ヘッドプラッカー
へっどぷらっかー
頭頂部には赤いモヒカン状の装飾、顔面には十字の覗き穴などと、特徴的なフルフェイスヘルムを被った漆黒の騎士の姿をしており、アポフィスフィオ同様に数少ない専用のグラフィックとなっているボス。
魔王山で魔王オディオに相対した際に、戦わずに逃走(=フィールドから脱出)した時の次元の狭間でオディオが送り込む形で戦う。不可視の敵シンボルが高速で追いかけてくるシンボルエンカウント方式になっており、接触される度にバトルになるが、逃げるのは可能(ただし、逃亡回数にはカウントされない)。
戦闘では圧倒的な火力を誇る単体攻撃『ウェザンブレード』しか使用しない。
その為、ノックバック効果のある技を使えれば、ワンサイドゲームに持っていけるが、それがない場合は常に回復を怠らない持久戦を要求されるので注意。
ただし『ウェザンブレード』はポゴの『ドデゲスデン』と同じ、使用後に使用者がデバフを負う弱点もある為、何度か耐えられればそこも攻略の糸口になるはず。特に、Lvが半減する(=デバフ耐性が下がる)点は大きく、「通打」などのより強力なデバフで追い討ちをかけやすくなる。こうなればただのザコである。
倒すと『エリアルブーツ』を落とす。
オリジナル版では異次元の行き止まりに鎮座しているので、遭遇するには探し回る必要があったが、リメイク版では少し移動すると自動的に出現するよう修正された。
リメイク版では、無属性技以外の全てに耐性を持っており、初期状態では非常に硬い。
ウェザンブレードも相変わらず即死級。使用後にステータスが低下するのは同様だが、仕様変更によって明確な多段攻撃技と化したウェザンブレード自体の威力が上がっており、中々ダメージが下がらない。
ある程度ステータスが下がるまで壁役がウェザンブレードの猛攻を耐えつつ、後方から少しずつ削っていくと効率的に戦う事が出来る。
一部のユーザーからは「魔王山山頂の魔王像と形状が酷似しているのではないか?」と見られており、その意見から「勇者ハッシュと戦った先代の魔王(もしくはその成れの果て)ではないか?」と想像されているが、推測の域を出ない。
しかし、その魔王山山頂の魔王像とほぼ同じ姿の存在がリメイク版に現れた。
石化耐性を持つエリアルシリーズの数少ない入手先であり、ピュアオディオ対策としてあえて挑むのも手であるが、倒しても最終編のスタート地点に戻されてしまうので、オディオの元に戻るのが地味に手間が掛かるのが難点。ちなみにヘッドプラッカーを倒しても、魔王像の前に魔王オディオが出現している状態ならば、引き返す毎にまた次元の狭間に飛ばされるので注意。
「お前はこの異次元の迷い子… 次は死の世界へと迷い込ませてやろうッ!!」
尚、出現時に上記のセリフが流れるのだが、オリジナル版では場所が場所だけに、ヘッドプラッカー自身のセリフだと長らく思われていた。
しかし、HD-2Dリメイク版にて、この台詞は魔王オディオが発していた事実が判明。これにより、最終編のボスで唯一ヘッドプラッカーのみ喋らない扱いとなり、更に謎多き存在となってしまっている。
ただし、上記の台詞により少なくとも魔王オディオの方は、ヘッドプラッカーの存在を認識している事態は確定となった。