概要
熊の一種。
別名アルクトドゥス。
体長3m、四つん這いの体高1.8m、体重1.1t。
生息年代は更新世後期。
氷期の北アメリカ大陸での最大の肉食動物。そのクマは立ち上がると最大高3.7m弱にもなる巨体。他のクマと比べ、4本の足は長く、特に前足は異様に長く 細かったそうである。一見スリムな体格で巨体のわりに敏捷に走れたと思われる。歯の形状からも肉食傾向が強いと考えられ、大型草食獣を襲うかなりの捕食者と思われる。さらに広い頬骨とそれに繋がる筋肉が発達しており、獲物の骨を噛み砕くほどの強力な顎も持っていた。ショートフェイスベアは名前の通り頭骨が鼻面が短く、幅が広くなっており、クマというよりネコ科の動物に近い形質をもっている。このことから現代、アンデス山脈に生息する現生のメガネグマに近縁だと言われている。
2011年にアルクトテリウム・アングスティデンスが記録をかなり更新したが、それまではジャイアントショートフェイスベアが最大の熊だった。