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概要編集

流星のロックマン2」の隠しボスで、本作のラスボスにして「全ての電波の親」とも称される電波神「ラ・ムー」が生み出した古代の電波体の一体。太陽そのものを擬人化したような赤い戦士の姿をしている。身長230cm、体重100kg。

 

ゲーム中では触れられないが、古代ムー大陸の人々はオリガ・ジェネラルと共に「ムーの最高傑作」と評するほどであったらしい。しかしムーの支配に従わない事から危険視されてもいたようで、遂にはオリガと共に反乱を起こす始末。

結果的に敗北したが、とても手に負える存在ではないと大陸の奥深くに封印され、最早目覚めることはない……はずだった。

 

だが、人々がキズナを失って滅びたパラレルワールド──もうひとつの未来で復活。

数ヵ月前に地上へ侵攻してすべてを滅ぼした後、次元の狭間の最奥部で力を蓄えていた。

 

ゲーム中の関わり編集

生き残っていたデンパからアポロンの事を聞き、彼を止めるために次元の狭間へたどり着いたロックマン。

だがアポロンは力を取り戻しており、その際にロックマン=スバルの住む世界への侵攻を宣言。なぜそんな事をするんだ!と問うロックマンに対しても

「…なぜ? 理由などない」

「ワレはワレを生み出した"母"によってプログラムされた」

と答え、「お前たちの世界を救いたくばワレを止めてみせろ!!」と決戦に臨む。


敗北したアポロンは

「…キサマのその力、オーパーツだけではない……キズナか …この世界では失われた、弱き人間の持つ力…… 6つの証を集めてキズナの力を示してみせよ 最後の絶望がキサマの前に現れるだろう!」

と言い残して消滅した。

 

なおアポロン・フレイムとしての姿はムーの電波体アポロンがムー大陸の兵士「エランド」を使って電波変換した姿で、元の電波体としての姿は不明。

 

続く流星3ではいわゆる再生怪人となり、2でロックマンにデリートされた個体のデータがブラックホールサーバーに保存されシリウスに再生される形で登場した(オリガは欠席)。

 

性格編集

一人称は「ワレ」もしくは「ワタシ」。

 

圧倒的な力を持つゆえに傲岸不遜というまさに唯我独尊を地で行く性分ではあるが、ロックマンに対しては「ワタシの部下を全滅させただけの事はあるようだ」と素直に称賛する一面も。ちなみに3では復活の恩義もあるのかシリウスに従っている……のは表向き、本心は隙あらば世界征服を狙っている始末。不遜な態度は相変わらずであった(その為、シリウスからはプライドだけ高くて私には使いづらいコマでしたよと評されている)。

 

戦闘能力編集

HPは2000(EX2200、SP2400)。見た目通り炎属性だが、ロックマンエグゼシリーズ全体を通じて裏ステージの最後のボスが属性を持つのは珍しかったりする。

常に炎のオーラをまとっており、まずこれを何とかしないとダメージすら通らない(水属性なら1発で消える)。

しかもオーラを消してもダメージを与え続けないとすぐに復活するので、ロックバスターでもなんでもいいからひたすら攻撃する事。

いっそ「オヒュカス・クイーン」で毒沼パネルに変えるとか、「ホイッスル」で強引に手前に引き寄せてオーラを消しつつ硬直させ、その隙に「ネバーレイン」「ウェポンハンマー」などを当てるのもいいだろう。

「ネバーレイン」は水属性なので弱点は突けるし、「アイスグレネード」などで氷パネルに変えておけば直撃した時にこおり状態にできる。ガードブレイク技があれば一気にダメージ2倍!

もちろんそう都合よくはいかないが、アポロンにも毒沼のダメージは通るので多少は楽になる。

というかトライブキングになれるなら「全属性の攻撃力が2倍」+「弱点ダメージ2倍」でとんでもないダメージを狙え、「ウェーブコマンドカード」も使えば開幕でトライブキングになれるので難易度はガタ落ちする。トルネード・フレアを撃っていないタイミングを狙ってナダレダイコでも食らわせてやればそれだけで1600ダメージになり一気に追い込める。

 

だがそれもこれもリアルブラザー(他のプレイヤー)に恵まれたり、ウェーブコマンドカードをフル活用したりでガチガチに強化すればこその話であり、これらが使えない場合は裏ボスに相応しい強さを見せてくれる(というかウェーブコマンドカードなど今となってはなかなかのレア物である)。

まずコイツは移動する度に縦か横2列を攻撃する「プロミネンス・フレア」を繰り出すし、ガード性能を持つ炎の竜巻3本を撃つ「トルネード・フレア」と巨大なガード不能の火球を撃つ『サン・フレア』を持つ。

どれも一応避けられるのだが、トルネード・フレアは2回連続で来るのでガードでは追い付かない。サン・フレアも技の出が早い上に真ん中にいると9マス全てが範囲なので、直前に左右に移動して安全圏を作ること。

だが狙いをつけさせたら今度は間髪入れずに真逆の方へ避難せねばならず、タイミングがシビア。「インビジブル」でもなければ焼き尽くされるだろう。

 

とにかく攻撃が激しいので、アンダーウェア(HPが0になるとき1度だけHP1で耐える)とか上位のリカバリー系カードは必須。アンダーウェアの効果はHP1でさえなければ何度でも発生するので覚えておこう。


トラキンで楽勝だった事を反省したのか3ではこれが使用不能になり、難易度が向上している(戦力差はシークレットサテライトサーバーやノイズ改造ギアで補うといいだろう)。

弱点を突く水属性ノイズチェンジを使おうにも、ヴァルゴノイズのCSは攻撃範囲が広すぎてトルネード・フレアで防がれる恐れがあるので油断は禁物。幸いにも2同様にステータスガードは持っていない為、CSと暗転しない水属性カードにバブル効果を付与でき、電気属性への攻撃に繋ぐ事の出来るキャンサーノイズがオススメ。


バトルカード編集

前方9マスをサン・フレアで攻撃するメガクラスカードとして登場。残念ながらブレイク性能は無し(というかメガでブレイク性能があるのはジェミニ・スパークの黒い方が撃つパンチとオリガのヘル・ローラーだけ)。

ノーマルでも190とメガクラス首位だが、SPクラス(デリートタイムが早いほど威力が上がる)では最大350に達し、炎属性を強化するダイナソー系なら最大380とギガクラスにも迫る。クサムラパネルにしておけばその破壊力は760、トライブキングに至ってはクサムラとの併用で1400と完全にメガクラスの枠を凌駕する破壊力。

もちろんそれだけの威力を引き出すにはアポロンなど秒殺になるレベルでやり込まなければならないが、ウェーブコマンドカードを積みまくったトライブキングならばそんな苦行もヌルゲーと化す。


余談編集

アポロン・フレイムは水属性が弱点となっているが、実際の太陽に水を掛けると、却ってエネルギーを与えるだけだったりする。


関連タグ編集

流星のロックマン 流星のロックマン2

電波変換

ムーの電波体 もうひとつのミライ

サンゴッド:恐らく元ネタ。

エネル:コイツもコイツで非常に傲岸不遜な性格。また背中にリング状のものがあったり時々一人称が変わったり膨大なエネルギーを扱えたりと共通点が多い。

 

太陽神アポロン:言うまでもなくモチーフ

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