概要
ギャラルホルンがグレイズシリーズのモンキーモデル(開発能力を持たない国などに輸出されるスペックダウン仕様)として生産している量産型モビルスーツ。
民間作業用という名目で販売されているが、レギンレイズと同じくエドモントンでの鉄華団との抗争後の世界情勢の変化に対応する為に開発された経緯を持ち、各経済圏が独自の自衛戦力を揃える機運が高まる中で、経済圏の戦力の指標となるよう供給が開始された。
使用フレームこそグレイズ・フレームであるが、脚部などフレームの一部が簡略化されており、全高も15mと標準的な機体と比較して頭一つ分小さい。
ベース機と比較して大型化した頭部や独特な形状の肩部装甲が目を引くが、それと同時にコックピットブロックを分離させ小型のモビルワーカーとしても使用出来るようになっているなど、ベースとなったグレイズと比較して細かなマイナーチェンジも行われている。
フレーム構造の簡略化は性能と引き換えに機体のコストダウンや整備性のさらなる向上に繋がっている他、グレイズ元来の操縦性も受け継いでいる為、操縦練度の低いパイロットにも扱いやすい。
兵士の練度不足を高い操作性で補う目的もあってアーヴラウ防衛軍によって主力機として配備が進められ、SAUとの紛争では鉄華団地球支部によって一部の機体が運用された(鉄華団地球支部による運用はあくまで一時的な物であり、テイワズから獅電が格安で供給されている事もあって継続的な運用はされていない)。
また、アリアンロッド第二艦隊ではダインスレイヴの弾丸を装填する目的で運用されており、当該機には肩部にダインスレイヴ用特殊弾頭を懸架するラッチが増設されている。
機体データ
型式番号 | AEB-06L |
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使用フレーム | グレイズ・フレーム(簡略型) |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 |
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武装
サブマシンガン
取り回しに優れる小型機関砲。
マガジンを後部に備えるブルパップ方式を採用しており、安定した射撃が行えるようサブグリップも備えられている。
小型アックス
格闘戦用の小斧。
グレイズ用のバトルアックスよりスケールダウンしているが、その分取り回しに優れる。
頭部ミサイルランチャー
大型の頭部に内蔵されたミサイルランチャー。
上面両サイドに2門ずつ備わっている。