「人間の骸骨が風に鳴る音を早くこの耳に聴きたい~聴きたい~」
CV:岩城和男
『超人バロム・1』第25話「(悪魔シリーズ)魔人ホネゲルゲの白骨が風にうめく!」登場
概要
骨は骨でもオオトカゲの白骨から作られた魔人。自称:白骨トカゲ。
骨の所々に血の滴った跡があり、右半身の身に中途半端に皮がつき、後頭部は脳髄が露出した姿をしている。動く度に体がきしむ音が出る。
鳴き声は「ゲ~オ~」
福島県いわき市照島海岸に出没し、「骨のお化け」と噂になっていた。
全身をバラバラにすることができ、身に着けているマントを投げて人間を包むことで白骨化してしまうのだが、マントを外すと…
ホネゲルゲ「うう~体の中を風が通る…寒い~」
ナレーション「ホネゲルゲは筋肉を失ったために少しの風でも寒さを感じるのだ」
…とこのように寒さに弱い。
また、身体は氷のように冷たく、抱きつかれた人間は凍りついた後に白骨化する。
武器は体の骨を投げつける「骨ミサイル」とムチ。
自分の姿を見た兄妹を執拗に狙い、母親の声色をまねたり家を揺らしたりして追い詰めたがバロム・1に阻止され、今度は兄妹の母親・秋子を誘拐した。
バロム・1に挑戦状を送り付け、体をバラバラにして元に戻る「ドルゲ骨寄せ」で応戦するも、弱点に気付かれ風下に追いやられたため、腹いせに目の前で秋子を白骨にしてしまう。挑発の意味で「俺を倒して、俺の灰をまけば骸骨どもは元の肉体を取り戻すことができる!!」と明かし、バロム・1を凍えさせるも、兄弟の声援に応えるべく起こしたバロムドリラーの突風で今度はホネゲルゲが寒さに震えることとなり、爆弾パンチで敗れ去った。
ホネゲルゲの灰をまいたことで秋子たち骨にされた人は元に戻った。(最初に襲われた漁師がどうなったのかは不明だが…助かったのだろうか?)
余談
配下のアントマンは武器が鍔がドクロ・柄が背骨になった剣に加え、頭部や手も骨になっている。同じ武器は第29話のウロコルゲ配下や最終34、35話に登場したアントマンも使用している。
同時期の骨モチーフの怪人と言うことで「人造人間キカイダー」の白骨ムササビとよく比較され、ホネゲルゲの着ぐるみの改造ではないか?と言われることもあるが、どちらも造形を同じツエニーが担当している。
ドルゲがなぜ弱点のある体に作ったのかは不明だが、『ドラゴンクエストロトの紋章』のバラモスゾンビのように苦しめることで言いなりにできるよう、意図的にこのような姿にしたのかもしれない。ホネゲルゲが骸骨の戻し方を教えたのも死んで楽になりたかったのかもしれない。
(ドルゲはランゲルゲの素体を言いなりにできるよう、苦しめた例があるし)