プロフィール
生年月日 | 2018年4月22日 |
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欧字表記 | Life Is Good |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父 | Into Mischief(USA) |
母 | Beach Walk(USA) |
母の父 | Distorted Humor(USA) |
生産者 | Gary & Mary West Stable, Inc.(USA) |
馬主 | CHC Inc. & WinStar Farm LLC |
管理調教師 | B.Baffert(USA)→T.Pletcher(USA) |
父Into Mischiefはキャッシュコールフューチュリティを勝ち、種牡馬として現在北米リーディングを独走している。
母beach walkは5戦して未勝利で繁殖入り。
母の父Distorted Humorはアメリカで重賞4勝を挙げ、種牡馬として活躍。特にBMSとしての活躍が著しく、Life Is GoodのほかにGolden SixtyやArrogateを輩出している。
経歴
デビュー前
2019年のキーンランドセプテンバーイヤリングセールにて52万5000ドルで落札された。
2歳時(2020年)
11月22日、デルマー競馬場6.5fの未勝利戦でデビューを迎える。好スタートから先手を奪うとハイペースを刻んで話した逃げを打ちほとんど追われることなく2着に9.1/2馬身差を付ける大圧勝で初勝利を飾った。この勝利後翌年のケンタッキーダービーの前売りオッズで1番人気に支持されるほどの圧勝劇であった。
年内は1戦のみで終える。
3歳時(2021年)
初戦のシャムS(GIII,8f)では単勝1.20倍の圧倒的支持。今回も離した逃げを打ち3/4馬身差の勝利。しかしその2着馬は同厩にして後にケンタッキーダービーで1位入線する(その後失格)メディーナスピリットであり、メディーナスピリットと3着の間には13馬身もの差が開いていた。
続くサンフェリペS(GII,8.5f)ではややメディーナスピリットに人気を取られ1.50倍に留まる。しかし今回も逃げて突き放す競馬でメディーナスピリットに8馬身差を付けて完勝。完全にケンタッキーダービーの主役格に躍り出る。
その後サンタアニタダービーへと向かって調整を進めるが、その調教中球節に小骨片があることが発覚し、摘出手術のためクラシックシーズンを完全に逃してしまった。
しかも、その休養期間中にケンタッキーダービー1位入線のメディーナスピリットから禁止薬物が検出されたとしてバファート師が処分された事件を受け、プレッチャー厩舎に転厩するといった事象も発生した。
骨片摘出手術からの復帰戦は初GI挑戦となるアレンジャーケンスS(GI,7f)。ここでも逃げを打つが早めに仕掛けたジャッキーズウォリアーに途中ハナを奪われそのままクビ差の2着。初黒星を刻んだ。
立て直しを図りケルソH(GII,8f)に出走。あまりいいメンバーが集まらなかったこともあって単勝オッズは1.05倍という超が付く圧倒的支持。余裕たっぷりに5.1/2馬身の逃げ切り勝ち。
ブリーダーズカップダートマイル
そしてBCダートマイル(GI,8f)へ。メトロポリタンH勝ち馬シルヴァーステートなどを押しのけ1.70倍の1番人気に推される。スタート直後ハナを奪い切ると1/4マイル通過21.88、3/4マイル通過は1:08.76という途轍もないハイペースを刻んで逃げ、2着に5.3/4馬身を付け圧勝した。
故障による離脱もあって実績を積めず年度表彰などはなかった。
4歳時(2022年)
ペガサスワールドカップ
初戦はペガサスワールドカップ(GI,9f)。注目は前年のBCクラシックを勝ちエクリプス賞年度代表馬に表彰され、ロンジンワールドベストレースホースランキングにて1位にもなったニックスゴーとライフイズグッドの対決であり、僅かにライフイズグッドが1番人気となった。
同じくハイペースを刻んで逃げる人気両頭の先行争いも焦点のひとつだったが、ニックスゴーがスタートでやや後手を踏んだことでライフイズグッドが楽に逃げる展開になる。道中は5馬身ほどのリードを保ち続け直線でムチが1発入った程度でニックスゴーに3.1/2馬身差を付けて完勝した。
続いてドバイワールドカップ(GI,2000m)に参戦。ここでも果敢な逃げを打つが距離が持たなかったか馬場が合わなかったか、直線後退し始めて連対を外す4着に敗れた。
帰国初戦はジョンA.ネラッドS(GII,7f)。全く問題にせず5馬身差で完勝。
ホイットニーステークス
夏の大舞台ホイットニーSに出走。メンバーは重賞連勝でGI奪取を狙うオリンピアド、ドバイワールドカップではライフイズグッドに先着しているホットロッドチャーリー、GIで2着続きの善戦マンハッピーセイバーなど豪華。その中でも1.85倍の人気に推される。
抜群のロケットスタートで先手を奪い付かず離れずやや遅めのミドルペース程度で逃げる。直線ハッピーセイバーが内から併せ叩き合いになるが突き放し2馬身差でGI3勝目を飾った。
ウッドワードステークス
続いてはウッドワードS(GI,9f)に出走。メンバーが揃わずGIでありながら1.05倍の圧倒的人気。
好スタートからミドルペースで逃げるが、湿った馬場が合わなかったか、勝ちはしたものの格下相手に追って追って1.1/4馬身程度の差に留まった。
ウッドワードSが終わった時点でライフイズグッドはBCでの引退・種牡馬入りも決定し、シンジケートも組まれ、今後の競走成績で価値が上がりこそすれ下がることはない状態になった。当初は前年と同じくBCダートマイルに向かうことが想定されていたが、失うものが何もなくなったことで思い切ったチャレンジを敢行。世界最強馬フライトラインに挑むためBCクラシックに路線変更した。
プレッチャー師はいかにしてフライトラインを倒すのか?というメディアの質問に対し「先手を奪って今までにない位置での競馬をさせる。もっとも、至難の業ではあるけれど」と答えた(なお、フライトラインは逃げずに勝ったこともあるのである意味でこの作戦は最初から機能していなかったとも言える)
ブリーダーズカップクラシック
そして迎えた引退レース・BCクラシック。フライトライン、そして連勝中の3歳馬エピセンターに続く3番人気となる。
いつものように好スタートを決め逃げる。すぐ後ろの2番手にはフライトラインがぴったりとマークしてくるが、作戦通り「先手を奪わせない」ことに尽力しどんどんペースを釣り上げ、1マイルの通過タイムが同日のBCダートマイルの勝ちタイムより速いという常軌を逸した超ハイペースで逃げ、楽に追走してくるフライトラインと2頭で後続を10馬身近く離した逃げになる。流石に無茶なペースを刻みすぎ、ライフイズグッドは直線ずるずると後退しキャリア最低着順となる5着に敗れた。このペースの中後続をぶっちぎったフライトラインの恐ろしさをより際立たせるような結果となった。もっとも、前述のように1マイル通過がBCダートマイルの勝ちタイムより速いので、BCダートマイルで同じような逃げを打っていた場合勝っていてもおかしくないというセールスポイントを残して現役を退いた。
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