概要
イクス達と敵対する組織「救世軍」の幹部。
口調は丁寧だが、慇懃無礼な性格。
当初は全身をローブで覆っており、素顔が判明するのは11章。その素顔は一部を編んだ黒い長髪に右目にはタトゥーとモノクルをしている美形。
鏡士の力を持っているようで、光魔を召喚したり、魔鏡術を操る。その力は凄まじく、鏡映点をコピーしたり魔物を作り出したり、既に具現化した鏡映点を別の時間軸からも具現化、果てにはカレイドスコープの力を借りるか「ビクエ」しかできない筈の大陸の具現化までできる。
「ファントム」という名前は、「魔鏡術に焦がれた哀れな幻影」である自分に丁度いい名前として名乗っており、真名は別にある。
裏である目的の為に計画を進めており、救世軍初代リーダー及び創始者のフリーセルがその邪魔になると考え暗殺。傀儡のリーダーとしてマークを就け、自身は権力を牛耳る。
その為マークとは反りが合わず、協力関係にある裏ではファントムの計画阻止を図られている。
関連タグ
テイルズオブシリーズ テイルズオブザレイズ マーク・グランプ
正体(ザレイズ1部の重要なネタバレとなります)
以下ネタバレ
CV:阿部敦
性別:男性
大陸の具現化を単独で成す程の力を持つ鏡士の最高位「ビクエ」、その正体は、イクスとミリーナの幼馴染・フィルであり、「第103代ビクエ」ことフィリップ・ビクエ・レストン(ビクエになる前の本名はフィリップ・レストン)。鏡精はマーク。
元々救世軍はフィリップと彼の友人だったフリーセルが立ち上げた義勇軍であり、彼自身は救世軍の活動をマークに任せ、世界の滅びを食い止める為の研究を行っていた。
イクス曰くフィルは現在15歳の筈で、彼自身自らを鏡士として半人前だと語っていたらしい。しかしフィルの魔鏡をファントムが所持しており、更にゲフィオンはファントムを「ビクエ」の称号で呼び、彼も自称していた。
終盤において更に彼についての謎が解明する。
彼の真の正体は、本物のフィリップが鏡士の力を使って具現化したもう1人のフィリップである。また、同一時間に同一存在を具現化した反動(自震)で精神にダメージを受けた事が原因となり、半ば暴走状態となっている。
暴走した彼の目的は世界を自らが望む楽園に造り替えること。
同一時間に同一存在を具現化すると、大元と具現化体はその記憶を共有する。ファントムは、自震の影響でフィリップとの性格に差異が生まれた事により、共有する記憶から過去の彼の行動に共感するのでなく不満を抱く。フィリップの手によって彼に施されている”狂化止め”の術式を変更され、それにより自らが歪んでいる為に捨てられると思い込む。
その後フィリップが病に倒れ、救世軍の実権を握った事をきっかけに自らが望む世界を造る為の計画に着手し、今回の事件(第1部)が引き起こされた。
ティル・ナ・ノーグは、フィリップともう一人のミリーナがイクスの両親が遺した研究を受け継ぎ、それを元に作り出した兵器「カレイドスコープ」の使用が原因となり、一度その殆どが滅びかけている。1部開始時点では二人が兵器から改良し具現化装置と化したカレイドスコープを使って過去から大陸を甦らせ、2人が発明した世界を守る盾「アイギス」に守られていたが、アイギス装置がファントム率いる救世軍の手によって壊されそれにより再び世界が滅びの危機に陥った状態である。