愛称「コロンちゃん」
概要
ハートランドシティのテーマパーク、「ハートランド」のアトラクションキャラクター。……というのは表向きの立場で、正体はMr.ハートランド直属のナンバーズハンター、つまり天城カイトなどと立場的には同じ。意思を持つ人形。
元はキャッシーが持っていた人形であったが、彼女の両親が新しい人形を買ってきたために御役御免となり捨てられる。その後オボットに回収され、ハートランドのゴミ処理施設にてその怨念がDr.フェイカーの目に留まり拾われ改造された結果、現在のような姿となった。
実はキャッシーの人形であった頃もあまりかわいがられてはいなかったらしい。
九十九遊馬とアストラルにアトラクションのナンバーズハンター2人を次々と倒されたMr.ハートランドに、「負ければ元のみじめな人形に戻す」と言われ、そのことを何よりも恐れていた彼女は3人目のナンバーズハンターとして遊馬達と対決することになる。
使用するデッキは「ドール・モンスター」とフィールド魔法「人形の家」を主軸としたデッキで、エースモンスターはNo.22不乱健。その圧倒的な攻撃力と効果で九十九遊馬、アストラルを追いつめたものの、プレイングミスが原因で敗北。本来ならばそこで魂が抜けてしまうはずだったが、「人形の家」の主である「デメット爺さん」が自身の命と引き換えに魂を与え、その結果アトラクションのナンバーズハンター3人衆の中で唯一生き残った。
最終的には遊馬のことを気に入ったためか、遊馬達の仲間となり、遊馬の家に居候するようになった。
OCG化
2013年8月10日発売の「コレクターズパック‐ZEXAL編- 」において彼女自身のOCG化が決定。これによって今まで不明であったカラー(金髪、黒と白の服、青いリボン)が判明した。
登場人物がOCGカード化するのは遊戯王ZEXALではオービタル7に続く2人目となる。(トークンカードも含めるなら他のキャラもカード化していると言えるが)
テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻 500/守2200
レベル4モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、自分の墓地の「おもちゃ箱」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドに他のモンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
(3):自分フィールドの表側表示の通常モンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地から通常モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
解説
漫画で彼女自身が使用した「おもちゃ箱」に関する効果と、他のモンスターが存在する限り攻撃とカード効果の対処にならない効果、自分フィールド上の通常モンスターが破壊された時素材を使って通常モンスターの後続を呼び込む効果を持つ。
通常モンスターの展開効果は遊馬とのデュエルで発動していたフィールド魔法「人形の家」をイメージしたものと思われる。
2020年には、プレミアムパック2021で「ドール・モンスター」2種・「デメット爺さん」・魔法カード「人形の幸福」が収録される。
「デメット爺さん」の効果により「ドール・モンスター」を闇属性レベル8扱いで並べることができるため、従来のコロンデッキでは噛み合わせが悪かった「No.22不乱健」のエクシーズ召喚を容易に行える。
「人形の幸福」を使えば「おもちゃ箱」または「デメット爺さん」をサーチでき、破壊効果によって上記コンボへ繋ぐこともできるため、作中の戦術をイメージしたデッキ構築が格段にしやすくなった。
「人形の家」の効果は複雑すぎる為、この様な処置になったと思われる。
と思ったら「人形の家」も後に商品化した。