概要
CV:有本欽隆(アニメ版)
『流星のロックマン2』で初登場したボス。
大きなヒレ足を持つ亀のようなボディに長い首という姿はどう見たって恐竜ではなく首長竜だが、なぜ「プレシオ」とか「エラスモ」ではなく「ブラキオ」なのかは不明(とはいえブラキオサウルスはかつて「水中で暮らしていた」と考えられていた事があり、そこからの発想とも取れる)。
活躍
- 初戦
アメロッパのドンブラー湖に潜む怪獣「ドッシー」の正体……とされていたのだが、視聴率アップを狙うTVディレクター「デマキュー」ことキュー・出間崎が自身の潜水艦を使ってそれらしく見せていただけというヤラセ。その現場をキザマロに目撃され潜水艦に閉じ込めたが、追い詰められたデマキューはハイドに手渡された古代のスターキャリアーを使い「ブラキオ」と電波変換して口封じのためにロックマンと対峙するが、結局ヤラセが明るみに出たのでドッシーはいなかったということにされてしまった。
しかしすべてがデマキューのでっち上げというわけではなく、かつて電波体ブラキオはムーの使いとして地上を偵察していたとされ、それがドッシー伝説のルーツとなったという。
- デマキュー
CV:遠近孝一
本名キュー・出間崎。
アメロッパ人とニホン人のハーフで、アメロッパのテレビ局ディレクター。「だっつーの」が口癖の胡散臭そうな男。好きな食べ物はキャベツ。
元々は真面目なテレビマンだったらしいが、視聴率に恵まれかったないためにヤラセを厭わない性格になっていった。
そんなコイツだが、アニメ版ではテレビマンとしてかなり真面目な人物として描かれていて、ブラキオも湖でただ静かに暮らしたいだけの電波体として登場している(おそらくムーとは無関係)。
オーパーツの影響で実体化し、それが人々によって噂が広まっていったのがアニメでの「ドッシー伝説」の真相であり、オーパーツが湖からなくなると湖に帰っていった。
- ムー大陸
「へいしの間」でロックマンと対峙する。「侵入者は排除しろというラ・ムーのお告げ」としてロックマンに挑んでくる辺り、へいしの間の警備担当なのだろう。
- 「もうひとつの未来」
人間が滅びたパラレルワールドのドンブラー湖で対峙。最初から電波変換しており、初戦と違って湖底ではなく湖岸で会話イベントになる。
戦闘
電波体だった3賢者とは違い、シリーズ初の手も足もない人型では無い電波人間。バトルグラフィックも手が混んでおり、2マス分使った巨体の表現が素晴らしく、通常時でも3×5マスからはみ出たヒレや尻尾が見えるが、ナビカードなどで画面の角度をずらすとパネルの下の胴体部分までしっかり描写されている。
見た目どおり水属性で、移動方法は潜水によるワープ移動。またスーパーアーマー持ち。
水属性でスーパーアーマー持ちという点でイエティ・ブリザードとキャラが被っている。
身体は首側と胴体側の計2マス分の大きさがあるが、エリアからはみ出す事で1マスに収まる事もあり、当たり判定は首側のマスにしかない。その為グレイガの様に多段ヒットが見込めない。
更に特殊な事に戦闘開始し、最初の潜水から浮上すると同時に岩が2つセットされる。通常の岩はウィルス戦やバトルカード「ダブルストーン」で発生する岩と同じ効果だが、若干青っぽい岩はゆっくり横に移動を繰り返す。この2つの岩の妨害のせいでチャージショットは妨害されやすい。いっそ「ボムライザー」で撤去するのも手だが、高ランクになるとサンダーブレスで勝手に破壊してくれる。
技一覧
- 『サンダーブレス』
あろう事か電気属性攻撃。口から電撃を出す。麻痺効果がある上に意外と攻撃判定が長く当たりやすい。
ただしロックマンには水属性トライブがないため、弱点を突かれる心配はない。
- 『アクアファング』
潜水した後横2マスを噛み砕く。必然的に左右どちらかのマスが安地になるガード不能技。
1~2回繰り出すが、SP・IFでは1~3回に増える。
- 『ゲキリュウウェーブ』
両前ヒレで大波を巻き起こす。岩がエリアに残っていると岩を飲み込んでくる。岩を飲み込んで来た列はガード不能になる。
岩を飲み込んだかに関わらず、この技の後に潜水した後浮上すると岩が再配置される。
ナビカード
自分のあるマスとその1マス前にブラキオが登場。そして1番近い敵の居る横列全てにアクアファングというシンプルなもの。
3マス範囲になっているがブレイク効果がなく、もちろん単発。しかし威力は高い。
ギガクラスはシノビ限定で「ゲキリュウウェーブ」が登場している。威力は400と低い方だが置物を飲み込む効果付きであり、置物(ダブルストーン・アトミックマイン)を飲み込むと一個につき威力200upにブレイク性能が追加効果として発動する。ただ置物を自ら発生させないといけない為少々狙うのが難しい。
余談
水中に潜り、大波を必殺技に持つという点からダイブマンとの関連性が窺える。
また、ダイブマンのモチーフとなった潜水艦はブラキオのモデルとなったネッシーの正体とされている(より正確にはおもちゃの潜水艦に首を付けたヤラセ写真であり、作中で潜水艦が偽物として登場したのもこのエピソードが元ネタである)。
関連タグ
砂山ノボル:ロックマンエグゼにおけるテレビマン。