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CV:落合福嗣



概要編集

宗教国家ライムダール正教の最高司祭、ドモヴォイに認められ審問官となった男。

劇中では主人公達達が国にやってくる前から、街の住人の中に人をたぶらかすという「妖精」に化けている者を見つけ出し、審問所で神判を執り行う役目を任されている。ソードマスターである修道士グラディスを従えている。

ドモヴォイが大聖堂に居を据えている以上、実質的に審問所を取り仕切っているのは彼である。


余所者である戦士達には勿論、街の住人にも高圧的な態度で接するグラディスとは違って柔和な印象を受けるが、妖精と疑わしき民を摘発して神判にかけるという行為に関しては一切の疑いの余地も、情けもかけることはなく粛々と儀式を取り行っているが…。




導師というジョブ編集

精霊を停滞させて継続的なバフをかけるスピリット系魔法が優秀。光属性の攻撃魔法であるバニッシュ系も習得する。なお、精霊は一体のみで別の精霊を使うと上書きされる。

特性2「見えずとも共に」を習得するとスピリット系魔法を自動で発動するようになるため、保険としての効果が大きい。この「見えずとも共に」が強力なのは、攻撃以外の全精霊魔法が発動する上に特性1「精霊の護り」までも発動する為、導師のレベル上限を解放できるようになれば優先して育成したい。

サブジョブに白魔道士をセットすると回復役のスペシャリストとしてBDFF同様に相性が良い。


「バニシュ」はFFの透明になるものと異なり、BD2では「ホーリー」の下位に系統として変更されている。












真相編集



以下、3章のネタバレ




大司祭ランドルフが娘のマルグリッドを神判にかけられた事により審理のアギトに向かい、戦士達も追ってその最下層へと向かう。その想像を絶する悲惨な光景に皆が絶句する中、彼はグラディスと共に彼らへ妖精の疑いと神判にかけるべくアギトを訪れて戦いを挑む。が、戦士達が勝利するものの彼はグラディスによってその場を逃れて、暫く表舞台から姿を消す。(グラディスはこの後、ヘリオの言葉を信じてきた自分の過ちを思い知らされる事になる)





…そして3章終盤、一行の前に再び姿を見せたかれは、自身の正体がホログラードの間者である事を自ら明かした。ドモヴォイの指示に従って神判を次々と行っていたのは妖精等は関係がなく、ホログラード軍が侵攻する上での前段階として国を弱体化させる事が目的。


その為、かなり早い段階からライムダールに潜入して審問官となり、ある一人の住民の行動から彼に妖精との関連を疑う事をドモヴォイに進言。これに、ある事情で兼ねてから妖精を嫌っていたドモヴォイが了承した事により「最初の神判」を下す。ライムダールはこの時からおかしくなり始めた。


次々と神判にかけられていく様はドモヴォイや街の住民達からすれば「疑わしき芽は早めに摘み取る」という、恐ろしい群集心理に支配されていたがその中でヘリオ一人だけは国を取り仕切る大きな権力を持つ司祭や修道士、国の反乱分子となりうる思想の住民の始末を目的とし、この神判という状況を利用していた。

さらに、ミューザ侵攻における火のクリスタルの強奪とその「力」を利用する事で国の気候を温暖化させたのも、ドモヴォイが「神竜ないし余(自分)の言葉と信仰の恩恵」と告げる一方で、その地に暮らす人々にとって「極寒地帯」というのは辛い気候ではあるものの、そのお蔭で他の国々を寄せ付けていなかった「天然の要塞」とも言われるライムダールへの侵攻を容易にするために彼はドモヴォイの指示に従い続けて…泳がせていた。


こうして長年の下準備を終えて用済みとなったドモヴォイを、光の戦士達に敗れて弱った所を狙って始末した後で彼は本性を現し、ドモヴォイからクリスタルを奪取すると同時にホログラード軍を国内へ侵入させた。話の内容からしてオルテンと似たような事情で侵攻後のライムダールと火のクリスタルが見返りだったようである。


計画は万事うまくいっていたが、ここで素直にすぐホログラード側に戻っていればよかったものの、彼は後に戦場で戦っていたグラディスの前に姿を現す。グラディスは審理のアギトで気づかされた真実と己の罪を背負いつつソードマスターとして国を守るべく奮戦していたが、ヘリオに随伴して神判に携わっていた事から密かに彼女に恨みを抱いていた味方側の兵士によって致命傷を負わされていた。そこに追い打ちをかけるべくヘリオが告げたのは、以前の神判の騒動中で亡くなったと思われる両親の死の真相が「司祭であった夫婦を排除する為のヘリオの手による殺害」だった

自身の計画に踊らされて、利用されていたと高笑いしていたヘリオは完全に油断しており、隙をつかれた彼はグラディスの渾身の当身を受けてしまう。その際火のクリスタルを取り落としてしまった事、すぐ後にライムダールの聖騎士軍が近づいてきたことで止む無くその場から撤退する。


…が、その逃走を許さず、そして国難を齎し暗躍し続けた彼についに本当の「神判」が下される。



神竜・ゴードリィルの降臨


大いに乱れ、惑う国民達を尚思い続けてきた神はホログラード軍を威圧して退けさせ、劣勢に陥っていた戦況を一変させる。これに動揺しやっと逃げ道につくも時すでに遅し。ヘリオを見つけたゴードリィルは彼に怒りの炎を浴びせるのだった。


…後に、戦闘後でのライムダール聖騎士軍の方ではヘリオの行方はわからないとされたものの、黒焦げになった遺体は発見されたという。火のクリスタルを利用した者の末路として、彼は火の報いを受けたのだった。





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