概要
富士通の昔のパソコンにデフォルトでよくおさめられていた、ダットジャパン株式会社のゲーム「GAMEPACK」シリーズの中で、珍しくボードゲームではない普通のRPG。主人公の少女・ラミィを操作して洞窟を下へ下へと探検していくゲームで、好評につき『ラミィの大冒険Ⅱ』が作成された。ここでは『ラミィの大冒険Ⅱ』についても扱う。
あらすじ
ラミィの大冒険Ⅰ
主人公の少女・ラミィはお転婆なトレジャーハンター。秘宝を捜して世界を旅しています。ある日ラミィは世界最大の秘宝が眠るとされる洞窟に探検に向かいましたが、ライバルのリリスに地図を盗まれてしまいました。果たしてラミィは宝を見つけることができるのでしょうか。
ラミィの大冒険Ⅱ
前回の冒険のあと、すっかりなかよしになったラミィとリリス。二人は新たな冒険をもとめて、遠い南の島へやってきました。島についた二人は、深い森の中を進んでいきました。……と、その時です!とつぜんモンスターがあらわれ、リリスをさらっていってしまいました!大変、大変!ラミィはリリスを助けられるでしょうか!?
システム
どちらの作品でも共通している。
基本操作
本作はマップを十字キーで動き回り、スペースキーで攻撃(剣を振る)という形になっており、エンターキーもしくはZを押すことで決定/メニューを開くことが可能。shiftでダッシュ、escでその場で方向転換/メニューを閉じる/キャンセル。
マップの中の階段は下がることはできるが上ることはできないため、アイテムの取りもらしがないように気を付けなければならない。
HPは動き回るか剣を振ることで自然回復する。(3ターンで1回復)
アイテム
- 剣:武器。装備すれば攻撃力が上がる。強さは10段階まで強化可能。
- 服:防具。装備すれば防御力が上がる。強さは10段階まで強化可能。
- たいまつ:使うことで洞窟内で通常通り探索することができる(たいまつ無しの状態だと視野が狭まり、被ダメージが上がる)。
- 経典:使うことで様々な効果が発動する。
- カード:投げることで敵に特殊な攻撃を行う。「サロンペスのカード」のみ、自分に対して使うことで下がったパワーを元に戻すことが可能。攻撃型カードの場合は自分に対して使うとえらいことになるぞ。
- 何かのたまご:拾ってから100ターンで孵化する。
登場キャラクター
このゲームの主人公。お転婆なトレジャーハンター。
ラミィのライバルであり親友。『ラミィの大冒険Ⅰ』のラスボス。
敵キャラクター
- カボッチャマ
カボチャお化けのような姿の敵。マリオシリーズのクリボーやドラゴンクエストシリーズのスライムポジションといえばわかるか。
- ワーミー
虫のような姿の敵。何かのたまごを所持していると食べてしまう。最初は寝ているので腕に自信がない場合は不用意に起こさないこと。Ⅱでは亜種にアロハワーミーがいる。
- プチデビル
小悪魔のような姿の敵。恐ろしい叫び声を上げ、攻撃をできなくさせる。
リリスをさらった張本人で、『ラミィの大冒険Ⅱ』のラスボス。攻撃系の経典や状態異常に対して耐性を持つ。テディやパイソンは当然効果がない。とても強いので、心してかかれ。倒すと意外な理由が明かされる。
復活プロジェクト
2024年9月10日、GAMEPACK 復活プロジェクトとしてクラウドファンディングが開始。
ラミィの大冒険ⅠⅡ両作品のHDリマスター化、シリーズ完全新作が達成金額次第で計画されている
公開された資料によってGAMEPACKに同梱されていたエアホッケーと同じ世界であることが明らかになった。
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