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概要編集

ボルネオの湿潤な森林に生息する中型トカゲ。一属一科のみで構成される非常に珍しいトカゲである。

ワニのようなイボ状、又はビーズ状と形容される独特の凹凸のある鱗が特徴的であり、カメレオンのように独立して動かせる尻尾を使って木に登る、肋骨が稼働するなど、奇妙な性質を多く持つ。

に似た身体的特徴を有しており、さらに蛇やモササウルスなどに進化したオオトカゲの仲間である事から、原始的な身体構造のまま「進化段階で分岐した種では?」とする意見もあるが詳細は不明。


瞼は半透明で、目を閉じていても物が見えると思われる。名前のとおり耳は無いが、聴力はある。


また、ドクトカゲと同様の構造の溝と穴がある事から、人体に害を及ぼす程ではないものの、有毒なのではないかとも言われているが、こちらも詳細は不明。


昔はミミズを専食すると言われており、雨上がりに土から出てきたところを捕食するようだが、最近の研究で、他の昆虫を初めとした小動物や、小魚や淡水性の小さな甲殻類なども捕食している事が明らかになっている。


ペットとして飼育が可能だが、慣れればコオロギデュビアにも食い付くものの、基本的にはミミズに対する食い付きが良い為に、ミミズをコンスタントに確保する必要がある。その為に「ミミズコンポスタ」なる専用の設備を設置する必要も場合によっては生じるので、飼育の準備で苦労する。


また、一日の殆どを水の中で過ごしている為に、アクアテラリウムのような環境を作る事が推奨されるが、中型トカゲなので当然ながら相応のサイズのケージを用意する必要があり、管理には苦労する。

さらに基本的には夜行性の種であり、昼間は物陰に隠れて殆ど姿は見せず、夜もそれ程活発には動かない事に加えて人に慣れる事もない。その為に、生体が活発に動き回る姿を観察したい人や、直接生体を慣らせて、ハンドリング等で触れ合いたいという人にはあまり向かない種類である。


原産地域では保護されており、日本でも高価。その価格から、違法に捕獲して密輸しようとする事件がたびたび起きている。


別名編集

・ミミナシオオトカゲ

・ミミナシトカゲ


関連タグ編集

オオトカゲ

爬虫類

トカゲ


シン・ゴジラ・・・イボ状の体表、小さな丸い目などが、なんとなく似てると話題

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