ザルバ「魔物になって死にたくない、私の陰我を断ち斬って、って言ってるぜぇ?どうする鋼牙?」
登場話:第5話「月光」
演:北川絵美
概要
男女関係の悩みに苦悩して自ら命を絶った女性の負の感情に反応し、自殺名所の崖にあったオブジェの影をゲートにして彼女に憑依したホラー。ザルバ曰く「とても残忍で大食い」。普段は憑依した人間を“サナギ”にして潜伏しているが、人間の血肉が一番締まって美味になるという満月の夜に覚醒し、本性を表して人間を喰らう。
平素は不気味なゴスロリ女といった姿だが、覚醒すると死化粧やタトゥーをより抽象化したようなメイクの赤髪の女性に姿を変え、刃や棘を生やして攻撃する「月」を武器に戦うが、実はこの浮遊する「月」こそが本体。また、女の背中からガの羽を生やして防御し、全身を無数のガに変えて瞬間移動や攻撃の無効化を行う。
活躍
どこかの廃工場にてその場に居合わせた人間を喰らおうとするも、力が未覚醒のため彼らに討ち負かされ昏倒する。
その後満月の光を浴びて覚醒し改めて彼らを喰らわんとするも、駆け付けた鋼牙の妨害を受け交戦。変幻自在の「月」による攻撃で翻弄するも、最期は「月が本体だ」というザルバのアドバイスを受けた鋼牙に「月」を貫かれ敗北。「この女の怒りと苦しみが分からないのか」と恨み言を吐くも、「どうしても女心ってヤツが分からない男でな」と一蹴され、女の方も両断され、消滅した。
余談
名前の由来は恐らく月を意味する「ルナ」と、少々苦しいが「クラーケン」だろうか。
男女関係のもつれに起因して誕生したホラーのためか行動原理もそれに類するものがあり、ルナーケンが喰らおうとした人間達も女性をめぐって争う男性2人とそれに巻き込まれた女子高生であった。