ヴィレンドルフのヴィーナス
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ゔぃれんどるふのゔぃーなす
ヴィレンドルフのヴィーナスとは旧石器時代の像である。
名前の「ヴィーナス」は一種のあだ名であり、ローマ神話の女神を象ったというわけではない。
現代においては「ヴィーナス」は理想の美女像に向けられる呼称であるが、ヴィレンドルフのヴィーナスは当時の社会における「ヴィーナス」を造型した物だったのではないか?という研究者の着想によるものである。
形状からして物凄い地母神ぽさを醸し出しているが、当時の文字は残されておらず、使用目的は不明である。女神像説のほか、お守り説もある。
ヴィレンドルフはオーストリアにある土地であるが、ここ以外でも、ヨーロッパ各地で似たデザインの像が出土している。
形状の違うものでも、多くの場合、顔や指先などの細部が造型されない抽象的なデザインである点が共通している。
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