかったイヌ科やネコ科またはクマ科等の食肉目の多くが絶滅した後に、それに取って代わって、肉食動物に進化したのであった。
ファランクスは現生のオオカミと同サイズであり、彼らと同様、力任せに追っているわけではなく、ペアを中心に、順位がきちんと決まった更に大きな群れを作り、数頭の見事なチームプレイで主に植物食動物のラバックを狩る。
このファランクスなどの捕食者へと進化した齧歯類を、「プレデターラット」と総称する。
ファランクスの頭部は全体的にはイヌ科やイタチ科のようであり、胴体もイヌ科に近いが、ネズミの巨大な門歯がそのまま犬歯の代わりになっていることで全く違う動物であることが解る。一方で尻尾は長く毛が極めて少ないもので祖先のネズミとまるで変わっていない(恐らくは祖先を解りやすくするために作者の意図的なものもある)。
一方、そんなプレデターラットの影響もあって更に衰退した食肉目だが、他地域と分離した南米大陸や、レムーリア島(ファンからハイエナの一部が生存と囁かれる)のような島大陸。山岳地帯やタイガ林のような寒冷地などでは、プレデターラットは進出あるいは適応できず、細々と生き残っている事が示唆されている。
関連タグ
オオカミ……人類時代に同生態系地位を担っていた捕食者