概要
ユーザー登録型の情報交換サイトでコミュニティを兼ねる。正式名称は「ワザップ!」または「Wazap!」。
ネット黎明期から続く老舗サイトでもある。
プロアクションリプレイやゲームジニーで使用する改造コードを調べるために使われることが多い。だが、dpptの改造コード記事はワザップユーザーの通報により多くの記事が消えていたため、運営はこの使い方をあまり良く思っていなかった可能性がある。
公式YouTubeも存在する。
問題点
デマ情報の蔓延
攻略記事の中にはワザップジョルノに代表されるような悪質なデマ情報も含まれるため注意が必要。
また、これを元ネタとしてVtuber界隈などでは「ワザップ = 嘘情報」と言った用法でネット上で名前を使われるようになっているが、ワザップ自体は上記の通り『情報交換サイト』であり、嘘情報のサイトではないということは留意すべきである。
だが、サイト自体の人口が少ない上に運営が嘘情報を削除しない、その上企業系サイトの発展により多くのゲームの情報を取り扱えるという独自性も消失したりで、しょうがないという意見もある。
運営もこれを理解しているのか、運営自らが記事を書いていたり、ガセ記事をブロックする機能を追加するなど対策は講じている。
YouTube上では、スーパーマリオUSAのラスボスを大手攻略サイトと呼んでいるところから、それらを嘆いたりする様子も見られる。
攻略記事を書く意義のなさ
そもそもの話何の収益も出ない攻略記事を他でも出回っている情報であろうにも拘らず自分の貴重な時間を使ってまでわざわざワザップで書き上げる必要があるのか、という根本的な問題があり、そのためか記事を書くのは大抵がいたずら目的や趣味の小中学生である。故にデマ情報や企業系攻略サイトに質で劣っている情報が出回るのはワザップが情報交換サイトであるという根本的なシステムから来ていると思われる。事実、ワザップの全盛期である2008年~2009年は競合である企業系の攻略サイトが台頭しておらず、約13000項目ほどの記事が書かれていたが、近年は殆ど賑わっていない。
攻略記事以外の問題
要望を聞き入れるためのフォーラムがあるのにユーザーの声に対して何も反応しない、致命的なバグの多さに対して対応が遅すぎるなど、運営の対応通報を大量に行えば正当な理由なしでも簡単に投稿が削除できてしまう、ユーザーの年齢層に見合わない卑猥な広告が多いなど。
特に2つ目の問題点が最たるもので、最近ではこれを悪用する、所謂自治厨のようなネット荒らしがワザップに常駐しており、違反行為を犯していないユーザーのコメントが削除される事態が多くなった。そして、そのような事件は大抵は黙認されている。その結果として、通報の判断基準が質より数であることが浮き彫りとなり、運営に対する不満の声が多く挙げられている。
ワザップ内ではこの問題点の悪用を「軍事攻撃」と呼称し正当化しようとするユーザーも多数いる。
そして遂に、この仕様を利用してwikiページの一斉削除を行う荒らしが現れた。ワザップのwikiにおいて現在バックアップ機能は存在せず、この仕様を悪用していたユーザーは見事なしっぺがえしを食らうこととなった。
荒らしの中では、自治厨を釣るため過去の荒らしユーザー(もしくは自治厨により追い出されたユーザー)を称賛することがトレンドとなっているようだ。
2つ目の問題点がユーザー間に広まった最近では、荒らしの出没などでユーザー同士疑心暗鬼になり、先入観による荒らしの決めつけ行為、暴言、煽り行為が増加してしまったりと、サイト全体の民度が落ちていると感じざるを得ない状況となっている。自分の非を認めない、運営に不満が多い、民度もシステムも悪い、そんなサイト誰が使うのだろうか、そう思われてしまったワザップは、サイト内外でオワザップというレッテルを貼られている始末である。
用語
重要なものを一部抜粋する。
非会員/会員 | ユーザーを分類する語。ログインしていないユーザーは非会員と呼称し、ログインしているユーザーを会員と呼称する。 |
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報告権 | 不適切な投稿を通報することができる権利。不適切な行為を繰り返し行うと剥奪される。 |
既出 | 主に既に存在する攻略記事に対し指摘する意味合いで使われる。 |
ポイント稼ぎ | ワザップ内である程度の活動をすれば溜まるワザップ!ポイントを無駄な投稿によって稼ぐ荒らし行為。機能開放やワザップ!ランキングにて上位になるために行われるがユーザー間では忌避される行為である。 |