概要
野菜や肉、魚、果物などを使った洋風の揚げ物。ラテン語で「揚げ物」を意味する「frictura」を語源とする。類縁の料理としてイタリアでは「フリット」、フランスでは「ベニエ」がある。
作り方
衣には小麦粉や卵黄、塩、水の他、メレンゲを使い、色がつかないよう低温で揚げる。メレンゲで空気を含ませることで、フリッター特有のふわふわ食感を醸し出す。
最近では、炭酸水やビール、ベーキングパウダーを入れる簡単に作れるよう、アレンジされたレシピもある。
具材
カリフラワーなど水気のない野菜、淡白な白身魚や小魚、海老、鶏肉などが用いられる。
コーンフリッターのように、衣に具材を混ぜ混んで揚げるものも。
また、バナナやリンゴなどの果物を揚げることもある。この場合、衣に牛乳や砂糖、ワインが加えられた甘い衣が使われ、シナモンで味付けされる。
果物のフリッターは、温かいデザートとして食される。