概要
CV:花澤香菜
物語の序盤では「天使」と呼ばれていたが、アニメ第5話にて本名が明らかになった。
VisualArt'sの登録商標等では「立華 奏」と表記されることもあるが、公式設定では「立華 かなで」となっている。
「死んだ世界」において異分子を排除する役割を担う少女で、「死んだ世界」の高校の生徒会長を務めている。
非常に寡黙で無表情で感情を露にしないが、麻婆豆腐が大好物であり、名前を出せば色々忘れるほど話に喰いついてくる。
ガードスキル
彼女が自分の身を守る為にPCソフト「エンジェルプレイヤー」で作成した肉体強化、能力追加プログラム。
種類は多数あり、既にあるプログラムのOn/Off切り替えや改造も自由に可能。
複数のスキルを同時使用する事が可能で、制限があるのかは不明。
ガードスキルの名称は全て音楽用語から取られている。
一方、アクティブ/パッシブ等の用語は、ネットゲームを参考にしている様なので、詳しく知りたいのであればそちらから調べてみると面白い。
ハンドソニック
最も代表的なガードスキル。
手甲剣を出現させる。
恐らく防衛機能の第二段階。
幾つかバージョンがあり、Ver.2では薄刃の長剣になり、Ver.3ではトライデント、Ver.4は可愛さを目指してか、見た目は鈍器の蓮の花、Ver.5では悪魔のイメージで蛇の牙のような二枚刃(カニ爪)になる。
ディストーション
防衛機能第三段階。
体表に特殊な力場を発生させ、弾丸や爆風を弾く。
多数の相手が銃撃を始めたり、爆発が起こると使用する。
ただし重い物は弾けないのか、ハンドソニックを併用して防御を行う。
ディレイ
恐らくディストーションと対をなす第三段階。
ディストーションで対応できない近接戦で使う。
「超高速で移動する」、「相手に現在位置よりも遅い位置にいるかなでを認識させる」もしくは「攻撃を受けた瞬間に自分の軸をずらす事で回避しつつ相手の背後に回りこむ」のいずれか。
『ディレイ』の意味合い的には二つ目。何にしろ相手にとってはほぼ瞬間移動。
オーバードライブ
防衛機能第一段階。
今のところ判明・確定している唯一のパッシブ(常時起動状態)なガードスキル。
厳密な説明・描写はないが、単純に身体能力のブースト機能だと思われる。
なお誤解を招かない様に説明すると、パッシブとはそのままの意味で「常時発動」という訳ではなく「一定の条件下になると自動で発動する様に常に起動している」という意味で、常に効果が発揮されているのとは違う。
とはいえ様子を見ているとその条件はかなり緩いようで、結果的に「常時発動」で間違っていない気はする。
ハーモニクス
暴走して色々と問題を引き起こした問題児。
分身する能力で、分身は本体と同等の力を持つ上に、分身の数に制限はない可能性あり。
分身にも人格がある為、本体とかけ離れた人格が多いと解除(還元)した時に精神崩壊の恐れがある。作中では攻撃時に使用した為、生まれた分身も攻撃的になった。
ある意味ロマンに溢れるハイリスクハイリターンなスキル。
尚、分身は本体と違って眼が赤い。
アブソーブ
ハーモニクスの対となるガードスキル。
分身を回収し融合する。
かなでが分身との対決で使わなかった事、ゆりが「発動条件がわからない」と口にした事からパッシブなスキルの可能性がある。
ただ、対決の際は緊急事態だった他、ぶっちゃけ天然ボケなかなでが忘れていた可能性があるので真偽はわからない。
結局ゆりが「ハーモニクス使用十秒後に発動」という条件に変更した事で一応解決する。この時点では明らかにパッシブだが、その後は詳細不明な状態に戻っている。
ハウリング
両手のハンドソニックを擦り合わせて発生させる広範囲の音波攻撃。
聴覚と平衡感覚にダメージを与える事で無力化を狙う。
しかし使用したのがSっぽく笑う分身だった事もあり、従来のガードスキルらしくない攻撃的な印象がある。
わかりやすくいうとアンプにつなげた黒板ひっかき。
何と耳栓で無効化可能。
エンジェルズウィング
とても美しい白い翼でまさに天使。
発案者は音無で「かっちょいいから」との事。
音無マジGJ。
だが実際はただの飾りで、飛ぶ事は出来ない。
一応はばたく事で着地の衝撃が和らげられる様だ。
4コマ版
やや邪気眼気味で、以前好きだった漫画の真似をしたりしていた。死んだ世界戦線との戦いでは偶然その漫画のシーンっぽくなったことで自身もノリノリになってしまい(かなでは相手が元ネタを知って再現していたと思っていた)、そのせいでSSSから誤解される羽目になる。後に、同じ漫画が好きだった音無が真相を突き止め和解を申し出てくれたことから、彼を意識し始める。
尚、本作ではハーモニクスで生まれた分身がレギュラーキャラにのし上がっている。
外部出演
かぎなど
『また校長室を占拠したのね』
key作品クロスオーバーアニメ『かぎなど』において天使名義でシーズン2第3話から登場。
何故かいつも麻婆豆腐を食べながら登場する。
活動再開して校長室にいた死んだ世界戦線が「癒しから神をおびき出す」ことからkey作品におけるマスコットキャラ達の監禁中ゆり達が校長室にいた時、上記の台詞を言いながら突然登場。
全員捕まえようとするが、得意の「麻婆スキル」を使い(関係者を巻き込みながら)全員吹っ飛ばし、続くシーズン2、4話と5話(臨海学校)では1号車で麻婆を食べ、水着回恒例のリアル頭身を見せてロリ2人をへこませるなどその能力は健在。
一方、ED映像などを見ていると本作スキル以上の戦闘能力を持つ作品勢や本物の天使との共演も見えているようなので今後の関係も期待が持たれる。
そして第19話で行われたkey最強キャラを決める『key1グランプリ』で最初(中の人繋がりか)篝と共にゲストに呼ばれていたが、1回戦第3試合で一ノ瀬ことみが放った殺人バイオリン音波で食べていた麻婆の皿が割れこれに激怒、突如乱入して「ハーモニクス」で分身して「ハウリング」で参加者全員一掃、更に加島桜が送り込んだ聖歌隊の怪音波攻撃の打ち合いとなり会場を大破、結果初代key1王者の称号を得てしまった。
ゆりっぺの対になるように対人関係が多く、第20話に行われたヒロインパジャマパーティには参加しておりヒロイン?にkeyヒロイン故の苦悩をさらけ出す一面も見せていた。
他のメンツが原作の中盤位の記憶しかなさそうなのに対して彼女は前述してある20話のセリフからして最終回までの記憶ある様子であった。
ヘブンバーンズレッド
「ガードスキル・サモンセラフ」
2023年2月10日にて期間限定コラボイベント『コスモスが咲き続けた場所』にて仲村ゆりと入江みゆきと共に出演する。
レアリティはSSで光と斬属性持ちである。
セラフを呼ぶセラフィムコードは上記ので、使用セラフは翼の様な六羽とガードスキル・ハンドソニックを模した手甲剣。
ハンドソニックの延長線の様で、召喚演出やエンジェルズ・レイを使用時にハンドソニック・Ver.31(サーティワン)type-ABと言っている。
月歌からかなでぃと呼ばれ、「カバディみたいで可愛らしいわ」と述べてゆきにツッコミを入れられる。
必殺技のエンジェルズ・レイはエンジェルズウィングとディレイを重ね合わせている感じである。
2024年2月にてコラボイベント第2弾『Beautiful the Blood』にて仲村ゆりと渕田ひさ子と共に再度出演する。
天然ボケしてる所が多く、良くゆりやゆきに突っ込まれる。特に第2弾ではよりボケが激しくなっていたり、自分の世界の事情を他作品のキャラの方が把握していることになっている。
関連イラスト
分かりやすい! 悲劇の『Angel Beats!』5話!!
これらのいやがらせが原因でかなではテストの点が壊滅的に悪くなり、一時的に生徒会長の座を追われることとなる。
関連タグ
表記揺れ・誤記
Key(ゲームブランド) Angel Beats! かなにゃん
天使ちゃんマジ天使 天使ちゃんは天使 天使ちゃんマジおっぱい
銀髪/白髪 金眼/赤目(分身) ハーフアップ 女子高生/生徒会長 消失系ヒロイン
カップリング
ネタバレ
その正体は、音無達と同じく無念の内に死んだ人間。つまり天使=神の遣いでもなんでもなかった。
元々心臓病を患っていたらしく、臓器移植を受けて延命していたらしい。
ちなみに移植された心臓は音無のもの。第1話にて、自分が死んだことを受け入れられない音無の胸をハンドソニックで貫いた時、その手応えから彼の心臓が無いことを悟る(基本的に生前の外傷や障害は死後の世界に来た時点で完治するのだが、音無は心臓の方がかなでと一緒に先に来ていた為か、本人に戻ることは無かったようだ)。その後、かなでの胸に抱かれるようにして眠った音無は彼女の心臓=音無自身の心臓の心音によって過去を夢として見て完全な記憶を取り戻す。
かなでの生前の心残りは「心臓のドナーに感謝の気持ちを伝えられなかった」こと。その一念により、本来なら最も成仏しやすい生徒会長でありながら、ずっと死後の世界に留まり続けていた。最終話では音無に想いを伝え、成仏した。『Angel Beats! (天使の鼓動)』の永い永い物語は、こうして終わりを告げたのである。
「愛してくれて、ありがとう。命をくれて……本当に、ありがとう」