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概要編集

頭文字D』の主人公である藤原拓海の必殺技の一つである。

ヘッドライトを消してオーバーテイクを仕掛ける、公道ならではの高等テクニック。


編み出したのは東堂塾OB・舘智幸とのバトル。

前半で舘が駆使した「消えるライン」をヒントに閃いたもので、狙い通り舘を抜き返すことに成功した。

以降は溝落としに代わる奥義となり、最後のバトルまで用いられるまでになった。


効果編集

基本的には相手のバックミラーから自身を見失わせ、油断させた上で奇襲を仕掛けることを目的とする。

夜間の峠においてライトを消すという行為は誰しもが想定しておらず、初めて受けた相手は防ぐことが出来ない。


ただし、先行車がいるとはいえヘッドライトを消すのは視認性が著しく悪化するため、並のドライバーが使いこなすのは難しく、作中でも中村賢太が練習で失敗して愛車を壊してしまっている。

相手の走行ラインを正確に記憶し、トレースする集中力と才能を持つ拓海だからこそ実現できる能力とされている。


それに加えて、使用中に道路に飛び出した小動物に気づかずアクセルを踏み切って勝利したり、ヘッドライトを再点灯した際にライバルが対向車が来たと勘違いして拓海が突っ込めるスペースを空けてしまうなどの思わぬ恩恵を得ることもあった。

ハチロクリトラクタブルヘッドライトであるため、ヒートアップした拓海が少しでも空力を良くしようと繰り出すこともある(実際の効果のほどは語られていない)。


「本当はあまり使いたくないが、負けたくないからつい使ってしまう」とは本人の弁。


また、ブラインドアタックを使用している最中はヘッドライトはもちろんメーター類のバックライトも消灯してしまうため、タコメーターによるエンジンの回転数の視認が非常に難しくなる。


現実でのお話編集

夜の公道でライトを消すのは、信号待ちを含めて違法である。そしてこの手の奥義には珍しく、サーキットでもルール違反である。

現実では絶対に真似をしてはいけない。


また、2020年には法改正で新車のオートライト機能が義務付けになったため、そもそもやりたくてもできない、というケースも増えていくだろう。


関連タグ編集

頭文字D  藤原拓海  AE86

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