概要
赤坊主氏の艦これ二次創作シリーズに登場する提督。恐らくにゃんこレ級シリーズ以前の提督とは別人。「フランスパン提督」という呼称は比較的最近作られたものだが、この提督自体の初出は『頼られたい雷ちゃん漫画』からであり、同一シリーズとしては結構な長編となっている。
なお、当シリーズには最初は『頼られたい雷ちゃん漫画』のようにシリーズ名が表記されていたが今は正確なシリーズ名表記がない為、当記事にて作品全体を扱うものとする。
主な登場人物(艦娘)達
- 提督
外見は額の左上にある小さな一本傷と、鍛え上げられた肉体が特徴的。極端に酒に弱い。格は艦これ二次創作シリーズの提督にありがちな、難聴系の朴念仁である。更には厨二的なセンスの持ち主らしく、後述の木曾へのプレゼントにと選んだ眼帯は全て厨二系だった。それらさえ除けば、基本的には真面目な提督であり、個性豊かな艦娘達に振り回されている。
ちなみにデリカシーがないことは自覚しているようだが、改善の兆しはない。
当シリーズ最初期から登場している頼られたがりな駆逐艦。頼られるためなら手段を選ばず、提督を罠にかけたり、仕事の進捗を遅らせるために睡眠薬を仕込むなど行き過ぎた行為が目立つが、「頼ってメーター」が全開に近づくと比較的大人しくなる。あくまで頼ってほしいだけで恋愛感情に関しては皆無であり、四姉妹の中では純心な方である。
四姉妹の中では二番目に登場した駆逐艦。
最初はまともで、行き過ぎた行為の目立つ雷と響に振り回され続ける常識人枠だった。しかし、その正体は重度の筋肉フェチ。筋肉のこととなると響と同等な程に欲望に忠実になる。
机の棚の中、ベッドの下に大量のお宝を忍ばせている。
毎度お馴染み、フリーダムな駆逐艦。
黙っていれば美人なのだが、頭の中は下ネタ全開であり、見ているだけで「視姦?」と言い出す始末。一応提督LOVEであり、何度も引っ付いたりほぼ全裸で迫るなどして誘惑している。
後述の暁さんに何度も折檻されるが、全く懲りない上にお仕置きとして放置された時にMに開眼する。
「Mの私にもう怖いものはない」と勝ち誇って調子に乗るが、暁さんは一瞬で意識を刈り取るという Mの快感すら感じさせない更に上の技を習得しており、常に負け越している。
子記事の「暁さん」を参照。
不知火さん漫画にて登場。他の艦娘との直接の交流はない。
セリフだけだが、この不知火さん漫画の最初の作品の提督もフランスパン提督と同一人物ならば登場艦娘の中では最古参に当たる。
「男から見てもカッコイイ」と言われるくらいに凛々しく見える重雷装巡洋艦。
ところが、実は人前ではカッコつけているだけであり、根は極度の恥ずかしがり屋さんである。編み物が得意だったり、可愛い服をこっそり通販で買ってはしゃいだりと、内面はとても乙女らしい。木曾の本当の性格を知っているのは同じ球磨型姉妹、まるゆ、言われずとも見抜いた暁さんだけである。
提督LOVEなのだが、上記の本当の性格からヘタれることが多く、提督の朴念仁っぷりもあって なかなか実を結ばない。
球磨型姉妹の長女。お堅い性格をしており、遅刻やサボリの類は許さない。
当然ながら妹の木曾に対しても厳しいのは変わらず、人前でカッコつける悪癖を矯正するために愛のムチを振るい続けるが、基本的には木曾の提督LOVEを応援する頼もしい姉である。
木曾のヘタレも考慮して先手を打つ策士でもあるのだが、提督が球磨の予想の遥か上を行く 朴念仁のため、失敗に終わることも多い。怒ると怖い。
球磨型姉妹の次女。ゆる~い性格をしており、球磨とは真逆で木曾に対して凄い過保護。
彼女なりに木曾の恋を応援しているのは球磨と変わらず、たまに荒療治に出ることもある。 ゆたんぽみたいに暖かいらしく、その心地良さは木曾がヤキモチを妬くほど。
一度っきりの登場の姉妹達。特に語る事がないほど、ありがちである。
木曾の元指導生であり、相談相手でもある心のオアシス的存在。 木曾の本当の性格を知っている数少ない内の一人であり、木曾の無自覚な言動の一番の被害者。
提督が持つ数多の渾名
- フランスパン提督
当記事のタイトルでもあり、提督が数多の渾名を持つきっかけとなる。
木曾と二人きりで買い物に出かけた際に、突然のゲリラ豪雨に遭い、雨宿り先から動けなくなってしまう。二人きりで雨宿りというラブコメにありがちなシチュエーションに木曾はドキドキするも、当の提督は木曾のことなど意識もしておらず、ずぶ濡れになったフランスパンのことを心配していた。
その後、自分の下着が濡れ透け状態になっている事に気付きパニックになった木曾を見ても木曾もフランスパンの事を気にしていると解釈し、デリカシーの欠片もない所を見せ付けたことが由来。
- 世紀末提督
色々あって、頼られたがりを拗らせた雷に軍服の袖を両方とも千切られてしまった提督。
そのままの状態で次の回に登場した際に、某伝承者のような顔立ちになってしまったことが由来。その後、袖は暁さんに直してもらえました。
- いっこく堂提督
木曾の胸を揉みながら、声真似で「また揉むか?」とトンデモ発言する球磨を見て 「腹話術か!」という男性として色々と問題のあるズレた着眼点を見せ付けたことが由来。
厨二センスもさることながら、この提督は何時までも少年の心を忘れないのである。
- ノンアルコール提督
提督から「酒は弱い」と聞いた木曾は、酔っている提督を見たいと悪巧みを始める。
気付かれないように提督のグラスに自分のグラスの酒を一滴ずつ入れていこうとしたところ、たった一滴入れただけで提督が轟沈してしまったことから。
現実世界では、体質的に酒を飲んだらダメな人に飲ませるような真似をしてはいけません。
表記揺れ:一滴轟沈提督、一撃轟沈提督