ベルベラ
べるべら
「平成モスラ三部作」に登場する妖精の一人。地球を我が物顔で占拠し、自然や動物の命を平然と淘汰してきている人間に対して激しい憎悪を抱いている。その為、人間の可能性を信じ守るべき存在だと主張するモルとロラ姉妹とは敵対関係にある。
実はエリアス姉妹の長女であり、モルとロラの姉にあたる。
前述の通り人間を憎んでおり、人間を滅ぼせる手段があるならば迷わず即実行に移す(悪い意味で)アグレッシブな女性。人間が相手となれば女子供相手だろうと容赦せず、場合によっては荒々しくわからせた後に自身の駒として利用するなどの冷酷非道さと悪賢さを併せ持つ。
また、妖精としての超能力も所有しており、主にマインドコントロールを用いる。
そして意外なことに現代のメカニックでも仰天ものの機械技術を会得しており、その技術をフルに活用して自身のペット怪獣ガルガルを作成し、従えている(そして作品が進む毎に強化されている)。
闇の女王、降臨
モスラでの姿。スカートの裏地が赤の黒を基調としたドレス、赤いベルトとタイツ、黒いロングブーツに紫の宝石が散りばめられた黒い長手袋、ボブカットヘアに黒とドギツいピンクの飾り羽根があしらわれた黒い帽子といった毒々しくも派手な装いをしている。
主人公・後藤大樹の父親・裕一が北海道で土木工事中に発見したエリアスの盾を台座から引き剝がしたことで行動を開始。大樹の妹・若葉に渡されたエリアスの盾を奪い取る為に深夜に後藤家に侵入。マインドコントロールで若葉を洗脳し、後藤家を占拠してしまう。その後は盾を取り返そうとするモル、ロラ姉妹、大樹の妨害を受けるも脱出しデスギドラを復活させるべく北海道へ飛ぶ。
到着後は盾の力を用いてデスギドラの封印を解き、自身の配下とすべく接触。森林の生命エネルギーを吸わせて枯らし、近隣の住民を酸素不足で苦しめるだけでなく母モスラを救うためにやって来た新モスラ(幼虫)がデスギドラの襲撃で流血した際には下卑た笑い声を上げる、山の麓に避難していた後藤兄妹を襲撃して再度エリアスの盾を奪取するなど外道極まりない行動を取り続ける。
しかし幼虫が樹齢1万年の屋久杉の下で力と知恵を得て羽化した形態モスラ・レオになったことで形成は逆転。デスギドラも生命エネルギーを十分に吸収したことで完全体となるがモスラ・レオには敵わず、自身もエリアスの盾で復活したフェアリーのインパルサーを諸に食らったことで断末魔の悲鳴を上げながら墜落。
ガルガルは再起不能になり、眼前に迫った山火事の残り火で焼け死にそうになるが、そこをモル、ロラ姉妹に捕縛される形で救い出される。その後は姉妹の下から脱走し、二人に対して「覚えときな、いつかそいつら(後藤兄妹)があんたたちに牙を向くよ。」と呪詛めいたことを言い残し森の中へと消えた。
女王は真夏でパーリナイッ!
モスラ2での姿。劇場版は漫画版とは異なり、スカートは前回と同じく裏地が赤の黒いもの(ただし今回は花弁のようなスリットが入っている)、足に銀色のタイツと黒のショートブーツ、上は銀色の下着に胸から腹部にかけて赤い交差仕様の紐が入った黒のコルセット、腕には銀色の長手袋を着け肘部分には赤いバンクル、頭部には赤と黒の飾り羽根が頭頂部に付いたチューリップハット風の帽子、背中には銀色の立て襟、リオのカーニバルのような赤と黒の羽根、黒いマントを身に着けている。
ぶっちゃけ、派手派手だぁ。
因みに前回大破したガルガルは機体を回収・修繕しパワーアップさせた。
今回は現代人類の海洋汚染によって1万5千年の眠りから復活したダガーラとバカンス中の漁師・小谷幹夫、長瀬淳一を利用して人間抹殺計画と共に本作のヒロイン・浦内汐里が見つけたニライ・カナイの精霊ゴーゴ奪取に動く。ダガーラ復活の煽りを受けて浮上したピラミッドに漁師の二人と潜入し、ヒロインら3人に危害を加える。
その後ヒロインたちと共にピラミッドの最深部に赴き、そこでかつてニライ・カナイを統治していた王女ユナと出会う。
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