CV:市ノ瀬加那
概要
ナザリック地下大墳墓の第九階層で働く、41人の一般メイドの1人。レベルは“人造人間(ホムンクルス)”を1レベル取得しているのみで、戦闘力は無い。
創造主は明かされていないが、ヘロヘロ、グ・ドゥ・グラース、ホワイトブリムの中の誰かだと思われる。
初登場は書籍版8巻だが、アニメでは四期第1話で登場した。
人物像
元気溌剌な性格の様で、フォス(アニメ及び漫画版ではフォアイル)からアインズ様当番を引き継いだ際や、アインズからコーディネートを任された際には、眩しいまでの輝きを宿した満面の笑みで応えている。
またアインズとパンドラズ・アクターの会話を聞いていた際や、アインズが魔導国をどの様に導いていくかを決めた時には、感極まって涙を流すなど涙脆い。
人間に対しては「至高の御方々に創造されなかった哀れな生き物」だと見なしており、他の一般メイド達の例に漏れず蔑視感情は強い。
そして彼女もまた一般メイド(というかNPC全員)の例に漏れず、アインズへの忠誠心が異常に強い(というか重い)。
容姿
創造主の趣味により、プレアデス程ではないが容姿端麗、そして巨乳。薄い茶色の髪をボブカットにし、後頭部に赤いリボンを結んでいる。瞳の色は赤みがかかった茶色(容姿についての記述は原作には無く、これらはアニメで判明した)。
78話で登場した漫画版での容姿は、前述のアニメ版の容姿とほぼ同じだが、髪の長さが肩に届くまでのものとなっている。
ちなみに四期第1話の放送終了後に、キャラクター原案のso-bin氏による彼女のイラストがTwitterにアップされている(詳細はこちらを参照)。
作中の動向
第1話において、エ・ランテルでアインズ様当番を引き継ぎ、アインズのドレスコーディネートを担当。
アインズの召す衣装は暗褐色系のみでは別の良さが出なく、アインズの激しい力を印象付けるという点で、赤が非常に似合っていると思っているため、六色の多様な宝石で彩られた真紅のローブを選んだ(なお当のアインズは、そのあまりの派手さに引いていた)。
以降はアインズのエ・ランテルの視察や、アインザックとの面会に随行する。
ちなみにアニメでは、アインズがパンドラズ・アクターからの「今後、魔導国をどの様に導いていくのか」という問いに対し、邸宅の屋根の上から街並みを一望しつつ考えを巡らせていた際、フィース自身は煙突をよじ登ってでもアインズの側に行こうとするド根性ぶりを見せていた。
続く第2話では、アインズが外の景色を見ようとした場面で、アインズよりも先にカーテンを開ける事が出来ず大きなショックを受ける。
更にアインズからため息を吐かれた事で打ちのめされ、土下座しながら死んで詫びる事を伝えた(念の為に言っておくと、もちろんアインズはフィースに失望してため息を吐いたわけでは無い。それどころか考え事に夢中になっていたせいでフィースが近くにいた事にすら気付いていなかった)。