概要
オールメディアプロジェクト『ラブライブ!』の誕生10周年を祝うイラストにつけられるタグ。
同作がラブライブ!シリーズの第1作であるため、必然的にシリーズ10周年を祝うタグでもある。
そのため、このタグをつけられた作品には、μ'sだけでなく、他のスクールアイドルも含まれる。
10周年を迎えようとしていた時期は、前年のラブライブ!9周年がシリーズ全体のアニバーサリーイヤーであり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の1stライブ開催およびテレビアニメ化決定、シリーズの全声優ユニットが出演したラブライブ!フェスが開催され、新たなるプロジェクトの告知までされるなど大いに盛り上がった一方、フェス直後に未曽有の事態が世界を襲ったことから、続くAqours5周年の展開が危ぶまれていた。
そんな空気が、後述するTwitterでのムーブメントを引き起こした。
10周年を迎えた日
2020年5月29日、Twitter上で「#ラブライブ10周年」(Twitterのハッシュタグは、「!」を含むと、その直前の文字までしかハッシュタグにならない)というハッシュタグがトレンド入りした。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月以降一切のイベント開催が政府・自治体あるいは法律(改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法)により規制された為、大々的なお祝いが出来ない中、数少ない代替手段でなんとかお祝いしようと関係者やラブライバーが結束した瞬間である。
5月29日という日は、2010年5月29日に発売した『電撃G'sマガジン』2010年7月号に『ラブライブ!』の予告が掲載されたことに由来する。
普通に考えれば、予告が掲載されただけで、まだ始まっていないので、2020年5月29日に10周年を迎えたとは言い難いのであるが、それでも5月29日が記念日扱いされているのには理由がある。
遡ること2016年3月31日・4月1日に開催されたμ'sのファイナルライブの中で、「2010年5月29日に『ラブライブ!』は産声をあげた」という旨の幕間映像が流された。
観客がこの映像を見たことと、これのスクリーンショット画像が、ファイナルライブがBD化された2016年9月28日以降にTwitterへ投稿されたことで、「5月29日=ラブライブ!が始まった日」という認識が広まったと思われる。
なお、『ラブライブ!』が始まったと言えるのは、2010年6月30日に発売された『G's』2010年8月号であり、公式もこの発売日を「始まった日」として公言している。
↑の動画の説明文で、「(前略)“9周年”が、2019年6月30日よりスタートいたします。」と記載されている。
ちなみに『G's』2010年8月号は、当時大人気であった『AngelBeats!』の立華かなでのフィギュアが付録についたため、全国規模で売り切れが続出。
購入者の多くは付録目的であったため、雑誌本体は捨てられてしまい、結果として『ラブライブ!』の始まりを見届けられた者は、売り上げに比して少なかった。
以上のように、本来の10周年ではない5月29日に大きな盛り上がりを見せ、後述のとおり多くの関係者も祝辞を述べた一方、本来の10周年である6月30日は特に大きな発表もなく、『電撃G'sマガジン』の公式アカウントが言及するにとどまり、ラブライブ!シリーズ公式アカウントをはじめ、ラブライブ!関係の公式アカウントは沈黙を保った。祝辞を述べた関係者もわずかだった。
これは、6月30日当日がAqours5周年を迎える日でもあり、μ'sに言及せざるを得ないシリーズ10周年を取り上げないことで、ファンの目を5周年プロジェクトを控えたAqoursに注目させるためであったと思われる。
10周年を祝った関係者
5月29日に祝った関係者
6月30日に祝った関係者
関連項目
前年:ラブライブ!9周年
次年:ラブライブ!11周年
表記揺れ:ラブライブ10周年
Aqours5周年(同日の記念タグの一つ)