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ワンオペ解雇の登場人物一覧

わんおぺかいこのとうじょうじんぶついちらん

『え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?』の登場人物一覧。
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主要人物編集

  • 佐藤愛(さとう あい)

この物語の主人公。平成生まれの理系で28歳(尚、年齢を指摘されると機嫌を悪くする)。

ショートヘアーをしており、外見については後述のある趣味を無視すればごく普通である。

オタク趣味と仕事の両立を目指してRaWi株式会社に就職したが、その実態は技術を軽視するSEにとってはブラックな環境だった。

研究室で寝泊まりした学生時代を経験したとはいえ深夜残業や会社の宿泊で心を、バランス栄養食エナジードリンクで命をすり減らす現状を変えるべく自作のコスプレ衣装を纏い、同僚と推しの力を借りながら5年かけて社内システムの自動化をワンオペで成し遂げた。しかし、イメクラ並のコスプレ衣装での業務を新社長に見られた事であっけなく解雇されてしまった(当人もそれでリストアップされても仕方ないと認めながらも納得はいかず、後に連れ戻す電話がかかった時は拒否した)。

途方に暮れた彼女であったが、偶然にも幼馴染の健太と再会。彼が新規に立ち上げるベンチャー企業「真のプログラマ塾」に講師として招かれる。

上記の通り思春期はスマホでアニメや漫画、夢小説を見ながら育っていたオタク。ニチアサ好きだが深夜枠もイケるクチ。さらにそっちの素養はもちろん罵倒の語彙を見るにあっちの知識も十分な模様。幼少期こそ特撮の悪役がやられる事に疑問に思っていたものの、現在ではヒーロー側を応援している。

また、コスプレ衣装で業務、講師をしている事から、社員はおろか客からも頭を抱えている(実際、後任のSEの会話からもイメクラ並の格好も含めて問題視されていた)。そのコスプレもあくまでも自らの心を守る事を目的としていたのか、肝と言える衣装となりきりのクオリティは低く、原作に深い知識を持つ者からは酷評されている。

そんなこんなで社会的に非常識な部分が見受けられるが、仲間思いで優しい部分もあり、RaWi株式会社に勤務していた頃はその人柄で周囲から慕われていた。男女問わず距離が近く、他人のパーソナルスペースに入り込む事もあるが、裏を返せばきちんと相手を見ている証であり、自らのアドバイスで悩みを抱えた受講生を少しだけ好転させる事もある。

SEとしては一流でありそのソースコードは後述の健太に「芸術品」とよばれるもの。彼に雇われたのも縁故ではなく純粋に実力での採用である。数多のデスマーチを経験したこともあってか、瞬時に集中する術を得ていた。

 

  • 鈴木健太(すずき けんた)

合同会社KTRの社長。

佐藤愛の幼馴染であり、幼少期とは一緒に遊んでいたものの、中学になってからは徐々に疎遠となり、高校の頃には会わなくなった。

両親が凄腕のエンジニアであるものの、自らはどんな状況下でも勉強も運動も一番になれなかった事から心の底で諦念を抱いたが、佐藤愛の存在が「理想の世界」がどれだけ遠かろうと歩みを止めない様にしていた。社会人では尊敬した優秀エンジニアが過労死した事で、優れた能力と夢を実現する志を持った人間が報われない最期を迎える事に反発し、二度と悲劇を繰り返さない様にとベンチャー企業「真のプログラマ塾」を設立してた。そんな折に無職になってしまった佐藤と再会、オルビラシステムを作り出した彼女への仕打ちに悔しさを覚え、佐藤の「輝ける場所」を作ると約束してヘッドハンティングした(尚、佐藤に雇用契約書を婚姻届けと間違えて出すというミスをしでかした)。

相手の心に寄り添う事を最も大事にしており、佐藤がコスプレ姿で勤務する事を許可していたが、一方で常識的な部分を持ち合わせている(若しくは囚われている)が故に頭を抱える事もある。クレームを防ぐために受講生のプライバシーにはなるべく踏み込まないようにしており、度々プライベートに介入する佐藤を咎めている。とはいえ、結果的に好転させた事もあってかとやかく言わない方針となっている。

当初は未経験な人間を指導したが、そこで「どこまでも他人頼りな無気力人間」を目の当たりにしたのか、自分から始められない人間を一時的に助けても、結局その人の為にはならないとして、いかなる理由があってもプログラミングの未経験者に対しては受講させないようにしていた。とは言え、夢を叶えるならば別の道を探すようにとアドバイスをし、努力をするのならば最後まで面倒を見ておくなど、相手の事を考えて心を鬼にするタイプと言える。


  • 音坂翼(おとさか つばさ)

合同会社KTRの社員。

健太とは大学時代の同期。

容姿がイケメンであり、性格もおっとりとしている事から初対面である佐藤をときめかせた。

肉類に目がなく、新人の歓迎会の時でもいの一番に「お肉」と答えた程。


  • 遼(りょう)

健太の同僚。合同会社KTRの営業マン。

金髪碧眼でアニメのような眼の鋭さを持っている。一方で低身長であり、佐藤愛よりも低い。

育ちが悪いせいか口が悪く、言葉遣いもやや乱暴で佐藤愛に対しても「クソ女」とぶつけた。しかし営業マンとしての経験年数が十年も満たないながらもそのスキルは優秀で、事前に相手を調査し、尚且つ自然に話題を誘導しつつ相手の心を掴む事を得意としている。また、根はいい人でもある為か、何だかんだでアドバイスになるようなものも。

生まれ故郷であるリオでは、隙を見せれば命取りとなる「危険と隣り合わせ」で営業をしており、生きるために情報やブツを手に権力者に媚びていた。健太に拾われたらしく、今着ている高級スーツも彼からプレゼントされたもの。また、スーツの質に拘っているのは、相手側に自分の会社が安月給しか出せない所と見なされないようにする為。

上記の通り、健太と出会ったおかげで「人間になれた」との事であり、彼に対しては尊敬しているが、反対に佐藤愛に対しては(彼女がミスをしでかす事もあってか)当初は煙たがっていた。しかし、エンジニアとしての専門知識が理解できなかった事が要因であり、実際にある営業で取引相手からこの事を質問されて答えられずに窮地に陥った所を、佐藤愛の説明により事なきを得た。これにより、彼女を「パソコンを使える奴」と認識を改めた


その他編集

  • 小田原茂(おだわら しげる)

妻子持ちのサラリーマン。32歳。

正社員兼プログラムを書かないSEとして多彩な業務に従事しているが、人員不足の会社で様々な仕事を押し付けられて忙殺されている。会社の方針が変わった事で外注のシステムを自社製に変える事となったものの、それに必要なプログラムの運用と改修に悪戦苦闘した。納期やタスクの整理に追われ、残業による疲労で家は寝てばかりで過ごし、加えて、言葉を飲み込みがち等の様々な要因により娘の歩夢からも嫌われ気味で、妻の恵美からも羽虫を見るような目で邪険に扱われていた。

会社でも家庭でも正に「手詰まり」な状況に自らの働く理由にさえも疑ってしまったが、通勤途中の駅で見かけた「真のプログラマ塾」の張り紙を見た事で今の状況を打破するべくプログラミングの無料体験に申し込んだ(漫画版では会社の同僚と会話する時に働く理由を思い浮かべる場面があった)。

ニチアサに出てくる魔法少女のコスプレ姿の佐藤に大いに戸惑いながらも鈴木によるアドバイスを受け、その佐藤からある言葉を耳にして疲れを理由に今まで疎かにしてしまった家族と向き合う事を決心。

歩夢とはニチアサのアニメを視聴する事で、恵美には感謝の言葉をかける事で家庭での状況は好転することができた。これにより、会社での状況を好転を目指すべく定期受講を行う事を決心した(尚、佐藤のコスプレ姿は痛烈に批判したが)。

 

  • 本間百合(ほんま ゆり)

ゲーム会社で働いている女社員。

情報系の学部を卒業後、プログラマ志望で入社したのだが「いつ休むかわからない女には厳しい」という理不尽な理由でプランナーに配属されてしまった。

当初は転職を考えたものの経歴に傷が付く事を恐れて一年は我慢したのだが、課長の原による常習的な嫌がらせ、自身が訴えても封殺される社内政治、仕事を押し付ける癖に原に媚びるだけの男性社員、と社内では孤立していた。

当然ながら終電を逃がすほどの残業に陥っており、肝心の転職活動も芳しくなかった。そんな日々を送ったせいで自信を失いつつあったが、「真のプログラマ塾」の張り紙を見た事でそれに賭けようとプログラミングの無料体験に申し込んだ。

その後は退職をし、一か月後に(ヒフマイのコスプレをしていた)佐藤に紹介されたゲーム会社で働いている(なお、退職自体は原に突っぱねられたが、退職代行サービスのおかげで事なきを得た)。渡辺や松崎といった社員たちと切磋琢磨をしながら職務をこなす中、自分を連れ戻そうと電話をかけた原に(ある意味ではあるが)復讐を果たした。

負けず嫌いで、良くも悪くも態度を示す人物。その為、唾棄する人間に対しては侮蔑しており、反対に尊敬できるような人に対しては不器用ながらも感謝している。しかし「真のプログラマ塾」に訪れるまでは好意を示す言葉を口にしたことがなかった。

加えて、会社では誰も自分を助けてもらえなかったことから男性不振に陥っており、鈴木ではなく佐藤を指名したのもそれが理由。また、金銭面に余裕がないにも拘らず、大卒である事やプライドの高さが足を引っ張ってアルバイトをしようとしなかった。しかし佐藤のアドバイスによりそれらを払拭する努力をした。新しい職場であるゲーム会社の職員達からは「ツンデレさん」と弄られながらも、そういった環境を悪く思っておらず、同じく就職した松崎が自分と重なっていた事から、彼とも交流を重ねた。

佐藤と同じくオタクであるが、こちらは原作に深い造詣と経緯があって成り立つタイプであり、佐藤のコスプレ衣装を見るや「解釈違い」「過激なファンが見たら拳が出ても不思議ではない」と酷評していた(無論、コスプレで働く姿も「論外」と断じていたが)。


  • 新勉(あらた つとむ)

RaWi株式会社の新社長。60歳。尚、年齢とフルネームは漫画版で判明しており、書籍版では単に新社長と表記されている。

外見も異なっており漫画版では髭を生やしたふくよかな男性として描かれているのに対し、書籍版ではややスマートな体系となっている。

海外を中心に多くの実績を持っており(漫画版では何度も会社を建て直したようだ)、投資事業失敗による業績悪化の責任を取る形で辞職した前社長に代わって就任。

組織の再編成としてコスト削減を執り行っていくつかの部署を不要とし、それにより余った人員を「希望退職」という体で解雇を行っていた。

これは、プライドだけが肥大化した従業員が不要なコストを生み出すと考えており、切り捨てた従業員に逆恨みされながらも会社を発展させるという目的があった。

しかしSEに対しては致命的に無知であり、それ故に多忙に追われるSEの事情を考慮するどころか要望をロクに聞かない、目に付けた能力持ちのSEに対してもプライドを踏みにじるような勧誘をする等、全体的にSEを軽視している言動と態度が目立つ

とりわけ、コスプレ姿で勤務していた佐藤愛を嘲り、更には彼女がオルラビシステムを開発、管理しているにもかかわらず「一人で出来るならば誰でも出来る」という理由で後任を育てさせる事なく解雇させた。これは佐藤愛の苦悩と決意を見抜けなかった上に、「SEとしても抜きんでた佐藤愛だからこそ一人で管理できた」のを「SEならば一人で管理出来る」とはき違えている証左とも言える。

その結果、佐藤愛の同僚と後任のエンジニアの離職による会社の大打撃を与える事になるが、佐藤愛に対して筋違いの憎悪を募らせていく。そして一億円を投じてまで大規模イベントに参加した合同会社KTRの顧客を奪う形で佐藤愛への復讐を目論む。


  • 緑川久美子

RaWi株式会社の新社長の秘書。書籍版では容姿や性別、名前等の情報が書かれていなかったが(そのため男性秘書だと思っていた読者もいる)、漫画版では黒縁眼鏡をかけたロングヘアの女性秘書

新社長による再編成により解雇させた佐藤愛を「コスプレ女」と嫌味をぶつけている。

しかし佐藤愛解雇後の会社の混乱に焦りを隠せなくなっていき、更には自分の知らぬ所で新社長が佐藤愛への逆恨みを抱いてしまう。


  • 西城秀俊(さいじょう ひでとし)

RaWi株式会社の営業マン。

長年営業マンとして最前線で活躍しているのか、営業スキルは遼を遥かに上回っている。因みにRaWi株式会社はそれに近しいスキルを持っている社員たちが百人規模もいるが、西城はその中で最も優れている。

一方である程度の良心を持っており、RaWi株式会社の新社長による佐藤愛への(逆恨み同然な)報復に加担した事に罪悪感を抱いていた。にも拘らず、加担してしまったのは自らも雇われている立場に加え、異議を唱えた所で状況が変わらないどころか、下手すれば処罰を食らうのが目に見えた為であった。


  • 松崎剛(まつざき つよし)

RaWi株式会社の部長→ゲーム会社の社員。困り眉が特徴な柔和な人相をした年配の男性。

佐藤の働きぶりを評価しており、(恰好自体が原因で)彼女を解雇した新社長に異議を唱えるも「一人で回る仕事など本当に必要なのか」と一蹴されてしまった。これにどうする事も出来なかったのか転職を決意、有休消化をする形でRaWi株式会社を後にした。

その後は若者たちの礎になろうと平均年齢が若い社員が占めているゲーム会社に就職。技術力こそ高かったものの、社員たちと話題が合わなかった事からなかなか打ち解けられずしまいだった。しかし、佐藤の紹介で入社した本間に助けられることとなった。後に本間の経由で佐藤愛が窮地に陥った事を知ると、今度こそ彼女を助けようとイベント参加を決めた。


  • 恵美(えみ)

小田原茂の妻。娘に歩夢と侑がいる。

茂に彼女の笑顔に惚れた事で結婚をしたが、その茂が(仕事が多忙という事情を考慮すれども)殆ど家で寝て過ごす姿に失望したのか羽虫で見る事が多くなった。

しかし茂が家族の為に少しずつ向き合う事で徐々に見方が変化し、彼から感謝の言葉をかけられた事で、かつてのように笑顔を見せて仲直りした。


  • 歩夢(あゆむ)

茂と恵美の娘。

父の茂には反抗的な態度を取っているが、挨拶をかける程度には嫌っていない。

これは好きなニチアサのアニメ「マジカルプリティ」を茂と一緒に見る(=日曜の朝を一緒に過ごす時間が欲しい)ことが関係しており、こと漫画版ではより強調されている。

 

  • 千里

RaWi株式会社のSE(前職は派遣社員である為、中途で採用されていた)。名前は漫画版で判明しており、Web版や書籍版では単に「後輩社員」と明記されている。

佐藤が解雇された後に数人のSEと共に配置されたが、オルラビシステムの管理に悪戦苦闘しており、新社長に人員の増員と佐藤愛の復職を頼み込んだが聞き入れられなかった。埒が明かない状況と新社長の対応に不満を爆発させ、先輩社員と共に転職をした。

尚、社内コスプレした佐藤を問題視していたが、同時に能力と人柄を評価していた。


  • 原(はら)

ゲーム会社の課長。

相手を馬鹿にするような悪意がにじみ出ており、社員に対して数々のハラスメント行為を繰り返していた。とりわけ本間に対して常習的にパワハラを行っていた事から、本間からは「クソ課長」「最初から最悪のクズ野郎」とかなり恨まれていた。しかも自らの所属する組織は、自分よりも上の立場に目が届かないように社内政治を行い、社員が退職しようならこれを突っぱねていた。それを課の残業時間も少なく、離職率も低かったと部長に嘘の報告をしていた。

だが本間の退職を阻止できなかった事でこれまでの悪事が部長に露見してしまい、自らにすり寄った部下共々とある島に左遷させられてしまった(尚、直前には退職した本間を問題児のように述べていたが、既に部長には筒抜けであった)。

それを恐れた原は本間を連れ戻そうと電話し、同情を誘うために態度を翻して自らが受ける処分を話したが、本間に拒否されてしまい失敗に終わった。

ちなみに妻と中学生になる娘がいるらしいが、上記の処分を考えれば(自業自得とはいえ)離れ離れになるのは避けられなかった。


  • 部長

ゲーム会社の部長で、上記の原の上司。スキンヘッドの風貌をしている。

原とは長い付き合いであり、それなりに実績を上げていた彼に対して信頼していたが、悪事を働いた事を知るや原をどこかの島に出向させる事を告げた。

ちなみに自らもこの件で降格処分を受けたが、恐らく監督不行き届きに加えて島流しにされる原の後釜に入る為である。

 

  • 渡辺(わたなべ)

本間が新たに就職したゲーム会社の社員。

漫画版ではふくよかな体格をした男性と容姿が明かされており、本間の仕事ぶりを高く評価していた(これは他の社員もそうであるが)。


  • 神崎央橙(かんざき えいと)

世界を股にかけるAIエンジニア。32歳。

異例の若さですでに一つのスタートアップを上場させ、その事業を売却して海外に挑戦しているのだが、起業家としても活動する理由も「満足できる会社がないから」と公言している(普通なら批判の的になるが、前述の実績により逆に称賛されている)。加えてインフルエンサーでもあり、SNSにおいても技術者を始めとするフォロワーが百万人を突破しており、彼がイベントに参加するとSNSで発信するだけで破竹の勢いでバズる等、その影響力は多大なものとなっている。以上の事からかなりの多忙であり、仕事業務内でなくとも常にメールのチェックをしている。

性格はお調子者で「バカと天才は紙一重」という言葉を表すかのように頭のねじがいくつか外れたタイプであった。とはいえ、社会人でもあるのか他の会社の社長に対してはとても丁寧な口調で会話している。また、好奇心旺盛、新しい技術を見ると夢中になる面もある為、ある事情で日本に帰国した際はオルラビシステムに対して興味を示した(因みに実物を見た際は高評価を下した)。

仕事のスタンスは「面白さ」と「儲かり」であるが、一方で自身のプライドを踏みにじった者に対しては即座に事業提携を拒否している。

佐藤愛解雇後の会社の混乱を収集させるスキルを持つ人物としてRaWi株式会社の新社長に目を付けられ、オルラビシステムを一か月の間だけ管理者にならないかと打診されるが、ごくわずかな会話の中から新社長の「誰でもいいから能力が高そうな技術者を捕まえたい(原文ママ)」という技術者をとことん軽視している性根を見抜き、報酬さえ聞かずにその話を蹴る。後にフォロワーからオルラビシステムの開発者が佐藤愛である事を把握し、尚且つ新社長に苦しめられた元社員の投稿に目を付けて発信した。

…実のところ、彼のプライドを傷つけずに事業提携に持ち込めていれば佐藤愛解雇後の会社の混乱を収集させられた可能性は高い。

故に、新社長が佐藤愛に憎悪を募らせるのは完全に逆恨みである。


  • 333🍙おむすびゃ~

神崎央橙のフォロワー。

漫画版で登場しており、容姿も癖毛が特徴な中背中肉の男性として描かれている。本名は不明。

オルラビシステムの事で質問している神崎に有益な情報を提供し、彼からいいねと引用をされた時はかなり興奮していた。

本業は恐らくSEであり、オルラビシステムを「全エンジニアの夢」と感慨深く語っていた。

因みに24時間耐久配信を行う等、動画投稿者としても活動していると思われる(この時は疲労困憊なのか朝遅くまで寝ていた)。


  • 柳敦(やなぎ あつし)

オン転職のエージェント。

転職を希望している洙田裕也の「夢」を叶える為、鈴木が経営している真のプログラマ塾に可能性を感じ、そこに赴いた。

母親が元気な内にハワイ旅行を連れていこうとする裕也に対して個人的に入れ込んでいる。一方で、彼が派遣社員で無資格である事からこのままではどうにもならない現実も理解している。だからこそ、そんな彼が前向きになった事には人一倍喜んでいた。

漫画版では学生時代に応援団を務めていた事を仄めかされており、頑張る人を応援する事に喜びを感じていた。オン転職に就職したのもその為だが、相手がそれとは程遠い者が少なく、自分の理想とオン転職の現状との板挟みに悩んでいた。


  • 洙田裕也(なめだ ゆうや)

埼玉県在住の派遣社員。30歳。

母子家庭で育ち、今でもアパートで母親と同居している。

四年制の大学を卒業はしたものの、大学卒業に必要な金額を捻出するために母が十年以上もかけて用意してくれた貯金と奨学金、更にはアルバイト代をつぎ込んでいた(その為か、複数のバイトを掛け持ちしながら眠気に耐えて講義を受けていた)。しかも資格を持ってなかったのが災いして「最低賃金よりも下回る派遣社員」という立場に立たされていた。当然、固定費を差し引けば生活が成り立たなくなるので、不足分は母親のパート代で補っている現状であった。

女手一つで育ててくれた母親の夢であるハワイ旅行を叶える為に、IT職に転職して真のプログラマ塾に申し込んだ。しかしプログラミング入門書も内容を理解できずに挫折、パソコンはおろかプログラミングについて相談できる人間もいなかったせいでプログラミングを全く習得しておらず、IT職を希望する動機も「母親との会話が切っ掛け」だと言い出せなかった事から鈴木からNGを食らってしまった。

それを聞いた当人は現実を知ってその場から去ろうとしたが、それを見かねた佐藤愛から自分の出来る範囲でプログラミングの基礎を教わり、パソコンも昔通った大学で利用するようにとアドバイスを受けた。

学生時代での挫折を幾度も経験したせいか、どこか卑屈で暗めな性格をしていた。漫画版では学生時代では運動や勉強も芳しくなく、大学に一度落ちており、同時に幼少時から大学生にかけて母親を優先する過程が描かれた。上記の態度も「目を合わせない」「全てが空返事」「知識も向上心もない」事から、鈴木に「どこまでも他人頼りの無気力人間」と見做されてしまった。しかし佐藤愛の根性論と「自分から始めようとしたが、何をすればよいのかをわからない」という大きな問題を抱えていた事を指摘された事で、憑き物が落ちたように多少前向きになった。かつて通った大学に向かって恩師だった前橋秀雄と再会し、改めて夢を叶える為に独学でプログラミングの勉強を行った。


  • 裕也の母

上記の裕也の母親。

アロハシャツを着ているが、これは昔からの夢である「ハワイ旅行に行きたい」というものがある。

女手一つで裕也を育てる為にパートで稼いでいたが、幼少期から上手くいかなかった裕也の事を励ましていた。

一方でそれ故に裕也が遠慮がちになってしまった事に負い目を感じており、同時に自分の為にプログラミングを勉強している事に涙を流していた。

漫画版では夫がいたものの交通事故で死別、たった一人で裕也を育てていた経緯が描かれていた。


  • 前橋秀雄

大学生の頃の裕也の恩師。名前は漫画版で判明しており、Web版や書籍版では単に「恩師」と明記されている。

昔から頑張る人を応援する性分で、大学を受講しながらアルバイトをしている裕也を気に掛けており、卒業から8年経った今でも彼の事を覚えていた。

プログラミングを学ぶために久々に大学に訪れた裕也と再会、即答でパソコンを貸してくれた。


関連項目編集

え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?

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