(※)当記事では漫画「金色のガッシュ!!」及びアニメ「金色のガッシュベル!!」に登場するキャラクターについて解説しています。
映画「LOOPER/ルーパー」については「LOOPER」の記事を参照してください。
「私はあなたの、お母さんだから」
概要
パピプリオの本の持ち主。
CVは桜井ちひろ氏。
公式からプロフィールは明かされていないため、年齢やフルネーム等は不明。
国籍のみ「アメリカ」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!! まるかじりブック」にて明かされている。
作中に登場する女性キャラの中でもギャグ寄りの人物ではあるが、原作終盤での描写を見ると「ただのギャグキャラ」から「息子と一緒に楽しくはしゃぐことのできる元気なお母さん」のように見え方が変わるという魅力的なキャラクターでもある。
人物像
容姿
もっさりとしたアフロヘアー、厚めの鼻や唇が特徴的な黒人女性。
パピプリオと合わせてギャグキャラの立ち位置にいるというのもあり、女性キャラの中でもギャグ的な泣き顔や怯え顔が描かれることが多い。
性格
作中ではギャグキャラとしての言動が多いものの、決して性格が歪んでいたり頭が悪いわけではないと思われる。
現に協調性がそこそこある他、パピプリオを守るためなら強い行動力を見せている(自分が怪我を負いながらもパピプリオのために囮となり彼を逃がそうとする他、ゾボロンの本の持ち主であるヒゲを盾にしたり、術の酸で民家に穴を開けて抜け道を作る等々)。
パピプリオと共に能天気な言動を見せる場面こそ多いが、過去の経験からパピプリオを本当の息子のように思っており、何があっても自分が守るという強い愛情を抱いている。
脅威の身体能力?
また、何気に身体面のポテンシャルは本の持ち主の中でも高い部類に入るような描写が散見される。
現にパピプリオとの訓練ではバーベルを担いだまま障害物を飛び越える(しかも履いているのはヒール)、レイン戦後には(緊急退避中だから仕方ないとはいえ)水着以外の服装でしれっと長距離の着衣水泳をやってのける等、侮れない動きを見せている。
ただ、体術はあくまで我流なので投げ技ありき。
他にもギャグ寄りの描写とはいえ、
- 恵の合気道によって倒された時、顔面をプールの底に強打しているにもかかわらず、出血や打撲が特に見受けられない。
- レイン戦前にカイルを人質に取った時は、小柄とはいえ仮にも人間であるカイルを崖の側面に向かって数メートル以上も投げ飛ばす。
- ゴームから何度も術を食らって大量出血し、キャンチョメが合流した時にはすぐ気絶してしまったが、キャンチョメがシン・ポルクを発動して戦闘している最中に普通に目を覚ましている。
……等々、(ギャグ寄りの描写ながらも)やはり肉体面に関しては、非常に優れている描写が幾つか見受けられる。
活躍
実は過去に7歳の息子を心臓の病気で亡くしており、その経験も相まってパピプリオを我が子のように可愛がっている。
原作8巻の中扉では「パピプリオと息子の墓の前で出会う」シーンが描かれているので、登場当初からバックボーンは練られていたのだと思われる(少年サンデーコミックス版の中扉は、公式ファンブック「金色のガッシュ!! 20周年ありがとうなのだ! ブック」に全て収録されているため、現在でも確認可能)。
原作終盤のクリア編では、縁あってキャンチョメがパピプリオと友人になったため、自身もキャンチョメやフォルゴレに心を開きかけるが、間もなくゴームに襲撃される。
間一髪のところでキャンチョメに助けられたが、交戦中に迷走した彼の豹変ぶりに思わず怯えてしまう。
最終的にはフォルゴレの説得によりキャンチョメが本来の優しさを取り戻したものの、直後にクリアのシン・クリア・セウノウス・ザレフェドーラによってキャンチョメと共に本を燃やされてしまい、涙の別れとなってしまった。
最終話ではパピプリオからの手紙に感激し、手紙にキスをしているシーンが描かれている。
余談
公式によると、キャラのモデルは『天使にラブ・ソングを…』に主演として出ている時のウーピー・ゴールドバーグとの事。
関連タグ
アポロ・ジェネシス……公式情報として国籍が同じ本の持ち主。