概要
アトラの兄。亜人の一種ハクコ種(人間とのハーフ)。
アトラの治療後、薬代の返済のため尚文の元で働くことになる。
かなりのシスコンでアトラが尚文にべったりだったため、最初は嫉妬でかなり反抗的で尚文をことあるごとに追い払おうとするが、やることなすことアトラの方が一枚上手で結局論破され、更に元気になったアトラが武術の才に目覚めてからは実力行使で黙らされてしまう。
新七つの大罪を覚醒させた尚文にアトラを人質に陣営に取り込まれるが、ラフタリアにアトラに対する自分の考えの間違いを指摘されラフタリア陣に寝返り、以降ラフタリアの舎弟になり姉貴と呼ぶ様になる。
書籍版では新七つの大罪のエピソードは存在しないが、別の経緯でやっぱり姉貴と呼ぶ。
ただし、外見年齢はともかく、実年齢はラフタリアの方が年下である。
また、書籍版ではクテンロウに向かうためシルトヴェルトに船を出して貰うため、シルトヴェルトに来た時に父親の戦友(らしい)ライオンの亜人、ジャラリスが散々汚れたハクコ呼ばわりしてきた上に盾の勇者である尚文を愚弄したために決闘となり、序盤こそ一方的にやられているように見えたが完全に無傷でありジャラリスの放った卑怯な手口を全部力だけで正面突破して見せ、決め手は某野菜人の技っぽいポーズを決めながら変幻無双流の奥義を放ってジャラリスをボッコボコにし、どうしても勝てないからとドーピングして獣化したジャラリスが調子に乗ってフォウルの父親を馬鹿にするだけではなく、戦争での盟友と言っておきながら自分がフォウルの父親を殺した張本人と告白したため、覚醒したかのようにブチギレて、尚文との連携によって正当な力で獣化し、アトラとの合体技でジャラリスを消し飛ばす形で撃破した。
アトラが死んだ後は贖罪の意味で尚文を兄貴と慕うようになり、村の奴隷たちをアトラと同等に扱うようになる。
この覚悟と決意に反応して小手に選ばれて七星勇者となる。
タクト戦では途中アオタツ種に邪魔をされるものの、タクトに小手をわざと奪わせることで勇者としてではなくアトラの兄として敵討ちに参加し、尚文とさながら格ゲーのハメ技のように交互に攻撃を繰り返したことで連係プレーを決めて見せた。
ハクコは白虎と書き漢字圏出身の過去の勇者が名付けたらしいことが窺える。
戦闘種族であり、レベルの上限が120とかなり高い。
アトラが立ったことをものすごく喜び尚文にアルプスと呼ばれそうになる。
因みに作者のアネコユサギ先生曰く、フォウルのせいでキールが女となってしまったようなので、もしフォウルが登場しなかったらキールはカッコいい獣人化と男前な姿を手に入れられたのかもしれない。