CV:喜多村英梨
概要
『テイルズオブファンタジア クロスエディション』、『テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX』で追加されたキャラクター。
通称「ロディ」。
『ファンタジア』キャラではトップクラスの巨乳の持ち主。
ダオスを追う双剣士で年齢は19歳。剣も魔法も得意なエルフの血を引く女性。
『なりきりダンジョンX』では、ディオとメルに出会い、彼らの旅に同行してくれる。旅の途中で、彼女が首にぶら下げている指輪のネックレス「デリスエリュシオン」の力で過去に飛ばされてしまうため、再合流は終盤となる。
『テイルズオブファンタジア クロスエディション』では、「デリスエリュシオン」の力で過去に飛ばされたロンドリーネが登場し、仲間に加わるというストーリーが追加されている。クレス・アルベインら時空の勇者達とは行く先々の時代で出会うことになるが、未来から時空転移してきた関係で、ロンドリーネにとって初顔合わせがクレス達にとっては2度目の出会いであったり(未来編)、クレス達にとっては初めての出会いがロンドリーネにとっては2度目になっていたり(過去編)とややこしいことになっている。
精霊の森周辺に暮らす一般人の女性ということになってるが、ダオスと同じく時空転送を繰り返して、あらゆる時代に現れることができる人物である。過去編(クラース達の時代)からさらに100年前が彼女の本当の故郷にあたる。
戦闘能力
長剣と短剣の二刀流を用いた剣技を扱う。
長剣は蛇腹剣であり、短剣は「く」の字に曲げることでブーメランのように使える。
『なりきりダンジョンX』では素早い剣技と、下級魔法を使いこなせるバランス型。尖ったところのない安定したステータスが特徴で、自分で操作しても仲間に加えてオートで戦わせてもある程度上手く立ち回ってくれる。
『クロスエディション』では、クレス以外の貴重な前衛役として重宝する。今までいそうでいなかった前衛と魔法を両立する魔法剣士であり、クレスとアーチェの中間ポジションを持つ。
『テイルズオブファンタジア』のパーティキャラクターは、まともに前衛で戦えるキャラクターが少ない。
(クレス以外だと藤林すずが唯一の前衛だが、打たれ弱いうえ、装備できる武器の属性のクセが強く、覚える技も中衛~後衛向きで、前衛としては扱いにくい)
そのため、打たれ強くクセの少ないクレスを操作するのが最適解だった本作において、ようやく追加された待望の前衛キャラだといえる。前衛として十分な攻撃力と防御力を持ち、装備できる武器の属性もクセが無く、技も前衛向き。
唯一の欠点は、パーティの出入りが激しい事だが、最終的にはラスダン攻略前であれば隠しダンジョンを含めどこへでも連れ回せるため、充分な戦力になる。
※ダオスに面会させようとすると未来に帰ってしまうため、彼女を連れまわしたければ、ラスダン侵攻の前に引き返しを推奨。モーリア坑道の下層などを攻略するうえで、彼女がいると居ないとでは難易度が全然違う。
ココから先はネタバレ注意!
暗殺者に育てられた孤児
彼女が使う剣術や体術はもともと暗殺術であり、世界のバランスを司る影の一族「エクリプス」(別名:蝕)が使う暗殺用の武術である。孤児だったロンドリーネを拾って育てた養父「ヴィクトル」はエクリプスの1人であった。また、ロンドリーネのミドルネームのEはエクリプスを意味する。
ヴィクトルは元々ミッドガルズの騎士の出であったが、とある事情でミッドガルズを追われる身となり、精霊の森へ隠遁し、孤児だったロディを引取って養っていた。
ヴィクトルが所持していた特殊な双剣「ドラグノフ」もエクリプスのために名工ギースが打った一品物である。
指輪について
彼女が首にぶら下げている指輪のネックレスは「デリスエリュシオン」というオーパーツであり、蓄積したマナを一気に消費する事で時間転移が出来る特殊なアクセサリーである。
この指輪を託したのは、魔王と呼ばれる前のダオスその人。
精霊の森を訪れていたダオスを、幼い頃のロンドリーネが悪者と勘違いして襲いかかったことが馴れ初めである。それからしばしば合うようになったが、突如デリスエリュシオンを託して来なくなったという。
未来で魔王となり、人間と戦争を起こしたダオスの本心を知るために、時空を飛び回りながら彼に近づく機会をうかがっていた。
実はエルフの末裔
精霊の森近辺出身の一般的な女性ということになっており、魔術が使えるなど不可解な点が多く本作でもはっきりとした結論が得られない彼女であるが、公式からは「エルフの末裔」であるという公式発表がなされた。
人間に近い見た目をしているが、エルフの集落には入れるため少なくともハーフエルフではなく、生粋のエルフの子孫であると思われる。
エルフは、肌が白く耳が尖っているため彼女とは身体的特徴が一致しないが、本作中に「エルフ界では100年に一人、魔力を持たない『レネレス』と呼ばれる忌み子が生まれ、すぐに集落を追い出される」という話題があり、それが彼女であると仮定すれば、幼少期に孤児として人間同様の暮らしをしていたことに説明がつく。
「エルフの血を少し引いている事からある程度の魔術を使える」と説明があることから、幼少期は全く魔力がなかったが、後天的に魔法が使えるようになった。又は、同様の世界線作品であるシンフォニアのクラトスやゼロスのようにアイオニトス(デリス・カーラーンで産出される鉱石)を粉末にして飲む手法により魔術を会得したと考えられる。
そもそもエルフはダオスが地球にやってくるよりも大昔に地球に入植したデリス・カーラーン人である。外見的特徴(耳が長いなど)に違いはあるが、エルフとデリス・カーラーン人は同様の魔法を使うことができることからも、本質的には同じ人種と言える。
外伝作品出演
3章「結晶の大地と導きの光」の序盤、ディオ、メルと共に路銀が尽き空腹に喘いでいる所でルドガーと出会う。
彼女が旅をする理由は人探しだというが・・・
3章終盤、探し人であったダオスと共に世界中に起きている晶化現象を調査している所でスレイ一行、クレスと鉢合わせしてしまう。
過去の因縁から険悪な雰囲気のクレスとダオス双方を説得、晶化現象を止めるという目的は一致していたため二人は一時的に共闘して襲い来る巨大モンスター群を撃退した。
2018年5月中旬のヴァルキリーアナトミアとのコラボイベントで登場・加入。
本作で初めての3D化及び3Dの戦闘となる。
なお、本作ではクレス達やダオスの側はティル・ナ・ノーグでの出会いが初めての彼女との出会いとなる(ロンドリーネのいる次元とは異なるパラレルワールドの出身)。
本作で、影祓い、黒鷹旋(影祓いの技変化)、ハイサルテンション(飛燕斬空脚の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「飛天・連波女返し」「サウザンドリッパー」「裏桜花炸光」「テンプテーションナイト」「リボルブディフュージョン」。
「リボルブディフュージョン」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
余談
「時空を渡り歩く」という設定から、渡り鳥である燕をモチーフとしている。名前も燕を意味する「rondine」(イタリア語)+「golondrina」(スペイン語※)が由来。使う技の多くが名前に「燕」を含むのもロディ自身が燕モチーフだからである。
※公式コンプリートガイドでは「フランス語」となっている。
『テイルズオブエクシリア2』でもヴィクトルという、ロディの養父と同名キャラクターがいる。ロディの養父の方が名前の由来となったという話もなく、関連性は不明。
また、設定上にファンタジアのものと合わない設定が多くみられることからファンからは「出る作品を間違えてしまったキャラ」と言われることも多い。ロディ個人の人気は低くないのだが……。