「お前は賽銭泥棒だ…お前の母さんがどんな気持ちでいるか見せてやろう…」
「知りたかったら昇に聴くことだな、尤も奴は決してしゃべらないがな」
『超人バロム・1』第24話「魔人ウデゲルゲは神社で呪う」登場
CV:大宮悌二 人間態:見明凡太朗
概要
上半身が丸ごと巨大な右手となっている魔人。人差し指の先に目が付いており、ここから相手に幻覚を見せる。
終始間延びした口調で、鳴き声は「フィンガー」。
人間に「悪魔の水」を飲ませて洗脳し、ドルゲの奴隷であるドルゲ人間にする事が任務で、福島県照島近辺の村で神主でもある村長に乗り移って村人を奴隷にしようと企んだ。この悪魔の水は適性がないと飲むと死亡してしまい、村で何人もの死亡者を出していた。また、飲ませなくても頭から浴びせるだけでも効果がある。
村長になりすまし、村長を呼び出すために脅迫した村人を用済みで握りつぶすが、その一部始終を賽銭泥棒をしていた昇少年(演:佐久田修)に見られてしまう。しかしドルゲには昇に悪の心があることが分かり、村人に話すことは賽銭泥をしていたことを白状することになるので絶対に喋れないと見浮いた。ウデゲルゲはそんな昇の弱味に付け込んで母が家から追い出す幻覚を見せて脅迫し、誰にも話せないようにした。そうこうしているうちに村人は次々と悪魔の水を飲まされて死亡。昇を苦悩させることになる。
巨大なその手で人間を握り潰して粉砕してしまう程の力を持ち、中指を伸ばして相手を締め付ける。この中指はバロムチョップも通用しない強度があり、その力はバロム・1が「あれに捕まったら命がない」と言う程。
昇の様子が気になった健太郎と猛がバロム・1となって打ち明けるよう接したことで、昇もウデゲルゲの目的を村人の前で話したため、正体を現して村人達に悪魔の水をかぶせて操った。
再度中指を伸ばしてバロム・1に絡ませようとしたが、バロムドリラーで逆に自分の体に絡まってしまい、そこからバロム爆弾パンチを受けて倒された。
ウデゲルゲが倒された事で村長も村人も元に戻った(昇が賽銭泥を白状したどうかは不明だが、多分勇気をもって罪を告白しただろう)。
余談
この回から第26話までサブタイトル前に「悪魔シリーズ」と付けられるようになる(題字には入っていない)
この回のアントマンの武器は手モチーフの魔人だけあって先端がグーパンチの棍棒だが、素手で戦うことの方が多かった。
「手のひらだけでウデゲルゲ」なのはおかしいと思われるが、平山亨P曰くネーミングは”腕”ゲルゲではなく、右手と書いて”ウデ”ゲルゲだという。
着ぐるみはドラマ『プレイガール』第218話に、ナイトクラブのサンドイッチマンとして登場している(ほんのちょっとでなくかなりの出番がある)。
関連項目
ヒダリテ怪人(バトルフィーバーJ)…手の怪人と言うことでウデゲルゲがデザインの念頭にあったとの事。
ペルニダ・パルンカジャス…こちらは霊王の左手。