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概要

CV:津田健次郎

ドワーフ王国、武装国家ドワルゴンの元大臣で貴族出身でブルムンド王国の自由組合の支部長であるフューズとは顔見知り。カイジンと同郷であり、王宮騎士団工作団の隊長と副官の関係であったが平民出身の彼が高く評価されていた事に不満を抱き、魔装兵計画にてカイジンと意見が衝突し、焦って独走の後に失敗。その責任をカイジンになすりつけたうえ、軍の幹部まで抱き込んで嘘の証言までさせ、カイジンを軍から去らせた。

その後もカイジンを陥れるようと画策していたが、世話になったリムルにまで嫌がらせをした事に堪忍袋の緒が切れたカイジンに殴り飛ばされる。その事で裁判沙汰になった際買収した弁護士に偽の証言をさせて実害以上の重い刑罰を科させようとしたがドワーフ王であるガゼルはそれに踊らされず減刑される形でカイジンとその関係者を国外追放させる結果となった。更にガゼル王には魔装兵計画の失敗も含めた全ての企みがバレており(彼としては正直に打ち明けるのを待ち続けていたがこの件で庇いきれなくなった)、またドワーフを上回る技術力(正確にはスキルだが)を持つリムルを追放してしまうことにもなったため、責任を問われ免職、王宮への立入禁止となった。

幼少のころは凱旋するガゼルに憧れ、将来仕えて王の近くで国の為に純粋に力を尽くしたいと心に誓っていた。カイジンとの衝突も近くで共に開発に携わっていたからこそ、カイジンの才能に及ばない自分が王に尽くせるのかと苦悩し、責任を拗らせ、功を焦ったからであり、カイジンへの嫉妬は憧れに近いものがあり自らも努力を惜しまなかったのである。

後に才気ある者を遊ばせておくのを惜しんだガゼル王によって、半ば行き倒れていた所を拾われ、ドワーフ王国とジュラ・テンペスト連邦国の相互技術提供の約束を取り付けたあとに連れてこられる。これまでの全てを反省してリムルとカイジンにこれまでの行いを謝罪し和解を果たした。

移住後は開発部門に就任。元々は精霊工学を専門とした研究肌の職人で、権力闘争には不向きで研究している方が向いていた人物だった事が判明する(以後は白衣と眼鏡が標準の服装となった)。研究員となってからは以前とは見違えるように生き生きとしており、ガビルと共に特産品である中位回復薬を早期に開発し、テンペスト開国祭ではガビルと共同でフルポーションに関する研究発表をしているほか、リムルのアイデアを元にカイジン、クロベエ、ベスターの3人が共同開発した品々はテンペストの発展に欠かせないものとなっている。

また武装国家ドワルゴンへの連絡役としての側面も持っており、ドワルゴン直通の連絡水晶球操作担当でもある。貴族としての教養を活かして魔国連邦の迎賓館を始めとした宿泊設備の接客指導も行っている(それ以前にも簡易ながらテンペストの子供達への教育に臨時指導者として参加していた)。

(意外なことに)研究者の資格を持っているラミリスに、リムルの研究をしていた所を発見されて拉致、書類整理やデータ収集などの手伝いをさせられる。その際に訪れてきたディーノを魔王と知り驚愕するが、一瞬で平静に戻っており、相手が誰であっても物怖じせず、手際よく説明を行える(色々驚きすぎる経験を積んだ為)、動じない心を手に入れている。

ただ研究に熱中しすぎると睡眠も休息も取らなくなってしまうらしく、ラミリスの下で研究している時には窶れていたのだが、「ぜひ、このまま研究を続けさせて下さい!寝る間も惜しいです!」と興奮を隠さないでリムルに訴えかけていた。

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