概要
熊の一種。
体長1.5~2m、体重90~140kg。
他の熊と違って、唇や鼻先がよく動き、シロアリを上手く食べることが出来る。
凶悪な形、対アリ塚破壊用の長い鉤爪、「シロアリ啜ってるときのズゾゾゾゾッて音が超キモい」関係から、現地の人に恐れられていた。
頭部のモフモフというかもさもさの毛、が「フードを被ってるように見える」点、アリクイ用に進化した唇がべローンと伸びる点から、南方熊楠が、「この生き物の造型が日本の山姥、狒々(「唇がどうした」と言われる)や猩々などの元ネタになったのではないか」と主張している。
因みに、この熊の名前の由来は、初めて標本を見たヨーロッパの人々が、長くモフモフというかもさもさの毛と長い鉤爪を持つことから「ナマケモノ」と勘違い。そのため、ナマケグマと名付けられた。