ママライブ!
ままらいぶ
R-18の同人誌のタイトルに使われていたりするので、画像検索の際はご注意ください。
ラブライブ!シリーズに登場するスクールアイドル達の母親の総称。
由来は単純に「ママ」+「ラブライブ!」であり、元はファンの間で使用されていただけの言葉だったが、後に作中でも使われた。
あくまでサブキャラクターであるため、台詞のあるキャラクターは一部にとどまる。
だが、台詞のあるキャラクターの担当声優はいずれもベテラン揃いという共通点もある。
メインキャラクターが若手声優で固められる傾向のあるラブライブ!シリーズにおいては好対照であり、未登場のママを誰が演じるのかを予想するのも、シリーズの楽しみ方として定着している。
アニメ(二次元)あるあるで「メインキャラの母親は美魔女」というものがあるが、その例に漏れずスクールアイドル達のママも子持ちとは思えないほど若々しい美人揃い。その容姿から……というより経産婦や熟女なところが一部のマニアにウケている。母親キャラが人気を博す例としては、家元やゼミママ等が有名だが、本シリーズもやはり例外ではないというわけである。界隈外でも知られるほど突出した人気キャラこそ居ないかもしれないが、アイドルグループを組むメインキャラの人数が多めになりがちいう事もあって単純な人数面では可愛いママが充実している。(ある意味で)ママキャラ萌え作品としては「質より量」と言えるかもしれない。
一方、ライバルユニット(他校のスクールアイドル)をはじめ、主役ユニット以外の登場人物の母親については人気どころか目ぼしい描写や設定すらない。サブキャラの親類設定までわざわざ用意する作品の方が珍しいと言えばそれまでではあるが……。
また、母の代わりに祖母が出てくるパターンもあり、そちらもママ(あるいはパパ)のママとして合わせて紹介する。
クレジットの法則
ママライブ!キャラは、一部を除き、名前が公表されておらず、クレジット上はもっぱら「○○の母」となる。
「○○」は子の名前が入るが、子が複数いる場合、主役グループに所属するキャラの名前が当てはめられる。
例えば、鬼塚夏美と鬼塚冬毬の母の場合、2人はともにLiella!に所属しているため、「夏美と冬毬の母」となる。
逆に、近江彼方と近江遥の母の場合、2人ともスクールアイドルであるが所属しているグループ(学校)が違うため、主役グループに属している彼方の名前を使って「彼方の母」となる。
高坂穂乃果・高坂雪穂や高海千歌・高海志満・高海美渡の母親たちも、子たちのうち主役グループに属している子のみの名前を取り、「穂乃果の母」「千歌の母」となる。
ピクシブのタグなどで使われるファンからの通称に関しては、その限りではなく、彼方の母は「かなはるママ」という具合に、両方の名前を取って通称が作られている。
ただし、「子が2人以上で、1人だけスクールアイドル」というケースだと、クレジットと同じ法則になる傾向がある。
初代こと『ラブライブ!』では、μ'sメンバーのうち8人の母親が登場した。
そのうち、アニメ版に登場したのは7人だが、台詞付きで登場しているのは高坂穂乃果、南ことり、西木野真姫、矢澤にこの4人の母。
偶然かどうかは不明だが、アニメ二期の終了時点で母親の姿が判明しているメンバーは、総選挙1位経験者という共通点がある。
つまり、いずれもセンターのナンバリングタイトルを持っている訳である。
『スクールアイドルフェスティバル』では2014年7月31日のアップデートで新要素補助チケットで登場する部員(μ's)の特技レベルアップをサポートするキャラとして追加された。レアリティランクはUR。
劇場版では花陽の台詞より、「ママライブ」という言葉がついに公式化してしまった。
さらにワンカットのみであるが、海未・凛・花陽の母がようやく登場している。
逆に、希ママと絵里ママはアニメ等の映像作品には登場していないが、これにはちゃんと理由がある。
希については、両親が転勤族で家に帰る事が出来ないほどに多忙である事を自身のSIDで明かしている。絵里に関しても、両親がロシア在住で仕事も現地でしているという、希と似たような理由がある。
アニメ版二期の最終話で行われた3年生組の卒業式に、にこママしか出てこなかったのもこのため。
絵里ママは鴇田アルミ氏作画による漫画版で、絵里の自宅に飾られた家族写真という形で登場している。
そのため、全メディアを通じて登場していないのは、希ママだけということになる。
穂乃果ママ
CV:浅野真澄
高坂穂乃果の母。実家の甘味処「穂むら」で接客と会計を担当している。
見た目は美人というよりは可愛い。…が、娘達とはあまり似ていない。
学生時代は(穂乃果と同じ)音ノ木坂学院に通い、生徒会長も務めていた。
絵里グランママ
CV:平野文
絢瀬絵里の祖母でロシア人。
1期8話の幼少期の回想において、声のみ登場している。
アニメ版とは別世界である小説版では、音ノ木坂学院がある街でロシア料理店を営んでおり、孫である絵里もしばしば店に訪れている。
海未ママ・凛ママ・花陽ママ
※画像は左から順
CV:なし
園田海未・星空凛・小泉花陽の母親。いずれも劇場版の「SUNNY DAY SONG」のライブ終盤にワンカットのみ登場。
それぞれが自身の娘の顔写真が入った団扇を所持している。
アニメ1期4話では、花陽が家路の途中で母親に穂むらのお菓子を買いに行こうとする描写があったものの、残念ながら花陽の母親は登場していなかった。
また、TVアニメ版にはまったく出てこなかった海未ママは『School Idol Diary』だと登場機会が意外と多い。
劇場版公開当時、ネット上で登場シーンがリークされて大騒ぎになったが、8月発売の劇場版OSTのバックインレイでそのシーンのワンカットが公開され、配布フィルムで該当シーンを引き当てた者によりスキャン画像がアップされた。
続編『サンシャイン』では、序盤から出番のあった前作に比べて、Aqoursの各メンバーの母親の出番はほとんどない。
特に主人公の高海千歌の場合だと、第1話で松浦果南に届け物をするときに「お母さんから」と言っていることから健在なのは確かなようだが、基本的に千歌やAqoursのメンバーの世話をするのはもっぱら千歌の二人の姉(高海志満と高海美渡)であり、母親は作中に登場していなかった。
序盤は梨子ママくらいしか確認できず、初代以上にぼやかされていた。最終話になって千歌、黒澤姉妹、善子、花丸の母や祖母が登場。最終話で一気に逆転するという事態となった。
(左から千歌、千歌ママ、ダイルビママ、善子ママ、花丸グランママ)
確認できるだけでもラブライブ!の予選会場には6人のメンバーのママ(グランマ)が参加していたことが確認できる。
その後、2期終盤から劇場版にかけて鞠莉、曜、果南のママ(?)が登場した。最終的に(なんらかの形で)全員の母親の姿が登場している現状では唯一の作品となっている。
梨子ママ
CV:水樹奈々
桜内梨子の母。
初登場のシーンが、梨子がしいたけから(絶叫しながら)逃げ回り、ゴスロリ姿で高海家のベランダから自宅にダイブしてくるという完全にギャグな流れの後で、そのオチが「そんな姿を母親に見られて恥ずかしがる梨子」なので、印象に残りやすい。
千歌ママ
CV:釘宮理恵
高海千歌の母。1期13話(最終話)にて登場。
千歌によると、普段は東京在住であるらしい(そのため、旅館の女将は、事実上長女の志満が勤めている)。本業は不詳だが、2期12話ではAqoursの応援のために東京へ来た一行を乗せたバス内において、非常に手慣れた様子でマイクを持って喋る姿が見られることから、バスガイドなどかもしれない。
千歌以上に小柄な上に童顔であるせいで、誰もが千歌の妹と見紛うトンデモママ。
完全に合法ロリです。本当にありがとうございました。
さらに言うなら、中の人は先行のアイドル作品において草創期からのアイドルの一人を演じている。
『幻日のヨハネ』では、千歌ママとよく似た「チカの母」が登場する。彼女にも「シマ」「ミト」「チカ」という三姉妹の娘がいる。こちらでは旅館「トチマン」の女将であると明言されており、旅館で娘達と共に働いている姿が描かれた。
善子ママ
CV:椎名へきる
津島善子の母。
ダイルビママや花丸グランママとともに1期13話で登場。2期1話にて声が付いた。
娘同様シニヨンを結っている。職業は学校の教師。
1期13話で初めて会って以来、梨子ママと仲良くなった。
『幻日のヨハネ』では、善子ママとよく似た「ヨハネの母」が登場する。主人公ヨハネの母。職業は学者で、舞台となる街「ヌマヅ」を仕事で離れていることが多い。
ダイルビママ
CV:なし
外見は娘のダイヤと似ているが、髪型はセミロングという女将さんのような容姿。こけしではない。名家らしくライブ会場にも着物姿で来訪している。1期でのダイヤとルビィのとある会話から、ダイヤからは「お母様」と呼ばれていることが分かる。
花丸グランママ
CV:なし
国木田花丸の祖母。
赤縁眼鏡をかけたおばあちゃん。
唇の両脇に皺があり、容姿を必要以上に若くさせられる事の多いラブライブ!シリーズでは比較的現実味がある。
アニメオフィシャルブックによれば、花丸が一人称の「オラ」を使うのは彼女の影響らしい。
鞠莉ママ
CV:矢島晶子(当時)
鞠莉ママの声を担当していた矢島晶子氏(現:うえちあき)は、当時はクレヨンしんちゃんの主人公・野原しんのすけ役を降板したばかりだったため、今後はどのようなキャラを担当するのか期待が高まっていたというのもあり、話題になった。
2期10話でも過去の回想にて確認できる。ただし、この時は顔の下半分しか映っていない。
曜ママ・果南ママ
2期12話にてライブの応援にバスで駆け付けた沼津在住の人々の一団の中に、曜とよく似た髪型と髪色の青いサイリウムを持つ女性と、果南と同様に黒の長髪で緑のサイリウムを持った女性が混じっており、彼女たちの母ではないかと推測される。このうち、曜の母は劇場版でも千歌母、梨子母達と共に終盤のライブに顔を見せている。
当初、『ニジガク』ではメンバーの母が登場する場面は少なかった。これは、物語の主要な視点となる「あなたちゃん」がプレイヤーの分身なこと、学内に寮がある(=メンバーの何人かが寮生である)といった状況が要因だと思われる。
その後、アニメ版で多く登場した。
あなたママはスクスタのみの登場となる。
ミアママ
ミア・テイラーの母。
スクスタではトップのミュージカル女優として紹介される。しずくや演劇部部長達の憧れであり、サンクスギビングデー料理も得意だったようだ。
アニメ版2期9話では、ミアの幼少時の回想シーンに登場している。
エマママ
エマ・ヴェルデの母。
長女のエマを筆頭に、8人(アニメでは9人)もの子をもうけている。
アニメ版2期13話で、エマの故郷であるスイスで弟や妹たちと一緒にエマがステージで歌っている動画を眺めている。
ちなみに「エママ」と言うと長女の持つ異名の方になる。
『スーパースター』では、一部のLiella!メンバーのママのみが登場する。
特に1期8話における、恋の母の存在感が強い。
可可ママ
唐可可の母。これまで度々言及されてきたが、三期6話にて姿が初登場。
茶色よりのベージュ(可可と同じ位置に紫色の部分が入っている)のロングヘア。目の形は娘達と似ている。背はわずかに娘達より低い。
可可自身の生まれと育ちは中国だが、母親は日本人である。
『スクールアイドルミュージカル』では主人公となる2人の生徒が、各々所属する学校の理事長の娘という設定が初期から公表されていた。
主人公の母親が学校の理事長なのは本作が初。
この2名のママにだけ、CDリリースまでされた歌唱楽曲がある。
『蓮ノ空』は展開が始まってから日が浅いのもあってかまだ少ない。
なお、さやかママというタグも存在するが、村野さやかのママのことではなく、さやか自身をママ(のように包容力のある人物)と見なす用途で使われている。
花帆ママ
CV:松井菜桜子
主人公・日野下花帆の母親。
『Link!Like!ラブライブ!』リリース前早々、公式4コマ『りんく!らいふ!ラブライブ!』(作:珠月まや)の2023年2月25日回「入学準備編」第2話(公式ツイート)で初登場した。
本作は本編の前日譚で、中学生かつ受験生だった花帆を支えていた。長野にある自宅から車(ハスラー)で中学校まで送迎していたりする。
娘のメディア初お披露目から半月後(15日後)に登場した。花帆の妹である双子の娘達も同時に顔見せしている。
吟子の祖母
CV:能登麻美子
百生吟子の祖母。
『リンクラ』の活動記録104期第4話にて初登場。活動記録ではビジュアルが描写されていないが、スクステのカード[アオクハルカ]乙宗梢の覚醒前イラストにて登場している。
蓮ノ空女学院のOGであり、スクールアイドルクラブの前身・芸楽部にも所属していた。吟子がスクールアイドルクラブに入るきっかけとなった人物。加賀縫いの職人でもある。
104期第4話では、クラブの3ユニットの初代メンバーが作った衣装を直すことに協力してくれた。その際、幼少期の梢と面識がある(梢の七五三の着物を作り、梢の母の着物も何着か作った)こともわかり、久しぶりの再会を喜んだ。
演じる能登氏は、前述のかのんの母に続いてシリーズ2作目の出演となる。
『能登』という苗字から分かるように、『蓮ノ空』の舞台である石川県金沢市の出身である。
吟子を演じる櫻井陽菜氏も金沢市出身なので、金沢市出身の女性声優2人が、金沢市出身のスクールアイドルとその祖母を演じているという、非常に(作品世界に)密着したキャスティングとなっている。
小鈴ママ
徒町小鈴のセリフで言及されるのみ。
少なくとも娘が数人いる。末子の小鈴が勝手に漁に出て大怪我しかけた等の要因もあってか、常日頃から彼女を心配していて、「大人しくしてなさい」と声をかけてきたとか。
コメント
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