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「私こそがイグニスの進化した姿だ」

CV:松田賢二


概要編集

新生LINK VRAINSに現れた謎の決闘者。


初登場時は全身金色の人影のような姿(要は全身金色のコイツ)をしており、現実世界にいる草薙翔一の弟・草薙仁の前に突如現れ、彼の記憶を奪い取ってLINK VRAINS内に逃走。


Version.1編集

Please save him!!

その後、翔一から連絡を受けたPlaymakerにデュエルを挑まれ、デュエルのダメージによって外装が剥がれて上の画像のような姿となった。

しかし、この時の彼は自分が何者なのか、なぜ自分が今デュエルをしているのかすら把握しておらず、Playmaker達を困惑させる。

だが直後、ボーマンの弟を名乗る少年・ハルからの通信を聞いて、自分の名前と、自分が記憶を取り戻すためにある人物から命令を受けたことを思い出し、Playmakerとのデュエルを続行。

デュエルには敗北するが、ハルのサポートでPlaymakerを振り切ってLINK VRAINSの進入禁止エリアへと逃げ遂せる。


そして、逃げた先で謎の人物に仁の記憶データを捧げ、自分の記憶を元に戻すよう要求するが、その人物は再度ボーマンの記憶を奪い取ってしまう。(この際のハルとその人物の会話から、ボーマンはこれまでに何度も記憶をリセットされ、利用されていることが窺える)。


Version.2編集

Bowman

その後、再び記憶の調整を受けた彼は、進入禁止エリアに存在する「風のワールド」へと追ってきたPlaymakerと対峙。

以前と違って自信に満ちた態度でデュエルに臨み、戦術も前回のデュエルとは比べ物にならないほど高度なものになっていた。

そしてボーマンはPlaymakerとAiに対し、ロスト事件の裏に隠れた真実と称した、自身の身の上を語る。

その内容は、「今の藤木遊作の人格は、ロスト事件中に作られた遊作の記憶データのバックアップから作られたレプリカであり、実験中の不慮の事故で本物と入れ替わった」「自分こそが遊作の本当の人格である」という衝撃的なものであった。

遊作もロスト事件時の記憶が曖昧なため、事件中に何者かに記憶を操作された可能性もゼロではないとボーマンの主張を完全に否定することはしなかったが、ボーマンの語る過去の記憶には、ロスト事件直前に出会っていたある人物の存在が抜け落ちていたことから、自分の記憶が正しいと確信。

「Playmakerの手の内をすべて読んでいる」と豪語するボーマンの戦術をさらに上回り、撃破する。

しかし、デュエル直後風のワールド自体が崩壊を始め、その崩壊のどさくさで姿を消したため、仁の記憶データは取り返せずじまいとなった。

そしてデュエル後、謎の人物は「これでボーマンはPlaymakerの不屈の闘志を学んだ」と、ボーマンの敗北を予期していたかのような発言をしている。


謎の人物、その正体は光のイグニス「ライトニング」であり、対話していた影のような存在はウィンディの作った「エコー」と同じく人工知能の存在である。

ぶっちゃけるとライトニングの目的のために酷使されているのである。


なお、ライトニングのデザインが公開された時期に多くの視聴者が気付いてしまったが、ライトニングとの関係を匂わせるかのようにハルとボーマンとピット&ブートの体にはライトニングと同じ十字の模様が多数付いている。


後々の展開からボーマンの本来の記憶は別に存在したため、この時の記憶は遊作の予想通りライトニングが刷り込んだ全くのでたらめである。


Version.3編集

ボーママン

三度目の邂逅の時点でライトニングの構想通りのAIとして成長しており、2度に渡るデュエルの記憶も復元されている。


ボーマンの正体はライトニングの考えるイグニスを統一し再構築した膨大なデータを収めるための器となるべく開発された「次世代型イグニス」であり、ライトニングにとって自身が仕えるべき真のパートナーと自負する程の存在である。

現在までの成長に至るまではライトニングから酷使されているように見られたが、成長し記憶も完全になってからは立場が逆転したかのような会話をしている。

なお、任務の補佐をしていたハルとビット&ブートはボーマンという完成体を作り出す過程で組み上げられた試験型とされる。


人物・性格編集

記憶の変更によって人格・性格の変遷が激しいためわかりにくいが、素のボーマン自身の性格は良識的で、Playmaker初戦時に自我を取り戻した際は仁の意識を奪われた事を「酷いこと」と述べており、3戦目の時にはイグニスの器のための使命から人類を滅ぼす側であるが、テンプレ的な悪役と違い、人類側の抵抗とその意思自体は否定しておらず、イグニス側が排除されることも受け入れている。また、設定とは言えハルにも兄弟愛を抱いている。


使用デッキ編集

ハイドライブ」と名のつくモンスターを多用するデッキを使用。

基本的な構成は地属性・サイバース族であるが、リンク1のリンクモンスターは「地」「水」「炎」「風」の4つの属性をそれぞれ有している。そのリンク1のハイドライブには自身と同じ属性のモンスターが相手の場にいるときダイレクトアタックが可能になる能力を持ち、相手モンスターの属性を変更する永続罠「プロパティ・スプレイ」とのコンボで直接攻撃を狙う。

さらに、リンク2以降はそのリンク数に応じて「地」「水」「炎」「風」の属性を得る上に、後述の共通の効果「プロパティ・ゼロ」を持つリンクモンスターが多く、その効果で相手の盤面を抑え込むため、非常に厄介なモンスター群でもある。その関係上「光」「闇」以外の属性統一デッキの対戦相手には有利になるデッキ構成とも言える。

他に4属性に対して効果無効化のメタをはりやすく、次々とハイドライブトークンを特殊召喚してリンク召喚に繋げる様は、Playmakerとは違う形でリンクの申し子と言える。

また、「リンクマジック」と呼ばれる、リンクマーカーを持つマジックカード「裁きの矢」を所有しており、これによってリンクマーカーの範囲を大幅に広げている。

後述するスキルで更なるリンクモンスターを入手している。

ボーマンが覚醒してからは「運」の要素を取り入れており、サイコロを用いる効果やギャンブルを意識したカードを中心とした構成になりつつある。

海外では「Hydradrive」という名前になっている。ハイドラとディスクドライブを合わせたものだと推測される。


プロパティ・ゼロ編集

自身と同じ属性を持つモンスターの効果を無効化するリンクモンスターの効果。

リンクモンスターのみでリンク召喚するハイドライブが共通して有する(パラドクスは未確認)。

基本的に相手のフィールドに限定した効果だが、アローザルのみ自身のフィールドまで効果を適用する効果となっている。


エースモンスター編集

ハイドライブ・ナイト(リンク2編集

  • ツイン・ハイドライブ・ナイト

Playmakerとのデュエルで使用した、ハイドライブリンクモンスター2体をリンク素材に指定する騎士型のハイドライブ。

リンク素材の属性に応じて2種類の属性を得る事ができる。「プロパティ・ゼロ」を持つ。


ハイドライブ・ロード(リンク3編集

  • トライデント・ハイドライブ・ロード

データストームの中からスキル「Storm Access」で入手した、ハイドライブリンクモンスター3体をリンク素材に指定するハイドライブ。

ツイン・ハイドライブ・ナイトの3属性バージョンであり、「プロパティ・ゼロ」が適用できる属性が1つ分増えている。

リンク数と攻撃力はデコード・トーカーや転生炎獣ヒートライオと同じである。ただし、リンクマーカーの方向は異なる。

トライデントは三叉の槍であり、リンク数の3に通じる。


  • キュービック・ハイドライブ・ロード

ブルーメイデンとのデュエルで使用した、同属性ハイドライブリンクモンスター3体をリンク素材に指定するハイドライブ。

リンク数・リンクマーカーの方向・攻撃力こそトライデントと共通するが、リンク素材は「同じ属性のハイドライブ」を指定しており、トライデントを上回る効果を有している。

属性を2つ宣言することで、本来の「地」に加えて2つの属性としても扱う効果、共通の効果「プロパティ・ゼロ」に加えて、同じ属性のモンスターを戦闘で破壊した場合にもう一度だけ続けて追加攻撃できる効果とリンク素材にされた際にデッキから1枚ドローして手札を補充する効果も持つ。

キュービックは「立方体の」という意味であり、体積の求め方「縦×横×高さ」にあたる3乗を意味していると思われる。


ハイドライブ・アトラース(リンク3)編集

  • パラドクス・ハイドライブ・アトラース

ソウルバーナーとのデュエルで使用したハイドライブ。

詳細は不明だが、サイコロに関した効果を持ち、6属性に関する効果も有していると思われる。なお、不霊夢やボーマンの台詞からサイバース世界を破壊した強大な謎の敵の正体とされるが、モンスター効果はボーマンが成長してから使うようになったサイコロに関したものを持つなど謎が多い。


ハイドライブ・モナーク(リンク4編集

  • アローザル・ハイドライブ・モナーク

データストームの中からスキル「Storm Access」で入手した、ハイドライブリンクモンスター4体をリンク素材に指定するハイドライブ。

リンク4で攻撃力3000を有しているリンクモンスターで、多数の効果を有する。本来の「地」に加えて「水」「炎」「風」の3属性としても扱い、お互いのプレイヤーのこのカードと同じ属性のモンスターの召喚と特殊召喚を攻撃表示に強制、共通の効果「プロパティ・ゼロ」も自身のフィールドも含めるなど、四属性メタに徹底した効果群に加えて、EXデッキから特殊召喚されるとハイドライブカウンターを4つ載せる効果、自身のカウンターを1つ取り除いてサイコロを振り、その出目に応じた属性のモンスターを全て除去し、除去したモンスター1体につきに500ポイントのダメージを与える効果持つ。

「光」「闇」に関する効果を持った最初のハイドライブ。なお、初使用のデュエルでPlaymakerが闇属性のモンスターしか使わなかったため、共通の効果「プロパティ・ゼロ」が使用されなかった。

ちなみにアローザル(arousal)は英語で「覚醒」を意味する。


  • テッセラクト・ハイドライブ・モナーク

ブルーメイデンとのデュエルで使用した、同属性ハイドライブリンクモンスター4体をリンク素材に指定するハイドライブ。

アニメの公式サイトのモンスター紹介によると「蛇の帝王」であるらしい。

(EXデッキから以外も含めて)特殊召喚されると本来の「地」に加えて「水」「炎」「風」の3属性としても扱う効果、攻撃した時に相手プレイヤーへ「自身と同属性1体を墓地へ送る行為」を強要し成功したら連続攻撃する効果、1000ライフポイントを支払う事で攻撃力を倍加させ自己再生する効果を持つ。

素材が重い分攻撃力が3000と高いうえに効果も凶悪で、特に除去効果は「プレイヤーへの効果」であるためモンスター効果に耐性を持つブルーメイデンのモンスターでも敵わなかった。

なお、上述のモンスター紹介では「大きな盾は防御力抜群だぞ!」と記載されているがリンクモンスターなので守備力を持っていなかったりする。

名前のテッセラクト(tesseract)は幾何学で使われる多胞体の一つ「正八胞体」を意味する。


ハイドライブ・ドラゴン(リンク5編集

アニメ遊戯王VRAINSで初めて登場したリンク5モンスター。Playmaker(4戦目)で登場。ニューロンリンクによりLINK_VRAINSに閉じ込められた人々を利用して生み出された。Ai曰くリンク4リンク召喚がLINK_VRAINSの限界だったが、ボーマンはその限界を超えた。5体のイグニスの力を宿しており、同じ方法で入手した違う属性のモンスターと入れ替わりながらPlaymakerを追い詰めた。違う属性の時はリンクマーカーの向きも違う。

見た目や設定から初代遊戯王のF・G・Dを彷彿させる。


  • パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン

LINK_VRAINSのデータをマスターストームアクセスに利用することで入手したモンスター。召喚条件がリンクモンスター1体以上とこれまでにないものになっている(リンク1を除けば最低でも2体以上必要)。攻撃力は0だが、自身についたカウンター1つにつき攻撃力を1000ポイントアップさせる。相手モンスターの効果破壊と墓地のハイドライブリンクモンスター1体につき800のダメージを与えるバーン効果がある。


使用スキル編集

自分のライフが4000を下回っている時に発動可能。デッキからリンクマジックをサーチして発動し、さらにそのリンクマジックに破壊耐性を与える。

Playmakerとの1戦目でのみ使用、後述のスキルを得てからは使用しなくなった。Soulburnerとデュエルしたビットブート、ブルーメイデンとデュエルしたハルも同じスキルを持っている。

ライフポイントが1000以下の時のみ使用可能。データストーム内のリンクモンスターをランダムに1枚エクストラデッキに加える(入手カードはデータストームの強度で変化)。

加えたカードはそのデュエル中から使用可能となる。

Playmakerとの2戦目以降から使用、リボルバーに続き3人目の使用者となるが、ボーマンはスキルが使用できないはずのマスターデュエルで使用し、PlaymakerとAiを驚愕させた。また、リボルバーやAi同様、自分の意志でデータストームを発生させることが可能。

後にこの時のボーマンのストームアクセスに関して、ウィンディが細工したとネタばらしをしている。


余談編集

  • 中の人

演じる松田賢二氏は俳優業をメインに活動している役者であり、財前晃役の山本匠馬氏とは、仮面ライダーキバで俳優として共演経験がある。


  • 名前の由来

同時に登場したハルの存在から、映画「2001年宇宙の旅」のボーマン船長が候補として挙げられる。


関連タグ編集

遊戯王VRAINS ハル(遊戯王VRAINS)

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