「よく来たなバロム・1! 腹を空かして待っていた…」
『超人バロム・1』の第21話「魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!」登場
CV:大宮悌二、人間態:吉田義夫
概要
顔が丸ごと巨大な唇になっている魔人で「ドルゲの悪の唇」を名乗る。
腕が右腕しかなく、頭からは乱れた長い黒髪が不気味に生えている。
食欲の化身であり、その巨大な口で人間に頭からかぶりついて丸呑みにしてしまう。
人間を食べて体内で猛毒の殺人ヘドロに変え、あらゆるものを溶かす。このヘドロをスモッグ発生装置で
スモッグに変換して空中から撒き散らして死の街にすることを目的とし、最終的にはバロム・1の心臓を食べようとする。そのためドルゲの指示でしばらく絶食して挑んだ。
人間の衣服や持ち物は食べられず、吐き出してしまう。
白鳥健太郎と木戸猛の友人・浩太とその妹チャコが肝試し中に酔っぱらいを丸呑みにし、その後を付けてきた二人を襲撃、バロム・1によって妨害を受けたものの、チャコだけ連れ去ってしまう。
その後、私立探偵・天知大五郎の姿で浩太及び健太郎と猛、松五郎と合流してアジトの屋敷におびき寄せ、健太郎と猛を分断しようとするも失敗したため、浩太を連れ去ってチャコ共々に人質にバロム・1の心臓を抜き取ろうとする。
最後は口の中にボップを投げ込まれ苦しんだところをバロム爆弾パンチで倒された。
最終回では再生魔人の一体として登場。
余談
配下のアントマンの武器は鎌。
この回からバロム爆弾パンチの演出がカメラに向けて三回連続でアップになるものに統一された。
本作のファンである南野陽子が好きな魔人として挙げたのがこのクチビルゲだという。
漫画『お父さんは心配症』ではモブで登場したり、シンデレラの回で佐々木光太郎が片桐のたらこ唇を罵って「クチビルゲ」と言うシーンがある。
関連
クチユウレイ···『仮面ライダー(新)』に登場する類似モチーフのネオショッカー怪人。こちらでは巨大な口の中に、3つの目を持つ顔がある。