提督「続けたまえ」
曙さん「 あンのクソ提督うううぅぅぅぅぅぅぅッ!!!!!! 」
概要
シノ氏が描く、艦隊これくしょんの駆逐艦娘の1人である曙をメインキャラクターに据えた二次創作漫画。
またシノ氏が描く他の艦これ漫画(金剛姉妹シリーズ&3BAKAシリーズ、母は強し、改二でがんばるシリーズ、球磨型サーガシリーズ、霞シリーズなど)と世界観設定を共有しており、登場人物その他が共通していることがある。
結論…曙は可愛い。
登場人物
※多数の艦娘達が登場する為、本シリーズでのメインキャラクターのみ記載する。
提督
横須賀鎮守府の提督。個人名や詳細なプロフィールは登場せず、作中ではもっぱら提督と呼ばれる。
曙をぐうの音も出ない形で頻繁に弄る、無表情で神出鬼没な変人。
容赦なくイジる為か、曙からはクソ提督呼ばわりされているが能力は高く、
特に人間関係に関して優れた采配を振るっている為、読者からはホワイト提督と評されている。
前述の曙弄りも、毒舌気味な彼女と周囲との関係改善や修復に役立ったりと、決して悪意あっての物では無い模様。
彼の詳しい人物像や登場作品についてはホワイトクソ提督の個別記事を参照されたし。
曙
本作のメインヒロイン(弄られ役)。
原作の曙はプレイヤーに当たる提督の事を「クソ提督」と呼ぶなど、艦娘の中でも口が悪く常に強気なイメージがあるが、
本作においては、根は仲間想いで面倒見がよく心優しい一面や、気を張っているようでぬけたところもある人間臭い部分が描かれている。
第七駆逐隊の面々と一緒にいることが多く、部屋も第七駆逐隊と同室である。
実は好きなアイドルがいる。
なんだかんだで提督の影響を良い意味で受けている様で、
愛弟子の朝潮にジャージをせがまれた際に取った行動(本作の世界観では「教導艦のジャージを譲り受けると撃沈されない」というジンクスがある)は、提督が時雨から夕立の艤装回収任務を提案された際の行動と大体同じだったりする。
高雄
本作の艦隊秘書官。実直な性格のカタブツで、風紀には厳しい一面が見られる。
第8話で曙さんの教育指導艦であった事が判明した。しかも高雄さんにとっても曙さんの教導こそが初教導で、いわば本作の曙さんは高雄さんの一番弟子にあたる。そのため彼女の事を今でも誰よりも案じていたりもする。その様はまるで母か姉のごとし。そのためファンから「高雄艦(高お艦)」「高雄ねぇちゃん」などと呼ばれてみたり。
教導艦としては弟子の曙に反発されたり、楽しみにしていたイベントを反故にされたりと、少し不憫。曙の教導をしていた当初は真面目さゆえに「私(教導艦に)向いてないのかな」と愛宕(ちなみに本作では、愛宕は漣の教導艦)に愚痴る時もあった。自分のジャージを曙に譲ろうとしたら拒否されて本気で落ち込む一幕もある。さらに多くの艦娘が楽しみにしているらしい弟子艦との外出交遊日ではハイテンションで準備と下調べを完璧にしたにもかかわらず、曙が体調不良を起こして交遊が叶わず涙目になっていた。ただし、曙さんが素直になれないだけで、内心では一番弟子から心より慕われている。高雄さんがんばれ。
私室の写真から高雄の教育指導艦は伊勢型ではないかと推測されるが、
伊勢なのか日向なのかは不明。(ただし秘書艦としての高雄の先代は日向)
第七駆逐隊
自他共に認める捻くれた性格の曙の気質を理解しており、よくつるんでいる。
潮は曙さんが大好きな最大の理解者。曙さんが評価されたり、あるいは隠れていた(隠していた)曙さんの「よい人」や「努力家」な部分があらわになってみんなに理解されると、心から(本人以上に)喜んで「曙ちゃんはすごいんだよ!」とドヤ顔で周囲に広めようとしている。(朧からは「なんで潮がドヤるのさ」と呆れられた)曙さんからは厳しいことも言われているが、それはいわば愛のムチであり、その事も理解しているためオールオッケーで曙さんの罵倒めいた金言を受け入れている。そして曙さんは、そんな潮の事を陰ながら「これからの私たちを引っ張っていくのはあの子」だと評価している。
朧は着任当初お互いにライバル視する関係(朧の正規の教導艦が決定するまで高雄が仮扱いで教導艦を務めており、曙と一緒に訓練していた期間があった)だったようだが、今では互いを理解しており仲が悪いわけではない。
漣は(ハッキリとは描かれてはいないが、おそらくは様々な意味で)提督の共犯者。しかし曙さんは気づいておらず、彼女の前で(すなわち、ひいては提督に)様々なネタを無自覚に提供している。ネットの申し子である事は今作でも健在。ネトゲに手を出したり、バーチャルアイドルになる機会を虎視眈々と狙っていたり、あるいはバーチャル推しメンへの投げ銭を欠かすことが無かったりと、その電子活動は旺盛。
朝潮
生真面目な新人。曙さんが指導を担当している一番弟子。
毎日ヘトヘトになるまで曙にシゴかれているが、それでも師を信じて尊敬している。
他人に厳しい分、自分にはもっと厳しい曙が『手塩にかけた訓練』についてくる朝潮のガッツはものすごく、曙さんも内心ではソレを嬉しく思っている節がある。
曙さんの愛情だから仕方ないね。
実は曙さんが朝潮に教えている事は、以前に曙さんが高雄さんから教わった事でもあったりする。
後に生真面目すぎて私服すら持っていなかった事が明らかになった。そもそも趣味という趣味も全くなく、休日も訓練に明け暮れている。
生真面目過ぎて霞へ近況報告する際にメールではなく手書きの手紙を送っていた。なお、霞の事は尊敬できるライバルだと思っている。
第八駆逐隊
朝潮の同期同僚かつルームメイト。大潮・満潮・荒潮の面々。朝潮同様、第七駆逐隊の面々を師(教導艦)に持つ(大潮が漣、満潮が朧、荒潮が潮をそれぞれ師に持っている)ため、本作への出演機会も多い。
曙さんの朝潮に対する壮絶過ぎる「愛のムチ」に戦いており、思いっきりヒいている。そのため一時は曙さんに対して反発し「このままじゃ朝潮が訓練で壊されちゃう」と、提督に対して朝潮の教導艦を変えてもらおうと動いていた。(朝潮が必死に止めたが)
そのため、今でも曙さんに対しては懐疑と朝潮を巡ってのライバル心があったりするが、一方で彼女の朝潮に対する愛情も認めてはいる。
なお、朝潮が自主練を理由に休日遊びに行くのを断り続けるため、提督に遊びに行くよう命令書を書いてもらってようやく実現させた。
霞
『霞、転属します』『朝潮大好き霞さん』のメインヒロイン。曙さんと朝潮とは関係が深いので本項で説明する。
別鎮守府から鳴り物入りで転属してきた新人。朝潮に続き曙さんが指導を担当している二番弟子。
訓練学校時代の同期である朝潮に特別な感情一歩手前の重めの愛情を寄せており、転属してきたのも朝潮を追ってきたため。
当初見栄を張って教導艦はいらないと言ってしまったが、紆余曲折の末に提督の采配で朝潮の教導艦である曙さんの下に付く事になった経緯がある。
趣味は朝潮の観察。そのためならば曙さんのシゴきで手を抜く事も厭わない。しかし逆に曙さんが朝潮に個人訓練をしていた時も(朝潮と一緒に入浴する大義名分を作るために)自主練をしていたため、曙さんからの評価が上がった。
那珂ちゃん
曙さんが密かに憧れている、艦隊のアイドル。那珂先輩とも。
昼休み中、食堂の隅で自主ライブを開き姉二人に「最高に輝いてるわよぉ!」と感涙を流されながら応援されつつ、CDを自費出版するなど、なかなかの努力家。最近はその努力が実を結び、鎮守府広報誌のトップグラビアを飾ったりポスターになったりカレンダーになったりフィギュアになったりと本作物語の各所において、そのアイドル活動ぶりが見られる。
曙さんは自身の浮かれたところを見せたくないがゆえに彼女の行動に苦言・悪態をついているが、実は密かにCDを三枚買いして、歴代の那珂ソングの振り付けを完コピし、カラオケに至っては音源持込で全力熱唱するという、那珂先輩の超ヘビーな隠れファン。(だが、そのヘビーぶりゆえにファンである事は全く隠れておらず周囲にはバレバレ)実は曙さんは那珂ちゃんファーストライブの「最初の客」の一人であり、コアな那珂ちゃんファンの間からは「伝説の4人(レジェンドフォー)」のひとりとして密かな崇敬を集めている模様。
曙さんが漣に付き合わされてオンラインゲームを始めた時には、そのゲームの中のキャラクタージョブに「アイドル」があるのを見つけて、迷わず「那珂ちゃんみたいになりたい!」という理由でこれを選択し、さらには明石さんに目をつけられて唆されてバーチャルライバーにまで手を出す始末。
超ポジティブ思考の鋼メンタルの持ち主であり、何処までいっても空気など読まずアイドル路線を徹底する押しの強い性格をしている。
―――その一方で、番外編等の漫画ではただ単にアイドルなダケではなく「あの二人の妹」と言って然るべきな描写がある(時がある)。
特に番外編の大井との一戦ではその片鱗を解放。閲覧者一同、作中屈指のやべー艦娘との認定されるに至った。
「朝に出撃、昼に訓練、夜にはライブ(or夜戦)」というライフサイクルで周囲からは「いつ寝てるの?」と疑問の声が上がるらしいが、実は姉妹ともどもに天然モノの極端ショートスリーパーである事が明かされている。
ちなみに、とある事情で那珂ちゃんのお姉さんの生活に一ヶ月ほど付き合わされた曙さんは、そのショートスリーパー生活の果てに「人は寝ないと死ぬ」との悟りを得て解脱しかけた。
にゃーこ
曙が鎮守府の裏で面倒を見ている雌の野良猫。栄養状態が変わった影響なのか、登場初期と現在とで外見が若干異なる。
周囲に対して素直になれない曙が本音を話せる数少ない相手…なのだが大体それを提督に見られている。
「続けたまえ」
小ネタ
・表紙は曙が他の艦娘の艤装や服装を装備してコスプレするというもので、内容とは関係ないものが多い。
結論…曙は可愛い。
シノ氏も同様のイラストを描いているが、内容は言わずもがな。「まぁ、そうなるな」
むしろ高雄がいないのが意外だったとの声も。
ちなみにスピンオフ作品として「阿武隈さんとクソ提督」もある。
そして「忘れた頃に」と言わんばかりに期待の大型新人も標的になった。
同人誌
作者のシノ氏はサークル『ぽんじゆうす?』にて同人活動を行っている。
本作もpixivでの掲載・連載が多いが、イベント同人誌による作品も多い。
双方をまとめた同人誌もあり、主にコミックマーケットなどで出される『総集編』などでは裏設定が公開されている事もある。
イベント同人誌に関しては、該当イベント限定頒布となってしまう本もあるが、『総集編』など一部の作品に対しては、大手ショップへの委託もあるので、気になる人は探してみるのも一興。
既刊(クソ提督シリーズ)
- 曙さんとクソ提督 1~6
- 曙さんとクソ提督 その?~??
- 曙さんとクソ提督 番外編1~2
- 曙さんとクソ提督 その12.5
- 曙さんとクソ提督 総集編1~3
- 阿武隈さんとクソ提督
- ガンビア・ベイさんとクソ提督
関連タグ
最後に
この漫画のコンセプトは第1話のキャプションが全てを物語っており、本作最大の見所でもある。
曙さんの良さはもっと広まるべき。
結論…曙は可愛い(大事な事なので2回言いました)。