CV:岩城和男
「お邪魔します、わたくしキノコルゲです。俺様は地底の毒キノコの化身キノコルゲ! 貴様は俺の手下のドルゲキノコになるのだ!」
概要
『超人バロム・1』第12話 「魔人キノコルゲはうしろからくる!」登場。
巨大なキノコに大きな目と手足をつけたというシンプルな見た目であり、何かとグロテスクなデザインの多いドルゲ魔人の中ではむしろカワイイ方とも言える。
キノコの笠部分を三度笠に見立てて渡世人の用なふるまいをするのが特徴。
「キ~ノ~」という鳴き声を発する。
武器は口から吐くドルゲキノコ菌で、当たった場所で爆発する。配下のアントマンはキノコを模した棍棒を武器とする。
行川アイランド一帯を根城に、人間を自身の手足となって働くドルゲキノコに変えることが使命。ドルゲキノコとなった者は昼間は巨大なキノコに擬態し、夜になると牙の生えた人の姿になって仲間を増やすべく活動するようになる……とは言っても作中では人間をキノコにするような能力は見られず、もっぱらキノコルゲ自身がキノコ化させていた。
光に弱く、朝までに元の場所に戻らないと溶けてしまうという難点がある。
キノコルゲもまた太陽光が苦手で、太陽の塔を利用したバロム・1に直射日光を浴びせられてしまい、バロム爆弾パンチを受けて崖から転落爆死した。
なおドルゲキノコとされた人間達も元に戻ったが、キノコ時に光を浴びて溶けてしまった老人は復活した様子はなかった。
第14話にて再生魔人の一体として登場。この時は日中でも堂々と活動していたが、渡世人のような言動は健在。
余談
- タイトルのように「うしろからくる」シーンはなく、ほぼ被害者やバロム・1の正面から登場している。
- 今は無きレジャー施設行川アイランドとのタイアップということもあり、何かと不自然な描写が多い。キノコルゲが倒され囚われていた両親と娘が再会するが、その直後に娘が唐突に「あっフラミンゴだ!」と同園の名物であったフラミンゴを指差すという描写がある。
- 劇中ドルゲキノコにされた老人の変身シーンはアニメーションで処理されているが、変身後のキノコにはない魔人同様の目が描かれている。(元々はキノコルゲの誕生過程用の映像だったのか?)
- キノコルゲ打倒のカギとなった太陽の塔は「仮面ライダー」でナマズギラーのエネルギー補給用の塔と同じ物。