あれは私の艦(ふね)だ。決して沈めさせはせんさ(改二でがんばるシリーズ)
おまえも栄えある軽巡洋艦の一人として二言はあるまい(阿武隈さんとクソ提督)
弓を引けなくともおまえには まだやれることがあるだろう。まだまだ楽はさせんぞ(母は強し)
概要
連載漫画「曙さんとクソ提督」シリーズ等に登場する提督の通称。
本名、年齢、経歴等は不明。作内における横須賀鎮守府の担当提督。
お気に入りなのかなんなのか定かではないが、ツンツンで有名な駆逐艦娘「曙」を毎回ぐうの音も出ない形で弄っている。
と言っても、口の悪さで周囲から誤解されがちな曙にとっては、その弄りがプラスの結果(彼女の隠れた人の好さが周囲に認知されたり、喧嘩相手と仲直りできたり、素直になれず諦めていた物が手に入ったり等)に働くことが多々ある為、曙本人の甚大な精神的ダメージ以外に不利益や被害が発生することは無い。
さらに「曙さんとクソ提督」のスピンオフ作品において、近頃は軽巡洋艦娘「阿武隈」も弄り対象になっていることが判明した。そして、ついに新たな期待の大型犠牲者が……
このように斜め上の羞恥プレ……名采配で事態を収拾する手腕に定評があり、相当に優秀な能力を有していることが窺える。
容姿・技能等
容姿はいわゆる普通の青年男性だが、常に無表情かつ真顔で、基本的に何を考えているのか分からない。
一番の特徴は、柴田亜美の漫画にも出てきそうな、何の感情も浮かんでいない死んだ目(三白眼…いや四白眼)である。
セリフも必要最低限で、一コマしか顔を出さない、それどころか全く顔を出さない時もあるが……その存在感は推して知るべし。
提督業の傍ら、パティシエ、タクシーの運ちゃん、板前、魚問屋、フィギュア原型師、鎮守府菜園の農夫、などなど、様々な姿を取ってあちこちで活動している様子を見せ、その私生活や技能、過去の一切は謎に包まれている。
また、その直前までその場にいなかったはずなのに、いつの間にか曙や阿武隈の背後にいるという瞬間移動でも会得しているのかと思えるステルススキルを持っている。
特に阿武隈の背後に現れた際は、扉の閉まっている執務室の中から「入れ」と声がして阿武隈が扉を開けたところ執務室には誰もおらず、直後にまだ執務室に入っていない阿武隈の背後に提督が立っていたという恐怖現象が起きた。
色々な意味で只者ではない雰囲気は存分に察せられる。しかし、本人曰く自身は凡人枠であるらしい。(未曽有の天才ゆえに扱い辛い娘を引き受けた際には彼女の苦悩に関して「我々凡人には到底理解できないことなのだろうが」と言ってしまっている)
ちなみに作品時系列上における「現在」の秘書艦は高雄。
歴代秘書艦
作内の横須賀鎮守府においてホワイトクソ提督の秘書艦を務めた艦娘たち。それ以前に関しては語られていない。
(作内に出ていないものは『総集編』など同人誌内で語られているもの)
- 初代:鳳翔
- 元はこの鎮守府の前任提督の秘書艦で、前提督更迭に伴う引き継ぎのためホワイトクソ提督の秘書艦へと異動着任した。ホワイトクソ提督着任前に起こった、前提督更迭騒動の契機となった一件の影響のために弓が持てない体となってしまったため、引き継ぎ業務終了後に引退する。
- 引退後、その功績が認められた事および艦娘たちの福利厚生のサポートの観点から、ホワイトクソ提督の上層部への具申により鎮守府内に新設された居酒屋の責任者に任命され、引き続き別の形で横須賀鎮守府を支える力となっている。
- 2代:赤城
- 師である鳳翔の引退後、その業務を継承するために着任。諸事情により短期間で後進に引き継ぐ。
- 3代:日向
- 先代秘書艦である赤城の推薦により着任。曙がこの鎮守府に着任した時の秘書艦。ホワイトクソ提督と共に曙の本質を見抜いていたひとりでもある。歴代秘書艦の中では最も任期が長い。
- そのため『曙さんとクソ提督』開始以前の時系列の話では彼女が秘書艦として提督の側にいる話もある。(番外編『曙さんと高雄さん』など)
- 4代:高雄
- 上述したとおり、現在の秘書艦。曙の初期教導艦でもある。生来の真面目さも相まって教え子である曙の言動には厳しい。
- 実は、曙の最終試験が終了した後に別の鎮守府に引き抜かれ、そちらに赴任する予定となっていたが状況(曙と高雄の師弟関係の絆が、周囲や本人が思うより大きなものとなっていた)を慮ったホワイトクソ提督によって「おまえほどの優秀な人材を失うのは惜しい」と、引き抜きの話を合理合法的につぶすために秘書艦(日向の)補佐に任命され、そのまま正秘書に。(そのためにホワイトクソ提督はかなりの無理を押し通したらしい)
- 一方、生来の真面目さと有能さが影響して、多忙を極めているらしく、時に最初の教え子である曙や先代の日向がサポートに回る場合がある。(現時点では曙のサポートは高雄に命じられて渋々、といった場合が多いが)
ホワイト有能提督として
『曙さんとクソ提督』シリーズでは神出鬼没のギャグ要員だが、シノ氏の他の艦これ漫画に出演した時はその印象が一変。
普段曙弄りに活用している先読み能力、並外れた暗躍力、優れた戦略眼などを存分に発揮し、部下たる艦娘達の轟沈を決して許さず、有事にはコブラばりの安心感を感じさせる鬱フラグクラッシャーとしてその辣腕を振るう。
また、数年前の鎮守府への着任に当たって、「刑務所」とも形容された前提督時代の劣悪な生活環境を艦娘達が笑って過ごせる超ホワイト鎮守府へと劇的に改善した実績を持ち、有能かつ部下を大切にする理想の上司、または艦これ二次創作屈指のホワイト提督としても評価されている。
登場作品
本編
※これはいいクソ提督。
番外編(という名の他の被害者)
曙を筆頭とした「遊び相手」が関わらない場合
※クソ(格好良い)提督
別作者による出張版
「このサークルお隣だぞ?」
「!!?」
主旨
曙は可愛い。
余談
同作者による別ゲームの作品でそっくりさんが複数回登場している。
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