「ヤゴゲルゲの呪いの子守歌はバロム・1の脳細胞を破壊できるはず。バロム・1、恐れるに足らん!!」
「バッ、バロム・1の幽霊がもう出たのか!?」
『超人バロム・1』第19話「魔人ヤゴゲルゲが子守唄で呪う」
CV:今西正男
概要
ヤゴから作られた魔人。別名:音波魔人。
鳴き声は「ヤ~ゴ~」
遊園地のお化け屋敷に潜んで「ヤゴゲルゲの子守歌」で子ども達を眠らせて拉致し、アントマンに変えることが使命。
調子に乗りやすい性格で、ドルゲに作戦の成果を誉められたことで子守歌を披露するもアントマンの脳細胞を破壊してドルゲに注意されたり、バロム・1にも聴かせて弱らせた際に「カモンベイベ!」と言ったりした。
配下のアントマンは毛のついた槍を武器とする。
マッハロッドで追跡するバロム・1を子守歌で苦しめた上に爆弾を投げつけ、猛と健太郎に分離したところで猛をドルゲ洞に連れ込んだ。再度お化け屋敷で子どもを連れ去りつつ、(子守歌で眠った)猛を助けるつもりで乗り込んだ健太郎を生き埋めにしようとしたが、洞窟が崩れるショックで猛が意識を取り戻したためバロム・1に変身させる機会を与えることになる。
三度子守歌でバロム・1を苦しめるも松五郎が遊園地の音楽を大音量で流したため、奥の手として触覚を光らせての攻撃を使って逃走。
爆弾パンチをパンチ返しで防ぐも、ならばと繰り出された必殺二段パンチの前に散った。
余談
バロム・1のBGM集が出される際、「ヤゴゲルゲの子守歌」も収録予定だったが音源が見つからなかったとの事。
漫画『お父さんは心配性』で主人公の佐々木光太郎がこの歌を歌って北野を寝かせようとする場面がある…。それだけ当時の視聴者たちに印象を深く刻み込んだということか。
東映特撮の後輩である『超光戦士シャンゼリオン』に登場する、ヒーローオタクの闇生物ゴハットは、ヒーローものに出てくる怪人の嗜みとして、おそらく「ヤゴゲルゲの子守歌」をモデルにしたメタな歌詞の子守歌を歌った。