概要
熊の一種。
体長1.5~2m、体重90~140kg。
食べ物は昆虫、サトウキビ、蜂蜜、果実等。
インド、スリランカに生息。
他の熊と違って、唇や鼻先がよく動き、シロアリを上手く食べることが出来る。
爪が長く、シロアリの巣を壊す時にも、役に立つ。
子供が小さい時は、背中に乗せて運ぶ。
凶悪な形、対アリ塚破壊用の長い鉤爪、「シロアリ啜ってるときのズゾゾゾゾッて音が超キモい」関係から、現地の人に恐れられていた。
頭部のモフモフというかもさもさの毛、が「フードを被ってるように見える」点、アリクイ用に進化した唇がべローンと伸びる点から、南方熊楠が、「この生き物の造型が日本の山姥、狒々(「唇がどうした」と言われる)や猩々などのネタ元になったのではないか」と主張している。
因みに、この熊の名前の由来は、初めて標本を見たヨーロッパの人々が、長くモフモフというかもさもさの毛と長い鉤爪を持つことから「ナマケモノ」と勘違い。そのため、ナマケグマと名付けられた。