Ladies first
英語ではLadies firstと複数形になるので、細かく言えば和製英語である。
バスや電車やエレベーターなどの乗り降りや、レストランなどで椅子に座る時などに、女性を優先する欧米(文化圏)のマナーや習慣を指す。
日本ではこの文化が根付いていないということで、この文化が浸透している西洋圏や英語圏からの旅行者などから「紳士的でない」と批判を受けることもあるが、日本国内では「文化が違う」で済む話である。
問題は海外を訪問する場合であり、例えば木村拓哉と三池崇史は、カンヌ映画祭のレッドカーペットで「杉咲花をエスコートせず先に階段を上がってしまった」ことで批判を受けるハメに陥ってしまった。
海外旅行に行く際にはその国の文化を理解・尊重し、向こうの人達から後ろ指をさされぬように特に意識して心がけるマナーのひとつである。
ちなみに女性優遇というより母親や年配の女性を優遇するという貴婦人の認識が正しい。海外男性のマザコンが多いのはそのためである。
また娼婦などの身分の低い女性に適用されず、サノバビッチなどの罵倒語が生まれるのはそのためである。
批判
レディーファーストは昨今の男女平等の観点から見ると「女性は弱い存在」とみなす行為として批判する意見もある。
起源
起源とはされるのは、12世紀頃の「弱き助け、強気を助ける」騎士道の文化と聖母崇拝である。
「レディーファーストは毒見や弾除け」という説がネット上で流れているが、今のところソースは出ていない。