ブラットス
げんぞうけっしょうこうそくたい
オラトリオ・タングラムにおける中ボス。体内にアース・クリスタルを格納しており、ジグラットの下半身の上にさらにジグラットの下半身を上下逆さまに取り付けた上下線対称な構造が特徴的である。
戦闘パターンもジグラット同様2つの形態を持ち、通常形態と上下に分離し内部のアース・クリスタルを露出させて攻撃する形態がある。通常形態ではダメージを与えることができないのはジグラットと同じだが、上下分離した瞬間にしかダメージが与えられない点が異なる。
元々は第4プラント「TSCドランメン」がタングラムの起動を妨害するために、アース・クリスタルを6つの人工Vクリスタルで囲んだ装置であった。この人工VクリスタルにはV.ポジティブ値が高い人間の精神が本人の意志に反して封じられ、その怨嗟の念によって近づくものを攻撃するようになったと言われているが真相は不明である。その攻撃性のためブラットスの維持には膨大な人的、物的コストがかっておりタングラムの独占を阻止しタングラムの共有権を得て早期にブラットスの解体を行いたいTSCとブラットスによる交感遮断機能の影響を受けて衰弱しCISを漂流し行方が分からなくなってしまっているタングラムとの交信を行いたいフレッシュ・リフォーとの互いの妥協点から、リリン・プラジナーによって限定戦争興行オラトリオ・タングラムが提示された経緯がある。このことによりブラットスは解体されアース・クリスタルは解放されたがヤガランデの封印もまた弱くなり、以前のようにヤガランデの幻影が発生する危険な状況に戻ってしまってもいる。その対処として「ヤガランデの供犠」という密約がTSCとフレッシュ・リフォー間で交わされた。
マーズにはこの機体と酷似した「ストラトス」というボスユニットも登場する。
事象崩壊要塞機動を阻止する終盤にプレイヤーに立ち塞がる強敵であり、外見や攻撃方法はブラットスに酷似しているが、その内部にはアース・クリスタルではなくダイモン・オーブ状の球体が格納されている。ブラットスと同じ展開時にレーザーを拡散発射する個体のほか、複数のダイモン・オーブを持ちレーザーを回転照射するタイプ、当機を撃破するミッションで最後のフロアで待ち構える上側の下半身のみ、または下側の下半身のみで、ダイモン・オーブが常に露出している個体も存在する。