概要
スターオーシャンシリーズにおける国家、銀河連邦(地球連邦)を初めとした様々な組織の間で使用されている地球製の光学銃器。
目標に向けて強力なエネルギーを放出し、対象を構成する物質の位相を増大させることにより分子結合を破壊する。
ビームの焦点を絞ることにより威力調節が可能で、対象を気絶させる事を目的とした「麻痺モード」から敵を完全に蒸発させる「気化モード」までの切り替えが可能。
また、宇宙戦艦搭載用のフェイズガン「フェイズキャノン」も存在している。
初代スターオーシャンでは「フェイザー」と言う名の武器の存在が示唆されているが、これはスタートレックシリーズに登場する光線銃の名称まんまであったため、続編で「フェイズガン」に改められたと思われる。
登場作品
スターオーシャンセカンドストーリー
男性主人公のクロード・C・ケニーが父親のロニキス・J・ケニーから護身用に手渡され、事故で未開惑星エクスペルに転移した際に使用。
女性主人公のレナ・ランフォードを襲っていた魔物を、クロードはフェイズガンで掃討した。
レナはフェイズガンから放たれたその光線を、エクスペルに昔から伝わる「光の勇者」が所持する「光の剣」と認識してしまいクロードはそれ以来、伝説の光の勇者と勘違いをされてしまう事になった。
戦闘では必殺技として序盤のみ使用可能で、とあるイベント以後はエネルギー切れで使用不能となる。
スターオーシャンセカンドストーリーR
SO2の再リメイク作。原作では序盤でフェードアウトしたフェイズガンだが、こちらでは4つの場の攻略に挑む際、ナール市長からフェイズユニットを手渡されたことにより再使用が可能となる。ただし、MPを40も消費するようになるので使いすぎにはご用心。
また、レナ編でもフェイズユニットは入手でき、ファンシティでのクロードとディアスが再び勝負するPAにて、ディアスに向けてフェイズガンを撃つことも可能である……
他にも、新規に製作されたオープニングアニメにてフェイズガンを発射するシーンも描かれた。アニメ製作は某ソシャゲRPGの光の剣発射シーンも担当したyostar pictures。
漫画版 / スターオーシャンEX
東まゆみによる漫画版SO2及び、アニメ化作品「スターオーシャンEX」でも登場。オープニングのラストにて毎回発射シーンが映し出される。こちらでも序盤のアレン戦で故障し使用不能となるが、最終局面で復活する。(アニメ:スタジオディーン製作)
漫画版ではラスボスを一撃で倒すという快挙を遂げた。
これらの設定はリメイク版にも反映されたのか、上記の通りフェイズガンが再使用可能となっている。
スターオーシャンブルースフィア
クロードの必殺技として使用可能な他、フィールドアクションでも通常のものと炎を帯びたもの二種類のフェイズガンを使用可能。
スターオーシャン Till the End of Time
スターオーシャン3では重犯罪者であるノートンが、未開惑星のヴァンガード3号星のウィプル村にて、自身の要求に反抗してきた村人に対し使用。
ノキアの「不思議な光を操って、村人を次々と消していった」というセリフから、ノートンは対象を完全に蒸発させる「気化モード」でフェイズガンを使用したことが分かる。
また、その後の戦闘でも武器として使用してくる。
仲間キャラクターではマリア・トレイターが使用。
スターオーシャン THE DIVINE FORCE
スターオーシャン6ではクロードの子孫に当たる仲間キャラクターのマリエル・L・ケニーが銃使いで、装備武器の説明文にフェイズガンと記載されているものが存在する。ベグアルド製の輸送艦であるアルダスにも主に自衛用としてフェイズキャノンが搭載されており、スコピアム艦との戦闘にて使用されている。
外部作品出演
テイルズオブザレイズ
スターオーシャン:アナムネシスとのコラボイベント「Extra Story」にて登場。武器や技としては使用できないが、コラボ期間中のルームの机に置かれている他、クロードの魔鏡技「鏡面刹・焔」のイラストでフェイズガンを発射するクロードが描かれている。ちなみに魔鏡ボイスは神護の森でレナを助けた際のものを想定したものとなっているが、「僕が助けなきゃ、フェイズガーン!」とどこかスーパーロボットの必殺技のような台詞となっている。