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概要編集

クワガタムシ亜科には分類されないグループであり、マダラクワガタ亜科として扱われる。

学名はAesalus


体長は5mm程度と小さく、クワガタムシ全体で見ても最小の部類となる。


体色は全体が褐色となり、背面には毛束が斑状に配置され、名前の由来になっている。他種のクワガタのように体型は扁平とならず、体高に厚みがあり、頭部は小さくなる。大顎は小ぶりであるがオスの方がわずかに発達するため、辛うじて雌雄判別ができる。

一見するとハムシなどの別な甲虫に見えるが、触角は先端が展開しないL字状をしており、この点からクワガタムシであることが分かる。


種としてのマダラクワガタ編集

日本に分布するクワガタムシでは最小となる。

学名は「Aesalus asiaticus」


標高500〜1000mのブナ帯に分布している。

樹液には集まらず、朽木の内部に幼虫・成虫共に見られる。朽木の外にはあまり出ることはなく、同じ朽木内で累代を繰り返すこともある。

成虫は飼育下において餌を与えず数ヶ月生存したとの報告があり、幼虫の時期に蓄えた栄養と水分で活動していると思われる。

幼虫は単眼を持ち、頭部がクリーム色となる。


亜種編集

2亜種に分類される。


原名亜種(ssp.asiaticus)

北海道から九州に分布しており、離島では伊豆諸島佐渡島対馬下島種子島に分布している。


ヤクシママダラクワガタ(ssp.sawaii)

屋久島に分布している。

原名亜種と比較し、背面の毛束の数が異なっている。


海外のマダラクワガタ編集

ヨーロッパマダラクワガタ(A scarabaeoides)

ヨーロッパに広く分布している。

本属の基準種。

脛節が太短く、前胸が半月型となる。


ウラノウスキーマダラクワガタ(A ulanowskii)

コーカサス地方から西アジアにかけて分布している。


シチュアネンシスマダラクワガタ(A sichuanensis)

中国四川省陝西省に分布している。

オスの大顎があまり発達せず、雌雄判別が困難である。


タイワンマダラクワガタ(A imanishii)

台湾に分布している。



余談編集

別属の近縁種ヨンネッタイマダラクワガタは体長が最大でも2mmとなり、世界最小のクワガタムシとして扱われる。



関連タグ編集

クワガタムシ亜科

クワガタムシ

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