概要
てんとう虫コミックス14巻及び、藤子・F・不二雄大全集4巻に収録。
このネックレスを首にはめると、名前を呼ばれるたびにそこへと強制的に向かってしまう。ただし同音異義語にも反応してしまう欠点もある。
ストーリー
部屋でドラえもんとのび太が、しずかへの誕生日プレゼントを話し合っていると、そこに子犬が入り込んできて、それを追いかけてしずかもやって来た。すぐに出て行ったものの、気になって後を追いかけたドラえもんとのび太は、しずかから愛犬のペロが外遊びが好きなあまりに呼んでも帰って来ないことを聞き、一緒に探すことした。
その後2人はペロを見つけると、ドラえもんは「ヨンダラ首わ」を取り出してペロの首にはめ、効果をのび太に見せながら説明。だが2人がしずかを呼びに行っている間に、スネ夫が「犬のくせに、ネックレスなんかして生意気な」とこれをしずかへのプレゼントにと、持って行ってしまった。
そんなことは知らない2人はしずかの前でペロを呼んで見せるが、一向にやって来なかったので焦ってしまい、その時スネ夫が箱包みしたこの首輪を持ってきて、誕生日プレゼントにとしずかに渡した。だがその頃ペロは自力で家まで戻っていて、母親がしずかの名前を呼んだため、首輪をつけたしずかは強制的に家まで連れ戻されてしまい、おやつを食べようとしても、また誰かがなまえを呼んだために出ていくことになってしまった。
一方ドラえもんとのび太はスネ夫から、犬のネックレスをしずかあげたことをスネ夫から話され、それがヨンダラ首わであることを説明すると、スネ夫も慌てて2人と一緒にしずかを探すことになった。だが3人がやたらに舐めを呼んだために、しずかはその場をぐるぐる回ることになってしまい、更に岡田家のテレビから聞こえた歌に反応して、その家に乱入してしまい、これに家の夫婦及びドラえもんとのび太はびっくりしていた。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1981年6月1日に、水田版は2020年5月30日にそれぞれ放送している。
1981年版
- ドラえもんはしずかへのプレゼントにままごとセット、着せ替え人形、おしゃれバックを挙げている。またドラえもんとのび太が頭を悩ませている一方でスネ夫も同じことを考えていた。
- しずかちゃんには、別のプレゼントにしようと言ったのは、のび太になっている
- しずかが入って行った家の表札には「どこか」と書かれていた。
- 本編終了後のショートアニメは、ヨンダラ首わを付けたドラえもんが、本編でのしずかと同じようにその場を回り続けるというものだった。
余談
本回に登場した岡田家の主人のキャラデザは、1978年11月25日に発売された『コロコロコミックデラックス ドラえもん』になぜか、しずかの父親のキャラデザとして流用されている。