『マフェットのお嬢さん』とは、マザーグースのナーサリー・ライムの一つである。主に英国あるいは英語圏で親しまれている。
内容は、小さなマフェットのお嬢さんが、Tuffetに座って、Curd&Whey食べてたら、クモが出てきてマフェットのお嬢さんがにげる、というものである。
ほぼ同じ、幼女が蜘蛛と遭遇する内容で、「メアリー・エスター」が「Tester(踏み台かなんか)」にかける版と、
「モプシー」が「Shopsey(玄関だと思う)」にかけて、というものがある。
お約束で、この歌はキリスト教の信仰に関する諍いで、スコットランド女王メアリーをジョン・ノックスが攻撃した事件について歌ったものだとか、マフェットのフルネームはペイシェンス・マフェットで、クモを専攻としカイコに関して韻を踏む形で本を書いた昆虫学者トーマス・マフェットの娘であるとか、諸説あるが詳細は不明である。
解説みたいな
- Tuffet 「草原のもっこりした所」と解釈されるがfootstoolとする説もある
- Curd&Whey 乳製品系の菓子。食べ物はバージョンによってはJunketの他アメリカでは「パイ」
- Spider は1805年に「Little」だったのだが、1879年頃には「Great」になり、1903年に歌われているものは「Big」になっていた。