百生吟子
ももせぎんこ
『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』(Link!Like!ラブライブ!)に登場する、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのスクールアイドル。
4月半ばにスリーズブーケの新メンバーとして加入。日野下花帆&乙宗梢の後輩になる。
蓮ノ空女学院の104期生、現在1年生。
実家は加賀繍の工房を営んでおり、伝統を愛する女の子。祖母がクラブの前身である「芸楽部」に所属していたため、その伝統を受け継いだスクールアイドルになることを夢みている。花帆に対して、素直になれない一面もある。
性格
真面目なしっかり者。
花帆の前ではペースを崩されっぱなし。蓮ノ空メンバーとの会話ではボソリとツッコミを入れる。安養寺姫芽には「ツンデレ」だと気に入られている。
同級生には「〜さん」呼びのタメ口、先輩には「〜先輩」呼びの敬語で話す。
気持ちが昂ると方言の金沢弁が出る癖がある。家では完全に金沢弁で話している。
蓮ノ空女学院で約50年前に芸楽部に所属していた祖母(声:能登麻美子)がおり、今もきれいな祖母の事が大好きなおばあちゃんっ子。
彼女から当時の芸楽部の話と歌を教わる内に、彼女の母校である蓮ノ空で、芸楽部の現在の姿「スクールアイドルクラブ」に入り、祖母達の築いた歴史を追体験しその歌を歌うのを夢見るようになった。
筋トレを事前に一人で行ってきたので体力に自信あり。入部すぐで花帆のスタミナを追い抜いている。
先輩の指導内容は手帳にしっかり記入して復習している。
実家の業種から、和服裁縫と洋裁、和の物が大好き。
普段の外出着は着物(紬)。着付けができ、着物の保管方法も熟知している。
趣味は刺繍。周りが興味を持つと喜ぶ。
好きな色は空色。
象徴的な動物は狐。動物喫茶では狐役になった。
金沢市の地元では、「じいじ、ばあば」お年寄りに囲まれて育ったのもあって年配の人が友達で、彼らと楽しく会話できていたが、高校に入るまで同年代の子と仲良くなれなかった。
読書の趣味もあり、好きなジャンルはミステリー。これは近所のおじいさん経由で好きになった。
昔から自分を卑下する癖がある。
その一方で何かと大人ぶる、と言うか強がりな一面もあり、お化け屋敷は1人で行けると豪語した直後に梢の袖に掴まり怯えている。
容姿
黒髪のおかっぱ。髪の左側につまみ細工の髪飾りがあるがこれは祖母に教わった吟子の自作。
瞳は黄緑色。やや太眉。
体格はとても恵まれており、身長は162cmと作中のアイドルの中でも3番目に高い。スリーサイズは公表されてないが水着実装に伴いグラマーな体型なことが判明。→百生牧場
実家
実家は活動記録104期4話で登場。
加賀繍の工房で、昔ながらの家屋。吟子の部屋を使用すればメンバー8人を泊められる広さ。
吟子の部屋は吟子らしさに溢れている。
家の隣には加賀繍を使った土産物の店を併設。
家が昔から世話になっている染工房(『茜や』)とは吟子も縁があり生地や裁縫道具を購入している。
『茜や』は金沢市里見町に実在する加賀友禅工房で、後に工房から「吟子ちゃん手ぬぐい」がコラボグッズとして販売された。描き下ろしイラストではないが、キャラ単体で実店舗から商品がコラボされたのは吟子が初となる。
また家の近くには「金沢くらしの博物館」(金沢市飛梅町)があり、5歳頃に祖母に連れてきてもらった吟子は蓮ノ空女学院の芸楽部の展示がお気に入り。
上記の出ている情報から導くとエリアとしては金沢城・兼六園の近辺(長町・竪町・本多町・石引・東山など)が住まいと推定される。
始業式である初日にスクールアイドルクラブの部室に無断で入った所、花帆に見つかる。
芸楽部の方が好きだがスクールアイドルの文化も理解しており、入学前から衣装デザインを考え、力作を手帳に挟んで持ってきた。夢はラブライブ!優勝。それを聞いた花帆に感動され、スリーズブーケに勧誘された。
所属ユニットはよく考えて選ぶために保留、一旦スリーズブーケ預かりで初ライブに向けた練習の指導を受ける。入部するとクラブのファンで応援してくれるクラスメイトと会話できるようになる。
練習が順調に進みライブの曲を選ぶとなった時、吟子はスクールアイドルクラブの現在の楽曲リストを見せてもらったが、その時にようやくクラブの現状を知ってしまい、練習に力が入らなくなってしまう。真剣さを持てなくなった自分はクラブに失礼だと花帆に告げ休部した。
心を閉ざした吟子に花帆は声を届けようと、芸楽部とスクールアイドルクラブの歴史を徹底的に調べ上げ、吟子を説得してきた。その熱意は吟子の心に響き、スクールアイドルとしての目標を発見、ついにスリーズブーケの勧誘を受けた。
正式入部後には加賀繍デザインをユニット衣装に入れさせてもらっている。
ラブライブ!優勝を目指す理由は、優勝して地元金沢の伝統文化の素晴らしさを世に広めたいと願っているからである。
活動に不安もあるが、花帆と梢に置いていかれないよう必死に前を向いて日々励む。
人間関係
花帆については、先を行く立派な先輩スクールアイドルとして慕う気持ちもある。だがしかし、入部初日から付きっきりで面倒を見てもらう間ずっと話しかけられ、あの手この手で何度もスリーズブーケに勧誘され、先輩なのに「吟子にとって初めての友達」になろうと言ってきた、その理屈や暑苦しさには「ヘンな人」と呆れている。
友達になった証として、花帆にだけは友達のノリで敬語混じりのタメ口で話しかけるようになり、敬意の払い方も梢と全く異なる。
梢の方は、純粋に尊敬する先輩として丁寧に接している。なぜか花帆が自分のセンパイだからと所有権を主張してくるので2人で梢を取り合っている状態。
ただメンバーがする梢の機械音痴イジリについては「また騙されてる……」と呟いている(With×MEETS 2024年7月29日回)。
徒町小鈴と安養寺姫芽はクラブの同期。正式加入の時期こそ半月ほど異なるが、吟子の加入を巡る花帆の作業を先輩達に倣って2人も「仲間だから」と手伝ってくれた。小鈴のDOLLCHESTRA特訓では寮に帰らない彼女を心配して姫芽と様子を見に行き自主練に付き合う。
日々の活動やWith×MEETSの1年生回を通じて「徒町さん」「安養寺さん」呼びがやがて「小鈴さん」「姫芽さん」になるくらい仲良くなる。
活動記録104期4話でメンバーを家に泊め、小鈴と姫芽を自室に寝泊まりさせた折に2人に感謝を述べ、お互いの活動を讃え合う。吟子と距離が縮んだと2人が喜ぶと姫芽に2人の呼び名を変えてみるようアドバイスされ、失礼で怒られないのかと竦むが「小鈴」「姫芽」に改めた。(呼び捨てなのは「〜ちゃん」付けの方が恥ずかしいので)
小鈴がチャレンジと称して危険な事をしでかしそうになると止めている。
リンクラの『スクステ』のカード「UR【ツバサ・ラ・リベルテ】乙宗梢」の特訓前イラストにて、オープンキャンパスで梢から説明を受ける生徒の中に、吟子と同じ髪型・髪飾りの少女がいる。
後の活動記録で吟子が同イベント参加者としてアンブレラスカイを見たと述べておりほぼ確定。つまり103期11月末に吟子入部の伏線が張られていた。
Link!Like!ラブライブ!はリアルタイム連動企画を採用しており、時事ネタとの整合性もあり「蓮ノ空女学院103期・104期=2023年度・2024年度」と解釈できるようになっている。
それに則ると吟子の生年月日は2008年10月20日。
キャストの櫻井は「蓮ノ空」の舞台である石川県金沢市出身。なので吟子の金沢弁はネイティブ。
さらに祖母役が同郷の能登麻美子となった事で、吟子の「家では方言で喋る」場面の会話も自然に演じられている。
舞台となる都道府県出身のキャストはこれまでにもいた(三森すずこ・Pile(μ's)、村上奈津実・楠木ともり(初代)(虹ヶ咲)・青山なぎさ(Liella!)、『スクミュ』の南野巴那・加藤夕夏が該当)が、地域が異なってきた(そもそも舞台となるエリアは居住地域でないことが多い)ため、舞台となる市区町村出身は初めて(キャラの出身地であれば中華人民共和国上海市出身の唐可可役Liyuu、別作品との組み合わせではスクールアイドルミュージカルの舞台の一つである神戸市出身の高槻かなこなどもいるが)。
櫻井の起用によって、14年のシリーズの歴史上、初の作品の地元出身のラブライブ!シリーズキャストが生まれたことになる。
余談だが、シリーズで同じく地方が舞台である『ラブライブ!サンシャイン!!』においては、Aqoursキャストは全員、静岡県以外の出身である。ただし脇役としては、複数話に地元沼津市出身の朝日奈丸佳が出演している。また、静岡県出身者であれば後に2代目優木せつ菜役となる浜松市出身の林鼓子がサンシャイン‼︎劇場版のラストシーンの女子中学生役として登場している。
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
西木野真姫...シリーズのツンデレの先輩で、学年(2024年時)も共通。蓮ノ空で「夏色えがおで1,2,Jump!」のカバーをしたときも、同じ立ち位置だった(ただし、「夏色」当時の真姫は、ツンデレ設定ではないのだが)。
三船栞子...「髪型が緑系統のショートボブである」「誕生日月が10月である」「和をたしなむ性格である」等、共通点が多い。
白石紬... 別の二次元アイドルコンテンツの金沢出身のアイドル。特定の人物に対する態度や、時々方言を口にする部分も共通している。
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