概要
鎮守府に着任した叩き上げの軍人提督と個性豊かな艦娘たちが織り成す鎮守府の日常物語。
ハートフルな日常と下品なネタとシリアスな設定が混在した独特の世界が描かれている。
全編ほぼラフ画で描かれているためか、更新の量と速さに定評がある。
油断していると一度に50ページとかとんでもない量の更新が来ることも。
話の本筋が進行する本編(「PART○」で表記される)と、日々の細やかな小ネタを描いた「小話」からなる。
登場人物
各登場人物の基本設定は概ね原作ゲームに準拠しているが、多数のオリジナル設定が追加されているため、公式とは異なる点が多々あることに注意。
松田千代彦
本作品における提督。所属は海軍、階級は少佐。ガチムチの強面筋肉ダルマにして、堅物の武闘派紳士。ベガではない。
艦娘たちを実の娘のように見守り、時に優しく、時に厳しく接する。いわゆるお父さん提督。
かつて深海棲艦の襲撃で家族を失っている。股間には61cm長魚雷を装備。帽子は体の一部である。
生身の人間でありながら見た目通りの高い戦闘能力を持ち、陸戦であれば深海棲艦と生身で渡り合える、龍田でも間合いにすら入れないという化け物っぷりを見せる。
名前の由来はそのまんま「マッチョ(松千代)」から。
ビリー提督とは友人。「破天荒だが芯の通った頼もしい奴」と評価する一方、「目を合わせたら妊娠まであり得る」とめちゃくちゃ警戒している模様。
秘書艦を勤める艦娘。小学生程の年齢だが、真面目なしっかり者。
着任当初は提督の風貌に怯えていたが、すぐに彼の人柄を見抜き、すっかり懐く。
要所要所で正妻の貫禄を見せる。だが稀に怪しい面を見せることも……。
鎮守府のいじられ&お色気&お約束担当。何かにつけて酷い目に遭っている。
間が悪くて柄も悪いが根は良い子で、誠実に接してくる提督のことが少し気になっている模様。
少女漫画愛好家で感受性が高いものの、努力の方向音痴で、自爆も多い。
クールな天龍いじり担当。
真顔でボケて状況をひっかき回すのが得意。最近はやることなすこと落ち度しかない。当初は自称落ち度率3%未満だったが現在の落ち度率は7%。たぶん現在進行形で増加中。
剃毛フェチであり、提督玉の製作者。
おそらく鎮守府最年少(幼稚園児くらい?)の艦娘。ぱっちりおめめが目印。
何事にも素直なリアクションをとる。おねしょもしちゃうお年頃。うんにょーっ!
「っぽい?」が口癖の元気な艦娘。個性豊かな艦娘たちの中では比較的常識人。
…だと思われていたがそうでもなかったっぽい。
鎮守府の騒動に巻き込まれては、よく><顔になっているっぽい。
よく明石さんに迷惑をかけてるっぽい?
鉢巻きが特徴的な鎮守府のスポーツ少女枠担当。通称「残念長良」。
日頃から運動を欠かさず、料理にプロテインや高栄養食をぶち込むレベルの健康バカ。
たまに虚ろな目で提督の体を見つめている。「いろいろと女の子らしからぬ想像をしている」らしいが……。
艦隊の自称アイドル。
テンションの高さは健在だが、いまいち出番が少ない。カレー作りは上手いが仕上げに愛を込めると台無しになる。
基本的には天龍同様いじられポジションの不憫な子。半目で寝る。
11話にて鎮守府にやってきた艦娘。笑い声は「イーックックックッ」。
常にずぶ濡れのスク水を着用し(本人から水は出る)、男女問わず性の水底に沈める経験豊富なセックスモンスター。
尚提督には彼の鋼鉄の理性に敗北した。おつむの方はよろしくない。
何故か義兄鎮守府の皆様に人気である。
小話34にて鎮守府に配属された航空母艦。ダジャレが好きで独特のセンスを持っている。
詳しくはアダ名である『SAY-HOO』さんの記事で。
なんかあのSUMOU女を彷彿とさせるがたぶん気のせい。
第17話で登場。オリョール海域で意識を失ったまま漂流していたところを保護された天龍の同型艦。
正規の方法ではなくイレギュラーによって呼び出されたらしいはぐれ艦で、艦名以外の記憶は失っている。
なぎなたによる戦闘術は天龍の剣術を圧倒するほどの腕前。天龍に恋に似た気持ちを抱いている。
時折提督に鋭い視線を向けるが……。
保護されて約30日後、いろいろあって解体ののちある特殊な任務に就くことが決まる。
謹慎になるまでは長良に代わり、背景からこっちを鋭い目で監視していた時期もあった。
退役した艦娘。現在は戦闘能力を失い、鎮守府で艦娘たちの座学講師を勤めている。
優しい笑顔を絶やさないお淑やかな大人の女性だが、容赦というものがない。具体的にはSEでごまかせない程の拳骨を落とすなど。
提督からは苦手意識を持たれていたこともある。
原作で明石の名が出る前に登場したので長らく名前不詳であり、「工廠のお姉さん」「ドックの人」と呼ばれていた。鳳翔先生と同じ元艦娘である。
工廠で艦娘たちの装備や妖精の管理などを行っている。趣味は艦船のプラモづくり。
あきつ丸とおぼしき女性
15話にて陸軍の一員として登場。
なお今のところ作中での明言はない。また今後登場する予定があるかも不明。
提督の義兄
オリジナルキャラクター。目が隠れる程ボサボサの前髪でアゴヒゲの目立つ痩せ型の男。
彼もまた艦娘を指揮する提督であり、扶桑と山城をよく連れている。
マッチョ提督とは因縁浅からぬ仲のようだが・・・。マッチョ提督に相対した場面では、嫌味を言うなど一癖ある性格のようにも見えたが、これはその因縁と関係しているようだ。どうやら妹の結婚に当たってひと悶着あったことがうかがえる。
そんな彼だが、艦娘に対して厳しく当たるところは微塵もなく、マッチョ提督同様ホワイト提督の模様。
最近は彼の鎮守府の描写も増えており、かなりの数の艦娘がいることが判明している。
なお、シスコンの上ロリコンである。それゆえか外観が幼い大鳳をよく秘書艦に置いており、大鳳自身もその性癖を熟知している。そして見かけによらず子供(ガキ)っぽい。
所属艦:
戦艦:扶桑、山城、エゲレスの帰国子女金剛、ビスマルク、陸奥、SUMOU教導艦日向、真・SUMOU教導艦伊勢
重巡洋艦:最上、三隈、鈴谷、熊野、因縁をつけるのが得意で世俗に通じている摩耶さん、鳥海
駆逐艦:レーベレヒト・マース、マックス・シュルツ
・・・、客観的に見て松田提督の鎮守府とかなり戦力差がある。なんか変なのもいるし・・・。なんなんだよ、SUMOU教導艦って・・・。
15話において松田提督のもとに援軍として艦娘を何隻か回すと約束。その言葉通り16話にて、妙高、利根、武蔵姐さんが送られた。しかしその代わりに松田提督のもとから「艦隊連携訓練艦」として送られたのは…
出向組
出向組の戦艦。ここに来てから彼女は同型艦の大和(登場していないのでこの世界でどんな格好をしているかはわからないが)と同じ服を着ている。理由はSAY-HOOの格好に呆然としたから。
出向組の重巡洋艦。ものすごく目力のある目をしている。
出向組の重巡洋艦。出向組の中でまとめ役な立ち位置。よくわからないが自身のダメ-ジ姿、いわゆる妙高状態にプライドを持っているらしい。
駆逐艦「花葉」・軽巡洋艦「山吹」の元艦長・元乗員たち
オリジナルキャラクター。
本編12話にて登場した歴戦の猛者の老兵たち。指導教官として艦娘たちに厳しい訓練を施す。
松田椿(推測)=カメリア提督
オリジナルキャラクター。深海棲艦たちの提督。その容姿はかつて海の沈んだはずの松田提督の娘が成長した姿(幼少期の松田提督の妻と姿が瓜二つ)。軍の目撃情報によれば彼女は生きている人間のようだ。また、この事例により深海側にはほかにも提督がいる可能性が示唆されている。
松田提督のもとを訪れた際には去り際にやはり海に沈んだはずの妻の姿をした深海棲艦を従えていた(艦種はその艤装から戦艦棲姫と推測される)。
松田提督との対面ではシリアスな雰囲気を出していたが、深海ではスワベ提督をはじめ他の深海提督とほのぼのした感じで仲良くやっているようである。
独自設定・用語など
本作では、原作ゲームにない幾つかの独自設定が採用されている。
艤装
本作の設定では、艦娘は三段階の姿をとる。
一般的な人間の女性と変わらぬ容姿の第一形態、原作ゲームの立ち絵のように艤装をまとった第二形態(陸上艤装)、巨大な軍艦そのものに変身する第三形態(外洋艤装)がある。
陸上艤装と外洋艤装は相互にフィードバックし合い、片方が破損するともう片方も破損する(逆に片方を修理するともう片方も修理される)。
外洋艤装形態において通常形態時の人間の体は航法室で眠りについているが、これを破壊されると轟沈となる。また、この航法室で眠る肉体を中枢機関から切り離す作業が解体である。
深海棲艦についても同様に第一形態と第二形態(陸上艤装)、第三形態(外洋艤装)があることが12話後編にて確認されている。
なお、ある艦娘の外洋艤装形態に他の艦娘が乗り込むことはできない。
妖精
原作において各所でちょこちょこ顔を出している妖精は、本作では艤装のメンテや艦載機の操縦を担当する謎生物(?)として登場している。
妖精らしく、艦娘と一部の人間にしか見えないとされる。羽(翅)はないが空中浮遊できる。
なすの揚げびたし
たまに出てくる謎のワード。
関連イラスト
第1話
また、動画版がニコニコ動画にて公開されている。
↑動画へのリンクはこのイラストで