CV:小林由美子
概要
性別 | 女性 |
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年齢 | 12歳 |
身長 | 145cm(ヒール込み) |
体重 | 36kg |
「アスガルド帝国の聖母」と称えられる、ビフレスト皇国の生き残りの皇女という出自以外謎の女性。ミラージュプリズン編3章時点では名前のみの登場。
デミトリアスの傍にいるらしく、彼曰く「救世軍にいた頃のアルヴィンにはよくしてもらっていた」模様。
ミラージュプリズン編で本格的に動き出し、「リビングドール計画」の遂行の為に、四幻将が求めていた「失われた命」をはじめとする様々な異世界の存在を具現化している。
良くも悪くも純真無垢な性格。
ビフレスト皇国を復興させたいという想いを一途に秘めている一方で倫理観が恐ろしくズレており、他者の心核(人格)を抜き取って別人の心核(人格)を植え付けるリビングドールの非人道性を訴えても、「別に元となった人物が死ぬ訳ではないのだからいいではないか」と全く理解していなかった(カイウス曰く「穴の開いたバケツに話をしている感じ」)。
その底知れなさにルビアは警戒しており、彼女と行動を共にしているミトスも「過去の自分を見ているようで反吐が出る」と内心で嫌悪している。
その一方で皇女としての誇りや仲間たちを想う気持ちは本物であり、彼女と関わりがあった鏡映点たちもその本質は理解している為メルクリアの事は決して嫌っておらず、リヒターは何があってもメルクリアの側にいると決めている。
魔鏡戦争での敗北により、物心つく前に捕虜としてセールンドに送られ、そこで自分を親代わりとして育ててくれたデミトリアスを「義父上」と呼び、慕っている。
一方で、兄ウォーデンのみならず、多くのビフレスト国民を殺し、愛する故郷を滅ぼしたゲフィオン及び、彼女の「2人目」であるミリーナや彼女に与する者には、たとえ元仲間であっても強い敵意を向ける。
フェアリーズレクイエム編終章後編で参戦。ただし、前編でガシャ限定の先行配信がされた。
魔鏡技は、「六徳霧斬」「ミゼラブル・トーチャー」「穣溝・憤怒の雷」「壱拘・極致の頂」「ハイパーベロシティ」。
リビングドール計画
メルクリアが進めている計画。
「リビングドール」とは、アニマを何らかの経緯で失った又は失わせた状態の人間(死体や鏡映点の肉体が使われる)に別のアニマを注入してキメラ結合させる事で生まれる、魂を持った人形。しかし、元々のアニマを人為的に消す際に失敗すると、感情欠落による精神崩壊等のリスクがある。
ミラージュプリズン編5章で判明した目的は、「魔鏡戦争によるビフレスト皇国滅亡の際、命を落としたビフレスト国民を蘇らせる」及び「自分が見た事のない在りし日のビフレストの姿を見てみたい」事。
リビングドールとして甦った兄ナーザたちは、自身がリビングドールになってまでも生き返る事を望んでおらず、メルクリアには彼女が見たことすらない滅亡した祖国の事など忘れて自由に生きて欲しいと願っているが、メルクリアは見た事がないからこそ祖国を復活させたいと思っていると、平行線になっていた。
しかしフェアリーレクイエム編では、義父デミトリアスは今の世界を滅ぼして全く別の世界に移り、そこでビフレスト皇国を具現化させようとしている事がわかり、このままデミトリアスたちに従っていても蘇るのは最早かつての祖国ですらない事を理解する。また自分と共にいてくれたリヒターがデミトリアスたちにリビングドールにされてしまい、自分の事を全く認識していない別人格になってしまった事で、ようやく自分の元を離れていった鏡映点たちの言っていたことを理解した。
その経緯を経てメルクリアはミリーナたちと敵対しつつも、アスガルド帝国から距離を取り独自に動くようになった。
それに対してグラスティンが蠢き出し、終盤でルキウスを人質に取られて、ビフレストが禁忌とする鏡精を生み出さざるを得なくなる。
その結果、鏡精モリアンが生まれたが、鏡精を殺して得られるキラル分子がデミトリアスの計画に必要だった為に、生み出されてすぐにグラスティンによって殺されてしまう。
その際、鏡精とのリンクが切れていなかった事で(鏡精を殺してキラル分子を得る際には、繋がりがある鏡士にダメージがいかないようにリンクを切ってから行う)、彼女の精神は大きなダメージを受けてしまい、まともに喋る事すらできなくなってしまった。
さらに、そのすぐ後にモリアンが死鏡精となって、メルクリアを保護したナーザ一行の前に現れ、モリアンにメルクリアの体は乗っ取られ、自分達に理不尽な運命を強いるティル・ナ・ノーグへの復讐に動き出す。
その後
モリアンに身体を乗っ取られてしまったメルクリアは、意識下でイクスとオリジナルイクスと接触。最終的にはイクスたちの奮闘で心が戻り、モリアンが消滅した後元の身体に戻った。一度も話す事なく死に別れてしまったモリアンへの罪悪感から、イクスと離れる事を決意した鏡精のコーキスを引き取る事を承諾し、以降はコーキスやリヒターたちと共にナーザと行動を共にする。
デミトリアスから離れた事で良識的になっており、話がまるで通じない義父に恐怖を抱き、同時に自分もかつてはあんな感じだったのだと実感している。袂を分かちミリーナ側についた鏡映点たちとも和解しており、新しく仲間になったアリエッタとも友だちになっている。