概要
学名の意味は「半分イヌ」。
体長1.5m。
ヘミキオンとは「半分犬」という意味で、クマの仲間だが、姿は犬に似ていたと考えられている。足は犬と同じように、普段から踵が地面に離れている「つま先立ち」をしており、速く走ることが出来たと言われている。
現生のクマのように二本足で立ち上がってバランスをとったり木に登ったりすることは苦手としていた。平原生活に高度に適応したイヌ科と比べてヘミキオン類の平原への適応は中途半端で疾走能力に劣っていたとされ、遅れて登場してきたイヌ科との競合にことごとく敗れ、科全体として絶滅へ向かい、現在では平原疾走型の長距離追跡捕食者の生物学的地位はほとんどイヌ科の種で占められ、クマ類の種は森林生活者のクマ科のみが残る状況となっている。